「おーい、勇治くーーん」
黒崎の名前を呼ぶ甘ったるい声
視界に入れずとも分かる、
眉毛をへにょり下げて困ったように身動ぐのは
黒崎にとって何よりも大切で愛おしい 彼女
すっぽり、と
黒崎の腕に収まる小柄な彼女を
後ろから覆うように抱きしめて、
真っ白い首すじに顔を埋めれば
敏感な鼻をくすぐるのは 彼女特有の甘い匂い
毎日 同じ部屋で過ごし、
同じものを使っているというのに
自分と纏うものとは全く違うように感じるそれに
黒崎はいつも不思議に思う。
それと同時に
もっともっと こうしていたいとも
「もーう、これじゃお祝いできないよーう」
年に1度きりの、勇治くんのお誕生日なのに。 と
頬を膨らませ拗ねる彼女は
当然ながらまったく怖くもなんともなく
寧ろ 可愛くて、いとおしくて、
その少し膨らんだそれに
噛み付くようなキスを落とした。
「 ・・・っ!!!!! 」
見る見るうちに 真っ赤に染まる柔らかな頬
落ちてしまいそうな程 見開いた瞳に
してやったり、と笑う黒崎
彼女が居てくれるのなら 何も要らない
来年も、再来年も、、、
彼女と、自分と、
こんな満ち足りた時間が過ごせるよう
柄にもなく願いながら、
黒崎は再度 彼女の首に顔を埋めるのだった。
happy birthday * Yuji Kurosaki
2018.6.6
黒さん お誕生日おめでとです◎
お誕生日に別サイトにUPした小話
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視界に入れずとも分かる、
眉毛をへにょり下げて困ったように身動ぐのは
黒崎にとって何よりも大切で愛おしい 彼女
すっぽり、と
黒崎の腕に収まる小柄な彼女を
後ろから覆うように抱きしめて、
真っ白い首すじに顔を埋めれば
敏感な鼻をくすぐるのは 彼女特有の甘い匂い
毎日 同じ部屋で過ごし、
同じものを使っているというのに
自分と纏うものとは全く違うように感じるそれに
黒崎はいつも不思議に思う。
それと同時に
もっともっと こうしていたいとも
「もーう、これじゃお祝いできないよーう」
年に1度きりの、勇治くんのお誕生日なのに。 と
頬を膨らませ拗ねる彼女は
当然ながらまったく怖くもなんともなく
寧ろ 可愛くて、いとおしくて、
その少し膨らんだそれに
噛み付くようなキスを落とした。
「 ・・・っ!!!!! 」
見る見るうちに 真っ赤に染まる柔らかな頬
落ちてしまいそうな程 見開いた瞳に
してやったり、と笑う黒崎
彼女が居てくれるのなら 何も要らない
来年も、再来年も、、、
彼女と、自分と、
こんな満ち足りた時間が過ごせるよう
柄にもなく願いながら、
黒崎は再度 彼女の首に顔を埋めるのだった。
happy birthday * Yuji Kurosaki
2018.6.6
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