茶碗蒸しが好きで食べたくて、買った百合根。
胃腸の調子を崩し、食べ損なってそのままにしていたところ、
冬から春になる間に芽が伸びていた。
以前から百合根を栽培したく思っていたので、
もしやこの子が育ってくれるのではないかと、これ幸いに、
すっかり暖かくなって自分が動けるようになってからプランターに埋めてみた。
枯れる事なく元気に育ち、夏には蕾を付けた。
百合根が美味しく食べられる種類は、笹百合、山百合、鬼百合など。
笹百合と鬼百合は南の我が家の敷地内に育っている。
笹百合は掘って採取したけど、小さな可愛い根っこだった。
売っていた百合根は20倍以上丸々と太った根っこだった。
なので、それらの種類とは、きっと違うだろうと予想していた。
9月になって、咲いた花は
オレンジに黒い斑点。えええ? 鬼百合にそっくりの花。
グーグルレンズで調べてみると、
鬼百合と出る。えええ?
鬼百合ってどこにでも咲いてる。
ヤブカンゾウやノカンゾウを探す時期にオレンジの花を見て、車を止めると、、なんだ鬼百合か、、。
の連続。
あのどこにでもある鬼百合が、貴重な百合根の百合の正体だった。
百合根が食べられる種類、笹百合、鬼百合‥と言う事はわかっていたけど、まさかの鬼百合の根を私は買ったのか。
家の鬼百合と比べると、葉っぱが細くてヒョロイ。
鬼百合の力強さに欠けているような。
その上、埋めるのが遅かったけど、夏前に咲く鬼百合が9月になって咲く?
という少々の疑問を残しながら、
正真正銘、百合根として買った根っこが付けた鬼百合そっくりの花。
畑をどこかに作って、この球根を増やしたり、
あちこちに育ち放題の鬼百合を移植して育ててみたりして、百合根増産作戦を楽しみたい気持ちが湧いている。