桃ちゃんは元保護っ子。
劣悪ブリーダーから保護団体に保護され、我が家にやってきました。
保護当時は全身が汚れていて毛を残せず丸刈り。
背中はゴリゴリと骨が出るほどガリガリに痩せてて。
歯の状態も悪く去勢手術と同時に犬歯以外の殆どの歯を抜かなきゃいけない状態でした。
我が家に来てからの数カ月間は、いつもダイニングテーブルの下やキッチンの隅っこに隠れるように丸まっていて、目に感情もないし何にも興味を示さず空気のようにおとなしい存在でした。
それからゆっくり時間を掛けて、うちが安心できる場所に変わり目にも感情が宿るようになり、今では可愛い尻尾をフリフリさせながら「撫でてー♡」とせがむほどになりました
おっとりした優しいおじいちゃん♡
そんな桃ちゃんがご飯をあまり食べなくなり、ワクチン接種のときに相談してみたら前からあった歯周病が結構悪化してることが発覚…
痛みが出てきてご飯をあまり食べられないんじゃないかという診断でした。
今まで何度も歯磨きトライしてきたものの、口元を触ることの嫌がり方が半端じゃなく克服できずにきてしまったので当然の結果なのかもしれません
痛みにずっと耐えているのはかわいそうなので、抜歯をすることに決めました。
高齢犬のためまずは血液検査やレントゲンやエコーなどで全身麻酔が出来るのかをチェック。
もともと弁膜症も持ってるのでそちらの経過も診てもらってたんですけど、今もまだ薬を飲む必要はなく血液検査も問題なし!!
手術日当日は絶食で、午前診療が終わる頃に病院に預けて午後診察が始まるまでの間に抜歯手術が行われました。
そわそわしながら過ごしていたら病院から連絡が来て、抜歯が完了したことと無事に麻酔から目覚めてると報告が・・・!
麻酔のリスクを結構心配してたので、本当に安心しました
出血の心配がある為この日は一晩入院。
犬歯と鼻って繋がっていて、そこを塞ぐために縫合しなくちゃいけないらしい・・・
痛いかな?お腹空いてるよね…ちゃんと寝れてるかな?と心配が止まらなくてなかなか寝付けず。。。
翌日お迎えに行くとちょっと疲れた顔をしつつも元気に甘えてきてくれました♡
ケージが嫌いなモモちゃん、「ここから出せぇーーー!!」と声がかすれるまで吠えていたらしく(この子は忍耐力だけは半端ないのでなかなか諦めない!)、見かねたスタッフさんがケージから出して過ごさせてくれたようです
ケージから出してもらうと一切声を出さなくなりスタッフさん達の笑いものになってましたw
お薬は抗生物質を7日間と、痛み止めと胃薬を4日間もらいました。
フードは縫った傷口を刺激しないように、1週間位はペーストかふやかしたフードを食べさせてと指示を頂いたので、ふやかしたフード+鶏ひき肉とみじんぎりにした野菜を煮込んだスープを食べました。
ビックリしたのが食欲!!
あんなにご飯を残していたのに、退院したその日から毎食ぺろりとたいらげるのです
ふやかしたフードってかなりの量になるのにペロリ。
なんならおかわりまで要求。
今まで痛かったんだなぁ…本当にかわいそうなことしたな…と反省。。
美味しくご飯を食べられるようになったモモちゃんにもっとご飯の時間を楽しんでほしくて、スープ作りにも精が出ます♡
おやつはサツマイモ
スティック状に切ったサツマイモをレンジで蒸すだけなんですけど、柔らかくて食べやすいのかとっても美味しそうに食べてます♡
冷凍保存も出来るし余計なもの入ってないし、今後もおやつはサツマイモかな?
ちぎりながらあげてると私の指までハムハムしてくるんですけど、歯茎で噛まれると気持ちよくってクセになりそう
娘の歯が生える前もなんか気持ちよくて噛まれると楽しかった思い出
歯はなくなっちゃったけど元気を取り戻せてよかった!
最後に、記録としてかかった費用を…
術前検査(血液検査、レントゲン、エコー、フィラリア検査)・・・12000円
抜歯(縫合、薬代)・・・35000円でした。
我が家は入院・手術の際に9割支給される保険に入っているので、後日31000円ほど振り込まれました。
術前検査は通院扱いになるので申請しませんでしたが、自己負担15000円くらいですかね。
さぁ、次はまーちゃんの歯石取りもやらなきゃな、
人間も犬も歯は大事!ってことだ