私が、私の片割れと出会ったのは、職場だった。
前の職場をやめて、3、4ヶ月ほどたったころに入った職場。
本当はゆっくりしたかったけど、早く家のローンの返済を、旦那から早めてあげたくて入った会社。
少し焦っていた。今思えば、私の片割れは、その職場からすぐにいなくなってしまったので、焦る必要があったように思う。
初めは短期から入った。
その会社はすぐやめる予定だった。
だけど、店長は、私が探そうとしている職の募集をしているのでやってみないか、と言われ、そこで働くことになった。
職場の案内をされる際、そこですれ違いざまに初めて会った。
とても整った顔をした子だと感じた。
学生さんか、それより少し上くらいと思ったけど、その程度の認識だった。
その職場に入ったあと、その子とよく目が合うことに気がついた。
というより、めちゃくちゃ見られていた。
仕事をしながら、不自然に足を止め手を止め見つめられる。
私のことが好きなのかなと勘違いしそうになる。
私自身、自分に対して向けられる感情はわかるほうなのだけど、この人に関しては本当にまったく読み取れなかった。
この人の、感情のブロックが強いためか、ツインレイという存在だからなのかはわからないけれど。
本当に私のこと気になっているかもと気づいたのは、向こうが他の人と仕事している最中、その手が止まり、こちらをじっと見つめていることに気がついたときだった。
それまでは、若い方だし、元々カッコいい方に対して、苦手意識をもっていたため、目を合わせることができなかった。
でも、この人、私のことが好きかもしれない。このとき、はじめてそう思った。
次の記事はこちら
