ふたりめ その3
染色体の全ての検査結果は、
15週の真ん中ごろに出ました。
結果、異常なし。
でも、「No significant abnormality detected」っていう表現がちょっと気になってます。
じゃあ、Minorならあるのか?!っていう...
そして、16週始まってすぐにGOSHにて心臓の検査。
欧米では、胎児の心臓が、独立した学問としてあるらしく、それ専門のお医者さんも多いそう。
今回、改めてロンドンに住んでてよかったなーと思ったのは、すぐにGOSHに回して貰えたことでした。
GOSH (Great Ormond Street Hospital)は、イギリスの小児医療では最高峰、ヨーロッパでも最大規模らしいです。世界で名だたる... ともよく聞きます。
まぁ、まさかそこに自分がお世話になるとは露ほども思っていませんでしたけど...
今回、こんな事態になって、イギリスのサイトも日本のサイトも読み漁りましたが、
最初のスキャンでNTが厚くて、CVSのために、まず最寄りの大きい病院に回されて... みたいなプロセスの人も多いようで。
そうなると、きっと1日や2日程度でも待ち時間が長くなっていくんだろうなって思いました。
1日2日なんて、普通ならすぐですけど、今回のこの状況で何が一番辛かったかというと、結果待ちの時間や、次の検査までの時間でした。
さて、心臓。
これに関しても、検索魔になりましたが、心臓に小さな穴が空いている状態で生まれるケースは、そこまで珍しくはないように感じました。(←素人感想です)
重大なのは、心臓の奇形など、構造に問題がある場合。
当日のスキャンは、静脈と動脈に色がつく映像で、血流や心音を確認していました。
今回も、時間をかけて(10分ー20分くらい?)、じっくり診た後に、
「構造上の問題はないし、今後検査をしても、構造の問題が出てくることはないだろう」
とのことでした。
ただ、まだ心臓が小さくて、小さな欠陥(穴など)は見つけられないので、22週頃に再検査しましょうとのことでした。
というわけで、次は20週の全身チェックを残すのみとなりました
ネットで調べていると、NTスキャンで引っかかっても、実際、大抵の人は問題がないケースが多かったです。
ただ、自分が渦中にいると、そう楽観視出来ないものですよね。
変なところで普段はないクジ運を発揮してしまいそう、というか。
私は、どんな子でも生む!とは思えなかったし、最初に子宮外妊娠疑惑があったせいもあって、
「やっぱりこの子を抱くことは出来ないのかな?」っていう半分諦めのような気持ちが、常について回りました。
まだ20週の検査待ちですが、
大きなヤマは超えたので、ひとまずここに記録しておこうと思いました。
出生前診断が盛んなイギリスではこんな感じで、NHSでも割と迅速に進みました。
実はCVSも、数時間後にやってもいいと言われましたが、仕事の都合とパニック状態だったので、翌日にしてもらいました。
時系列ですが、
13週3日 NTスキャン
13週4日 CVS
14週3日 最初の結果
15週6日 染色体全部の結果
16週3日 最初の心臓検査
という感じで進みました。
書いてしまえば、なんだか大したこともないように思えますが、
実際には、毎日不安で、涙が止まらない日もあったし、ものすごい量のグーグル検索をしました。
この記録が、NTに引っかかってしまって、動揺している方の参考になれば、と思います。