メイク・ストーリー『わたしのカウントダウン』(前編)
(きょうは、メルマガ 最新号を一部抜粋した内容でお届けいたします)
・・・・・・・・・・・・
メイク・ストーリー『わたしのカウントダウン』(前編)
今日は、いつもと趣きを変えて~~
プレシャスグロース、ウェブサイトオープン記念といたしまして、
『メイク・ストーリー』をお届けします♪
こちらはフィクションですが、
メイクを通じて、もっともっと、笑顔の女性を増やしたい!
読むと、自然と元気が出てくるようなストーリーを紡ぎたい!
と思い、稚拙な文章で、はなはだ恥ずかしいのですが(><)
書いてみました。
メイクの可能性を、もっと、高められますように・・
それでは、前編、スタート☆
★・・・・・・・★
★・・・・・・・★
『わたしのカウントダウン』(前編)
/(ゆり:29歳)
忘れられなかった。
彼のことが、好きで好きでたまらなかった。
3年8ヶ月という年月。
毎週末、橋本くんと過ごすのが当たり前だったわたしには、
「別れ」という現実が受け入れられず、
なにもする気が起きないまま、1ヶ月が過ぎようとしていた。
別れた翌日───
学生時代からの親友、真美が執拗にわたしを心配して、
あれやこれやとわたしの興味を他へ移そうと、
躍起になっていた。
「ゆりってばさー。ほら、ねっ、旅行、行こ!」
「無理だよ~、、(涙)(涙)だったら1人で行かせてよ・・」
「だめだめ! 危ないじゃん。1人で遠出は、ゼッタイだめ。」
・・その後も抵抗はしたものの、結局、真美の勢いに負け、
「橋本くんと行った、伊豆と沖縄と北海道以外なら、
いいけど。。」と言ったら、
真美は、すぐに京都へとわたしを連れだしてくれた。
別れた10日後───
「あたしがついてるじゃん! もう泣くな~!
ほら、これからは自分磨き、大切でしょ。このセミナー行こうよ。」
と、今度はなぜか速読セミナーに連れて行かれた。。
興味はなかったが、ふだん自分がいる環境では出会えないような
職種の人たちとの出会いがあり、
それはそれで気晴らしになった。(もちろん、勉強にもなった)
別れた20日後───
なぜかわたしに初のモテ期が訪れたらしく、
(もしくは、わたしが少々荒れていたのを気にかけてか?)
社内で、仕事のことも、プライベートなことも相談をしていた、
‘お兄さん’的存在だった島谷先輩に、告白をされた・・・
「早川さんのこと、俺、放っておけないからさ・・。本気だよ。」
わたしは、島谷さんのことを、頼れる先輩と思っていたから、
イヤな気はしなかったし、むしろ、付き合ったら付き合ったで、
兄妹愛?みたいな、新たな恋愛ができるのだったら、
それもいいのかもしれない、と、正直、少し投げやりな気持ちもあったけれど
(島谷さん、ごめんなさい)、
でももうなんだかさみしくて、心の隙間を埋めたくて、
島谷さんの好意に、甘えてもいいのかな。。と、心の糸がゆるんだら、
一気にまた涙があふれだした。
思えば、橋本くんのときは、わたしから、猛アタックで、付き合い始めたのだった。
結婚だって、考えていたし、橋本くんも、わたしの思いは、とうに知っていた。
だから、島谷さんがわたしのことを必要としてくれるのであれば、
そんな恋愛のほうが、疲れないんじゃないか・・・
ほら、結婚って、一番好きな人とはできない、って言うし、
思われる方が、幸せかも・・・と、思ったのだ。
★・・・・・・・★
★・・・・・・・★
失恋の痛みを、ゆりはどうやって癒していくのか・・・?
来週の後編に、続きます!
・・・・・・・・・・・・