Serpentine 2016
毎年恒例、今年もサーペンタインへ!(あ、でも去年は行かなかったんだっけな。。。)
今年はデンマークの建築事務所、Bjarke Ingels Group (BIG)のデザインでした。
基本的には、美しい造形美でとても良かったと思います!!
力強くも繊細なパビリオンでした。
グレーがかったボックスが、ロンドンの空ともマッチして、
上に向かって溶け込む様にも見えます。
真横から見れば、こんな風に透けるのもポイントらしく、
ソリッドでありつつ、透過性もあるという、矛盾を持った建築。
ただただ、本当に美しいと思いました。
が。
このボックス、登れないんですよ。
中はカフェになっていますが、
この外観とは違う、木で出来た別のボックスが、座る場所として並んでいます。(モジュールは同じようでしたので、連続性はありました)
このパビリオン、少しでも登ることが出来ればもっと良かったんじゃないかなって、個人的には思います。
美しいだけで、人と距離があるのは、必ずしもいい建築とは言わないのではないかと。
「機能美」というのは、建築にとって、とても重要なポイントです。
特に、もっと大人限定のものならまだしも、
この夏のパビリオンは、夏休みの公園で行われるものなので、子供は当然いっぱい来ますし、
遊具みたいに遊べるようにとは言いませんが、
せめて2、3段でも登れたら、もっと違う存在価値があったかと思うのです。
というわけで、うちの息子としては、こっちのミニパビリオンの方が楽しかったようでした。ちなみに Barkow Leibingerによるデザインです。
隙間に入って、バブルガンを連射(笑)
見物に来ていた人たちも、ふふっと笑っておられましたよ。。。
「The architect must be pleased!(建築家も喜んでいるでしょうね!)」と言われました(^▽^;)
私がその立場なら、確かに微笑ましく感じると思いますが。
家に帰って、キレイなパビリオンだったねと息子にいうと、
キレイじゃなかった!と言われました(^_^;)
遊べなかった恨みは深い?!







