倶利伽羅峠の戦い | お山の杉の子

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詩吟・なんの負けるか今にみろ…

義仲が挙兵し、信濃から北陸道へと上洛を目指す。
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横田河原の戦いで、3千の義仲軍は、平家の城氏軍1万を破った。
この大勝利で、北陸の武将たちはこぞって義仲軍に帰服し5万騎となった。

頼朝は、義仲が謀反との噂を聞き、義仲を脅し、11歳の長男義高を6歳の大姫に婿入りさせ人質にする。

平維盛・知盛などを大将とする平家軍10万は、倶利伽羅峠を挟み対峙する。
根井・巴御前・今井・樋口などの各隊は、綿密に行動し、平家軍を三方から完全に包囲した。
夜10時を過ぎたころ、数百頭の牛の角に松明をつけ平家軍に放ち、慌てふためいた平家軍1万8千人が谷底へ落ちていった。
中国の武将、田単に倣った作戦で、これを田単火牛の計という。
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維軍は命からがら加賀へと逃げていった。
この時、逃げ惑う平家軍の中でただ一騎、手塚太郎光盛と対して討ち死にした武将が、駒王丸を木曽へ逃がしてくれた恩義ある斎藤実盛であった。