そこまで重くない、攻略制限ありの事件解決型。

最真相があるものの、その手前である程度は解決。




今作めちゃくちゃに推しているのが、

ヒロイン シュンリンの存在。

進むスピード感がめちゃくちゃに早い中で、

シュンリンの性格が光る。

このヒロインあってこその乙女道士だと思う。

ミーミもずっと可愛い。






⚠ネタバレ注意⚠






★ユーハン

今作幼なじみ枠のユーハン。シュンリンのために強くなってからの再会ではあるものの、進めば進むほど子供の頃のすぐ泣いちゃうところがユーハンに残っていて可愛い。ユーハンルートはセイセツさん与する反武術派の企みについて。王宮側の裏切り者や、イーミンさんを操る術についてはそのままにユーハンがずっと怪しいと追っていたセイセツさんの行動理由が明かされる。最終的にシュンリンと奥さんが似ていて揺らいで隙ができてしまうところが呆気ないものの、そんなところがセイセツさんの良いところだと思っている。終始可愛いユーハンと、そんな仲良しユーハン家族に紛れるシュンリン。父母に会った瞬間にユーハンの初恋相手がシュンリンだとバラされるのも、ミーミと話している時に全部シュンリンが聞いちゃうのも、この2人ずっと可愛いなぁと眺めてしまうポイント。ずっと微笑ましい。ユーハン 夕飯 チャーハン問題。



★シャオウ

初対面で助けてくれたシャオウ。一緒に過ごしてみれば言葉がとんでもなく少ない。そこを理解して勘違いしないように対応しているシュンリンもめちゃくちゃ見所ではある。一話目からシュンリン節が炸裂。

シャオウルートは王の本質について。シャオウは20年前、自分が住んでいた村を国王に崩壊させられたことについて追っていて、王と謁見するため豪勇武術会に参加している。武術会の決勝が中止になったことで別の事件の解決報酬として国王の謁見を果たすけれど、そこからが大問題。指名手配となる。シュンリンは一緒に逃げつつ、村での出来事を知り、解決に導いていく。シャオウ ルートは比較的シユも共にすることが多いけれど意味深な発言が多かったり、シュンリンの力について匂わせる。反武術派の問題には触れないものの、王の秘密を暴く。前述した通り、シャオウは言葉がとにかく少ないけれど、その上でなんでも乗っかっていくシュンリンがとんでもなく可愛い



★ハオラン

だいぶ毛色が違うハオランルート。どのルートにおいてもハオランとシュンリンの仲の良さは目に見えているわけでどう展開してくるかと思ったら周囲の助言。ここもまたシュンリンが方向決めてくるところがある。本編としては、シユの目的が明らかになる。攻略制限なしだけれど公式のおすすめ通りユーハン シャオウのあとにやる方が流れはわかりやすいはず。イーミンさんがキョンシーになった理由も明かされる。前述した毛色が違う部分はいよいよ黄泉の登場。1回ハオランもシュンリンも黄泉に落ちるけど、なんやかんやで戻って来られる。乙女道士の方向性がここでわかったかなって気がした部分。何かと因縁染みた物語の中で、関係性の変わっていく2人の戸惑いが可愛い。



★ロンレイ

ここから攻略制限あり

シユの正体と行動の理由が判明する。けれど、まだどうしてシユが生まれたのかは謎のまま。ロンレイもロンレイで問題を抱えていて、それがシユに繋がっていく。急接近枠のロンレイでもあるのだけれど、シュンリンと出会うのは実は生まれた時から決まっていたんじゃないか...とかそんなことを考えてしまうルート。ロンレイの本質的な部分を前半で掘り下げてから後半は怒涛の乙女道士としての問題を掘り下げていく。随分大きなロンレイの歪んだ部分もヒロインがシュンリンだという点であっさり終了。しかもそれが一番しっくりくるから今作ヒロイン最強説を呈していきたい。同時並行でじゃあ過去どうしてそこにシュンリンが?という点もあるにはあるけれど、シユもロンレイもシュンリンも今の出会い方だからこそ幸せなんだ、って空気で好き。からの、恋情END最後で全てを掻っ攫う。歪んでたなぁ...めちゃくちゃ良かった。



★ウロ

ロンレイルートで一瞬出てくるウロの存在。

そして、どうやらウロが今作タイトルを担っているみたい。ある程度問題自体が解決されたところで、残っている不明点は“シユは誰なのか”という点について。そこを深堀しつつ、華遊を取り巻く騒動の元凶を辿っていくのがウロルート。出会った時から明らかに似ている人が存在するし、素直にいい人だと受け止められなかった部分がここに詰まっている。シユがキョンシーになった理由、今の協力者を暴きつつ、このルートに関しては復讐が完了することが大前提になる。

ヨキとウロ、シユと国王。華遊が生んだ悲劇の物語。

シュンリンもおじいちゃんを置いていくことで最初は沈むけれど、やっぱりシュンリン。すぐに立ち直って前だけを見てる。