今回の理学療法ジャーナルは
転倒予防指導士の私としてかなり興味深い内容でした
ロコモティブシンドローム、略して「ロコモ」
そんな言葉も最近はかなり浸透してきたよう
に思います。
「ロコモ」とは
「運動器の障害の為に、要介護になっていたり、要介護になる危険度がかなり高い状態」
のことを指します。
一般向けに平たく言うと
「年をとって足腰が弱くなり、放っておくと寝たきりの状態になってしまう」
状態。
いま震災地では、避難所で身動きがとれずにじっとしている、運動量がかなり少なくなっている高齢者の方が多くなっているように思います。
そうなると、身体機能はますます低下してしまい、それと同時に身体の免疫力もだんだんと低下してきてしまう事でしょう。
今こんな人は要注意
・片足立ちで靴下が履けない
・家の中で滑ったり躓いたりする
・階段を上るのに手摺が必要
・横断歩道を青信号で渡りきれない
・15分続けて歩けない
・2㎏くらいのものを持って歩くのが困難
・掃除機や布団の上げ下ろしなどのやや重い家事が困難
これに当てはまりそうな人は周りにいませんか?
そこで、簡単な運動の仕方です。
①机に両手をついて、床から片足を持ち上げる
②スクワット:腰を後ろに引くようにしながら膝を曲げる。
膝がつま先まで前に出ないように気をつける。
③立位が不安定な場合のスクワット:机に手をおき、後ろに椅子をおいて行う。
椅子からの立ち上がり練習でも大丈夫。
これを日常的に取り入れていただきたいなと思います。
そうすれば体の衰えを少しは防げると思います。
ご高齢の方々ばかりでなく
皆さんが健康で元気でいられるように祈っております。