守屋多々志画伯の名前は、チラリと聞いたことはあるが、まったく知らなかった。
美術館もどこにあるのかわからなかったが、ぶらりウォークに地図があったからわかった。
通行手形の枡を見せて判を押してもらう。
作品を見て、驚いた。草花や魚の写生。どの作品もどの作品も思わずため息が出て見とれる。
さりげなく、精細に、バランスよく。よくもこんなに描けるもんだと…
![ガーン](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/141.gif)
屏風やふすまの下絵も展示してあった。顔料のせいでや修正はできないのらしく、実物大の下絵を作ってから制作するのらしい。修正の跡と手間に感心した。
新平家物語の展示会もやっていた。見慣れた挿絵のタッチに、変だなあと思いながらも、吉川英治の新平家物語の挿絵は守屋多々志だったかと錯覚してしまった。
今日は、吉川英治の没後50年だそうだ。こんな良い絵を描いてもらいながら、吉川氏は、絵が気に入らず、杉本健吉に替えてしまったのだそうだ。守屋さんのほうがすっきりしていて好きだ。バカなやつめ…
![べーっだ!](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/188.gif)
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/116801/104645/22849533
祇王妓女の「仏御前」の絵も素晴らしかった。兜の写生や扇面画も、どれもこれも感心するものばかりで、感動して帰ってきた。