こんばんは

 

日常に新しい視点を投げかける

ミルジェクト(みる+ject) の

神崎明日香です

 

視野が広がって

当たり前の毎日がより楽しく豊かになる

ワークショップや講座を現在計画中です。

 

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今日、とある方からお葉書をいただきました。

 

そこには先日のお礼と共にこんな言葉がありました。

 

「心の豊かさは文化ですね。」

 

この方、父と同じ年ほどで

昨日の娘の着物を準備していただいた

お店の店主の方。

 

 

着物の選び方を始め、茶道の話や器、建築などなど

ありとあらゆ文化に精通している方で

 

 

毎日通ってお聞きしたいほど

楽しい学びのある時間を過ごさせていただきました。

 

 

実をいうと、1週間の帰省中、私は3度もお店を訪れて

色々なお話を聞かせていただきました。

 

そのくらい豊な時間だったのです。

 

 

その中で印象的だったのは

帯紐の選び方について

 

 

 

着物や帯の中にある色を1色選んで

ということではなく、

その季節の自然の中にある色を取り入れればいい。

というものでした。

 

 

 

 

 

今なら菜の花の黄色など。

 

身の回りの自然を見回してみて

自分も自然の一部に溶け込む

 

 

そういうおしゃれの嗜み方を教えていただきました。

 

 

染織家の人間国宝、志村ふくみさんも

著書『ちよう、はたり』の中で染色について

自然から色をいただく

 

 

 

という表現をしています。

 

色は単なる色ではなく

 

色の背後にある植物の生命が映し出されれる

 

ものだと教わった。

 

どうにかしてその色を生かしたい、

 

その主張を聞き届けたい。

 

つまり

 

人間が自然を使うのではなく、

 

自然の中に人間がいる。

 

 

 

この言葉に触れた時、

何と人間中心に生きているのかと

自分自身を恥ずかしくなると同時に

 

 

 

常に自然に抱かれている深い安心感を

感じることができました。

 

 

不安な気持ちになったとき

この考えが私を支えてくれています。

 

 

 

日常の中で視野が狭まってしまったとき

自然の中の自分の存在について

改めて考えてみる。

 

 

 

そこに自分を置いて考えてみることで

何とも言えない温かな感情が

内側から広がって、安心して前に進めるのです。

 

 

 

 

今日は1枚の葉書から

ふとそんなことを思いました。

 

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございました。

 

 

では、また明日^^