詩吟はドラマ | お山の杉の子

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詩吟・なんの負けるか今にみろ…

詩吟は、音楽性も大切な、語りのドラマである得意げ
音楽芸術じゃあない…しょぼん

前にお世話になってた会の大会では、尺八の先生方はアドリブで、どの詩も伴奏が違い、千変万化の、吟者の気魄を感じた演奏してもらえた。
筝の先生も、箏の弦は見ずに吟者の顔ばかり見て、気合の入った、詩の意味に調和した旋律を奏でてくれてた。

羽島市詩吟協会の大会の尺八の先生は、旋律の後追いではない、効果音のようなアドリブ演奏で詩吟を盛り上げるような演奏をしてもらえる。

三波春夫の「俵星玄蕃」が人気だったのも、ドラマとしての詩の素晴らしさもあるが、浪曲を音楽譜面に起こして、伴奏を付けたことにあると思う。
語りの合間に入る合いの手の伴奏は、誠に気持ちが良い。
無伴奏というのは、決して進歩ではない。

ドラマとしての詩吟を盛り上げるために、映像や舞台セット、剣詩舞や実演をしてもらったりしている。
あまりに異種なものと詩吟を共演させても、奇をてらうだけで進歩とは言えない。
吟への誘導に伏線としてやってたタップダンスは良かった。

以前に、ホリゾントに映像を映すだけでは新鮮味がないからと、全編、詩文に合った動画を編集して流したことがあるが、お客さんからは「映像が素晴らしかった」という声ばかりで、以降まったく採用されることはなかった。

詩吟以外に注意力が偏ってしまっては、母屋をとられることになるし…難しいガーン