NY観劇レビュー、二本目はHarry Potter and the Cursed Childです。

子供達はハリー・ポッターが好きなので、事前に唯一家族全員分のチケットを取っておいたものでした。

 

魔法がどのように舞台上で再現されるのか、興味津々だったのですが、正直これはイマイチでした。。。
ハリポタファンには良いと思いますが、まずミュージカルではない時点で私にはアウト。歌って踊らなけりゃ、ブロードウェイじゃない! という、勝手な偏見に基づいてはいますが。
 
確かに、魔法の再現はよくできていたと思いますが(それもあっと驚くというほどでは。。。)、ストレートプレイで3時間半は厳しいです。話も本をよく読んでいないとわかりづらいし、子供達も話の流れについて、途中で何度も質問していました。
 
ただ、劇場はハリポタの世界を良く再現していて、入口に各クラスの旗と一緒に写真を撮れるところがあったりして、ハリポタファンはやはり一度、観ておく価値はあるかと思います。

 

 
これを子供達の最初のブロードウェイ体験にするにはちょっと、、、と思ったので、この後急遽、ライオンキングのチケットを取り直しました。
 

 

 

子供達の春休み中に、NYに旅行してきました。私にとっては12年ぶり、家族は初NYでした。レッドアイフライトで夜に立って、翌朝の到着。今回の目的はもちろん、観劇! 4泊の内に私は5つもショーを見てきました(うち2つは私だけ。。。)

 

忘れないうちに、各ショーのレビューを書いておきたいと思います。

 

なんといっても、ほぼこのために来たと言っても過言ではない、アンソニー・ラップのWithou You。

 

 

RENTのオリジナルキャストのマークを演じた、アンソニー・ラップの一人芝居です。2006年に出版された彼のRENTをめぐる自伝がベースとなっています。NYにダンス留学中の1997年にオリジナルキャストによる舞台を観て衝撃を受けて以来、観劇回数は40回か50回か、もう数え切れなくなっているほどの筋金入りのRENTヘッズの私ですが、お恥ずかしながら今回この舞台を知るまで、この本の存在を知りませんでした。この舞台を観ることになってから慌てて購入して読みました。

 

なぜか、RENTとは不思議な縁があり、私の人生の節々でつながってくるのですが(詳細は別記事でいずれ・・・)、今回もたまたま子供達の春休み中にNY旅行を企画し、ショーをリサーチしているときにこの舞台が期間限定でNYで上演されていることを知りました。やはり、何か引き寄せるものがあるのですね。

 

本の内容は、アンソニーがオフブロードウェイのマークにキャスティングされてから、オンブロードウェイで爆発的な人気を博すまでの道のり、ミュージカルの作者で舞台初日前日に亡くなったジョナサン・ラーソンのこと、自身の母親の死とゲイである自分のセクシャリティにまつわる体験など、よくもここまで・・・と思うほど赤裸々につづっています。

 

オフブロードウェイで上演された舞台は、RENTの歌やオリジナルの歌をちりばめながらアンソニーとバンドメンバーだけで進行する、休憩なしの約90分。RENTファンにはたまらない内容です。ジョナサンや母親が亡くなるシーンでは会場でも多くの人が涙していました。アンソニーはさすがに初演を観た時から25年経っているので、当時のパワーはないものの、安定した歌声を聞かせてくれました。

 

会場となったNew World Stageは350席の小さな会場です。当日の入りは半分くらい。チケットは通常チケットのほかに、記念品や終演後にアンソニーに会える、VIPチケット(399ドル)があり、ここは思い切るでしょう、、ということでこのVIPチケットを購入しました。このチケットには1番目と2番目の列、真ん中のシートが割り当てられるので、アンソニーの顔をじっくり拝むことができました。記念品は以下の通りの内容です。本にはその場でサインをしてくれました。

 

 

VIPシートの購入者にはウェルカムドリンク券とストラップ、記念品が開演前に渡され、終演後、そのまま席に残って待つように言われます。おそらく、この日にVIPチケットを購入したのは私ひとり。。。他にも終演後に残っている人たちが何人かいましたが、アンソニーの関係者のようでした。終演後に着替えて出てきたアンソニーに、20年前に日本でRENTガラをしたときに一緒に撮った写真を見せ、裏にサインをしてもらいました。すると、「Japanese? Arigatou!」と日本語で挨拶してくれました。その後、彼のブロードウェイでの初演を観たことや、別の舞台(If/Then)でシアトルに来た時にも観に行ったことなどを話しました。そして、ひとつ気になっていたこと「毎日、舞台で母親の死について語るのはつらくないのか?」という質問をすると、「これが僕が母とつながる方法だから」と答えてくれました。本を読むと、彼と母親とのつながりはかなり深く、その死の影響は非常に大きかったことがうかがえますが、これが彼の、舞台人らしい気持ちの整理の付け方なんでしょうね。

 

最後にはもちろん、また一緒に記念撮影。写真を見ると、お互いに10年の月日の流れがしっかりと感じられます。。。

 

RENTのオリジナルキャストには、Frozenで大成功を収めたイディナ・メンゼルもいますが、彼女には今、こんな客席と近いショーはできないでしょう。RENTのオリジナルキャストとして、ファンサービスを続けてくれるアンソニーに感謝です。

 

またひとつ、私のRENTアルバムに新たな1ページが追加されました。次の出会いはいつになるでしょう?

先々週から、週二回のフィジカルセラピーに通っています。

 

こちらのクリニックでは私が今まで扱ったことのない施術もしています。そのひとつがこれ。 Game Readyというブランドの、冷却圧迫マシーンです。

 

 

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セッションの後、こちらの機械を10分ほど使います。効果のほどはよくわかりませんが、筋肉を損傷した場合、最初はRICE(Rest, Ice, Compression, Elevation)と言われていますが、この機械はひとつで全てをカバーできる効率的なモダリティと言えます。

 

また、こちらのクリニックではBFR(Blood Flow Restriction)セラピーというのもしていて、前回はこれをやってもらいました。これについては別途書きます。

 

私が患者として通っているクリニックのセッションは1回50分で、独立した受付があり、エイドと呼ばれるモダリティ(温冷、ESTIMなど)や施術後のクリーニングをしてくれる専門の人もいるため、セラピストは患者のケアに集中することができているようです。私のクリニックの施術は一回30分、エイドはおろか、現状は受付もいないため、機器のセットアップからクリーニング、チェックインから予約のブッキングまで、セラピストが対応しないといけません。フルスケジュールになると、患者のケアに集中することが難しくなります。また、先日はひとりの患者が30分以上も遅れてきたため、次の患者とかぶってしまい、まったく違う症例の患者を一度に二人見る状況になってしまいました。クリニックのディレクターのセラピストも、私のマネージャーも良い人で人に不満はないのですが、正直もう少し本来の仕事に集中できる環境で働きたいと思います。

 

落ち着いたら他を当たってみるのもアリかな、と考えています。