前回までのお話

『小さな命』

『小さな命②』

『小さな命③』

『小さな命④』

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

 

幸い、実家でのトライアルは順調。

 

そろそろ、弟ハッちゃんに

“実家で猫を飼ってもいいか”

訊かなければ…。

 

 

 

最終的に

子猫を実家に迎えられるかどうかは

ハッちゃん次第となった。

 

『明日電話で訊いてみる…』

と、少々緊張気味のヨメ。

 

 

 

ところが…

 

 

翌朝、仕事前。

ボクが実家へ寄ったら

なんと、

ハッちゃんが帰って来ていた!

 

慌ててヨメに連絡をする。

 

『ハッちゃん、帰ってるよ』

 

 

 

まだ、話してないのに…(焦)

 

 

急いで電話しなきゃ(汗)

 

 

 

 

ハッちゃん、ありがとう!

 

 

後日、おかあさんから聞いたのだが

前の日おとうさんが、

『家族が増えました』と云うメールと共に

子猫の写真を送ったらしく、

それを読んだハッちゃんは、

夜、子猫に会いに急遽帰って来たのだと云う。

 

 

『あの大きな体で、ちっちゃな猫抱っこして

そのまま手の中で寝かしつけてたんだよ~♪』

 

と、おかあさんはとても嬉しそうだった。

 

 

 

案ずることなどなかった。

ハッちゃんは、家族の誰よりも

ねこ大好きだったのだ。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

そんな訳で…

子猫はヨメの実家で暮らす事になり、

晴れて家族の一員となった。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 

 

【まとめ】

 

今回、ボクらが小さな命に関わってしまった事に

賛否両論あるかと思います。

 

 

雨の中、震える子猫を

『可哀相』と云うだけで手を差し伸べた事は

エゴだったのかもしれないし、

 

もしかしたら…

見て見ぬふりする事も

子猫のためだったのかもしれません。

 

 

結局、

自宅では飼えない状況のボクらは

実家に助けを求めました。

 

 

『責任、責任言ってて、

結局親に丸投げじゃない?』

 

 

そんなご意見もあることでしょう。

 

確かに…そうかもしれません。

 

 

 

だけど、

“今のボクら”が

子猫にしてあげられる最初の責任は、

果たせたような気はします。

 

 

とは言っても、

まだまだ始まったばかり。

 

 

ねこは喋ってくれないけど、

いつかこの子が

『この人たちに拾われて良かった』

と思ってくれたら、いいな

 

と思うのです。

 

 

 

 

長々と書いて参りましたが、

今回の記事を持ちまして

『小さな命』のお話は終わりです。

 

 

たくさんのご心配やお気遣いのメッセ、

本当にありがとうございました。

とても励まされました!

 

 

家族五人で、大切に育てて行きます。

 

 

お付き合いくださいまして

ありがとうございました。