表彰式で、トロフィーを始め数々の副賞を手渡されて写真に収まる。
「また彼女が勝ったか」
2シーズン前には正直見飽きてしまっていたこの風景。昨年の山下美夢有、そして今年は櫻井心那ら若手の台頭でうっかり忘れてしまっていたが、2020-21シーズンの絶対女王の強さは、時に“強すぎてつまらない”と形容されてしまうほど凄まじかった。
今大会TOTOジャパンクラシックでの彼女の優勝は、今年8月の鈴木愛の久々の優勝時と同じ気持ちにさせられた。やはり彼女が強くないとツアーは面白くない。鈴木愛や彼女は、いわば“北の湖”。「最強」というその地位に存在していることが重要なのだ。
女王稲見萌寧、久々の帰還だ。
泣いた。昨年のニトリ以来1年2ヶ月ぶりの勝利。よかったね
さて、桑木志帆について語らないわけにはいかない。優勝してもよかったのに、運悪く女王帰還試合と重なってしまったスケジューリングが悔やまれる。資生堂で敗れたときに「この後チャンスはまだある」と書いたが、今大会を終え、それを訂正する。
「来シーズン、何勝するか楽しみ」と。
力量に疑問の余地はまったくない。今オフでの桑木の大進化に期待したい。
なんという美しい光景
そして最後に我らの菊地絵理香選手。
最終日も7アンダー・1ボギーのナイスラウンド。トータル-12は40位Tと、この2日間で30位ほど順位を上げてフィニッシュ。変えたドライバーもどうやらフィットしまくってきた模様。リコーまであと3試合、ここまでショットが整ってくれば、あとは勝ち負けだ。ニトリで決めたあのスキップをもう一度。
そのスキップ(かわいい)
申ジエ、年間女王獲得への執念は本当に凄まじい。。。