日々動きが活発になるミー。


ねんね期からずっと
気になっていた身近なものたち



リモコン類
スマートフォン
ババの眼鏡ケース
綿棒
クリーム類
髪用ブラシ
ママの手帳
タブレット
紙オムツ
おしりふき
新聞



これらは普段手の届かないところに
置いている、、つもりだが
油断すると手にしている。


大人の目があるところでは
そのまま見守ることが多い。


今のお気に入りは
ブラシと綿棒。


ブラシの触感と
綿棒ケースから出した綿棒をつまむのが
なんともおもしろいらしい。


でもって、やはり
口に持っていこうとする。


眼を見開いて、
「だあめ!」


やめる。


また持っていこうとする。


「だあめ!」


やめる。


この繰り返し。


(舐めたいけど
   なんだかママいつもと違うし
   前までは触ろうとすると
   どこかに持っていかれちゃってたし
   やっぱり
   舐めちゃダメなの
   でも舐めたいよーー)


きっとミーには
こんな葛藤があるに違いない。


はじめて
自分の欲望と葛藤している
ミーを見た。


ただでさえ老け顔ミー、
もう9ヶ月の赤ちゃんの顔ではない。


そのうち、


だめ、をやめてみる。


目を合わせたまま
お口寸前でミーの動作は止まる。


おお、
またあの葛藤の顔だ。


で、パク。


うんうん、
やりたいようにやっておくれよ、
ミーちゃん。


なんだかちょっと
ほっとした。






{B7A5C1F2-8FA6-449B-9E3B-65A7DB2C3341}