こんにちは、キキです。
1月の読書覚書のアウトプットの時間です^^
今月も読んだ本の中から3冊紹介していきますよ~
日常と非日常からみる こころと脳の科学
大学でも発達心理学の次に神経心理学が好きだったこともあり、定期的に脳の本は読みたくなります。。
この本はタイトル通り脳と知覚や思考についての関係を分かりやすく書かれています。
例えば、「自分で体をくすぐってもどうしてくすぐったくないのか」、「スポーツ場面で誤審が起こるわけ」など日常のありふれた「なぜ」に
脳科学や心理学の立場から解説されています。
26のトピックが有り、それぞれ3,4ページで読みやすく、興味のある項目を読むだけで楽しく学べます。
また、コーヒーブレイクとして面白いコラムもあるのも魅力的。
子どものなぜに科学的に応えることも出来ます。
神経心理学を学ぶと心理検査(特に知能・発達、認知検査)の所見のレベルがアップすると思います。
サクッとわかるビジネス教養 地政学
もともと世界史や地理が好きなので面白そうと思い購入。
地政学とは、地理学と政治学を合わせた用語で、国の地理的な条件をもとに、政治的、社会的、軍事的な影響を研究する学問における研究分野を意味します。
例えば、基本的な概念として、ランドパワーとシーパワーという考え方があります
ランドパワーとは大陸国家のことで主にユーラシア大陸にある中国やロシア、フランスなどを指します。
それに対して、シーパワーとは海洋国家のことで日本、イギリス、アメリカなどを指します。
それぞれ文化や風土に特徴がありますが、大きな紛争はランドパワーとシーパワー国家のせめぎあいで発生しています。
近年、複雑になってきた世界情勢。
日々のニュースを見ても遠い世界の出来事と無関心になってしまったり、そもそも背景が分からないから見ない方もいると思います。
それでもグローバル化する社会において、よその国の出来事は他人事ではありません。
チョークポイントと言われる航路で事故や紛争が起これば、資材の高騰などで物価が上がり、私たちの生活に大きな影響を与えます。
地政学の知識をもって歴史書を読んだりいま世界で起こっているニュースを見ることは、視野を広げ今後の世界を構成する私たちを成長させます。
2022年2月24日にロシアがウクライナに攻撃を始めました。
遠く離れた世界の出来事と思いがちですが、ロシアは隣国です。
本書でもありましたが今尚、ロシアとは北方領土問題で揉めており、他人事ではありません。
この本は、手に取りやすいほどにコンパクトですが、世界を幅広くカバーしており、カラーでイラストも多いので読みやすいと思います。
知識を得ることは、フェイクニュースを見破ったり、差別や偏見をなくす事につながります。ぜひとも知識をつけて、世界を見ましょう。
こころのナース夜野さん
友人から面白いと薦められて購入。
心の痛みと向き合う、精神科ナースの物語
精神科における患者さんと看護師などコメディカルとのリアルなやり取りを
優しいタッチの漫画で読むことができます。
1巻では自傷、自殺未遂や幻聴、などがテーマとして挙げられています。
新人ナースの夜野さんは、対応に困惑してしまいますが、先輩訪問看護師によるプロの対応を見て築き学んでいく様は
こちらも感心します。
松本俊彦先生など医師や福祉関係者の方への取材もされているようで学びになる内容です。
精神科の仕事や精神保健に興味がある方にはお勧めかも知れません。
内容が重いと感じる方もいるとは思いますが、絵がそれを感じさせないほどにやさしく、読みやすいと思います。