中年フリーターの日雇い日記

中年フリーターの日雇い日記

中年フリーターの筆者が、いろいろな仕事を実体験したドキュメント。バイト選びの参考にもなるでしょう。

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 工場の仕事が決まった。登録している人材会社からの紹介だった。


 条件は時給1000円。24時間稼働の工場なので3交代制の勤務。寮は無かったので、片道1時間をかけての通勤になるが、交通費は出ない。今まで通り1日200円の安全協会費はしっかり取られる、仕事が終わるたびに作業確認票と言う伝票にサインも貰わなければならない。しかも、安全靴・作業服は自前とのこと。


 この条件でも仕事があるだけマシかもしれない。とりあえず先方の担当者との面談があるので、今日の段階では働けるかどうかは分からない。


 最近2ちゃんねるから生まれたと言う「電車男」のTV放送を見た。そこに描かれてる2ちゃんねるの利用者の姿がおもしろくて、自分も2ちゃんねるを覗いてみた。すると、あるある。いろいろな話題ごとにスレッドが立っていた。その中で、人材派遣に関する話題がいくつもあった。しかも、今回自分が登録している会社の話題もたくさん・・・。その中で気になったのは、2次面接と言う言葉である。も、もしかして、次回行われるのは2次面接なのでは・・・?しかも、人材派遣と業務請負の違いまで指摘されていた・・・。今の自分にはその問題が法律も絡んでるのでよく理解出来てないです。でも、なんか怪しい匂いがします。この業界。

 バイトニュースを見ていると、「稼げる仕事!工場のお仕事」なんて言うのがある。時給1000円は珍しくない。ただ、たいていが田舎の住み込み。それでも、仕事が無いよりはマシ、か。


 明日の面接予約を入れて、履歴書を書く。いままでいろいろなバイトをしてきたので、職歴欄にはとうてい書ききれない。大部分を、バイトとしてひとくくりにした。妻に、明日の交通費を貰うべく交渉した。お金が無いので、1000円も貰えればと思っていたら、余分に持って行ってと5000円も渡された。ふと、トイレで一人になったとき、そのありがたさに胸が締め付けられた。自分の欲しい物も買わずに我慢していた妻。明日はなんとしてでも仕事をゲットしなければ・・・。

  とうとう来てしまった。再引き落とし日。今日引き落としにならなかったら、強制解約なのだ。でも、お金は全くない。当然、引き落としにはならない。重い足取りで、部屋を出た。とにかく、人材派遣会社の事務所に行ってなんか仕事が無いかお願いしてみるつもりだった。


 徒歩で家から一番近い会社に向かう。お金が無いから電車は使えない。途中、持参のペットボトルに入れた水で水分を補給しながら歩く。この炎天下では水分補給は欠かせなかった。

 40分くらいかかって到着した事務所は、午前中にもかかわらず若い人がいっぱいだった。みんななにか仕事は無いか、と行っていた。

「***さん、お久しぶり~」

 事務所のK氏が声をかけてくれた。が、先に言われてしまった。

「学生さんが休みなので、全く仕事無いんですよね~。若いこの子達も仕事が無くてウチも困ってるんですよ。」と。


 事務所の本棚に無造作に置いてあるanを持って外に出た。あの調子では仕事は有りそうに無い。近くの公園でanを読む事にした。


 公園のベンチはやはり同じ境遇の人だろうか。新聞の求人広告を読む人や、同じくanを読む若い人が何人かいた。そんな仲間に自分も入った。


 持参のペットボトルの水が無くなった。仕方なく、公園の水飲み場から水を給水する。なんとなく惨めなこの光景。ジュースくらい飲みたいよ。


 anには相変わらず若い人を対象とした仕事しかなかった。自分の年齢でも出来る仕事は登録制の人事派遣ぐらいだろうか。これもいっぱいいっぱいだけど。遠くの工場に仕事はあったが、日給月給じゃあ給料日までの生活が出来ない。八方塞がりじゃん。


 暑さに耐えきれなくてうちへ帰る。帰りは体力も消耗していたので歩く速度が行きのの半分程度になる。午後3時を回った頃、やっと部屋に着いた。昼食を食べていないので腹が減ったし、喉がカラカラだった。おまけに、日焼けした。すごく黒くなった。


 部屋に妻の姿は無かった。今日はパートは休みだから、実家にでも行ってるのかな?特にメモや、携帯にメールは入って無かった。


 自宅の電話が鳴った。ビッっとする。知らない番号からだった。恐る恐る出る。すると、電話料金が安くなるサービスの勧誘だった。適当にあしらって電話を切る。「マイラインかよ、こっちはそれどころじゃねえ」と毒づいて、冷蔵庫の中にあった発泡酒を2本立ててづけて飲んだ。


 今度は携帯電話が鳴っている。やはり知らない番号からだ。気になるので出てみる。すると、以前に同じ現場に入った事のある人からだった。他愛もない話をして切った。メモリーに名前を登録しておく。


 夕方遅くに妻は買い物袋を下げて帰って来た。その姿はいつもと代わりが無い。

「明日も仕事無かったよ・・・」

 言いにくいけど言わざるを得なかった。妻は

「そう・・・、仕方ないね。挙の晩ご飯はカレーでけど良いかな」

 まったくいつもの通りだった。今日が家賃の再引き落としだって事は一番よく分かってるはずなのに・・・。覚悟が出来たってことか・・・。


 夕食を食べながら、

「明日からしばらくは、昼間は奥の部屋にいてくれるかな。家賃の取り立てと明け渡しを請求されると思うから」

 と言うと、

 「今日、家賃入れて来たよ」


と妻が言った。えっ?、まさか借金?どこからそんなお金が・・・。

 「今月は仕方無いよ、全然仕事無かったもんね」


 なんと、言っていいか分からなかった。実際、夜逃げを考え始めてから生活のやる気が失せていたのは事実だし、全てが投げやりだったのだ。


 ありがとう・・・、そう言うのが精一杯だった。がぜん食欲が出て来た。かるーく大盛りを2杯を平らげた。


 

 今日も仕事がなかった。マジでヤバイって。妻は、近所の会社にパートに出かけた。少しづついらない物を整理する。つまにはまだ夜逃げになるとは言ってなかった。でも、明日の再引き落としは履行不可能だった。


 こうしてブログを書けるのも正直言ってあと何回書けるか分からない。夜逃げ先でネットが使えるかどうかなんて分からない。たぶんネットカフェからの書き込みになるのだろうけど、行くお金が有るかも分からない・・・。生きているかも・・・、分からない・・・。


 夜逃げは今月の20日ころだと思う。その頃までには家賃の請求と明け渡しの請求と同時に来るだろう。本当に情けない。もっと勉強しておけば良かったなんて、今更後悔しても始まらないのだけど。


 唯一ある財産、インフィニティーQ45。でも、名義が・・・。この車、どうしても買ってくれと言われて買ってしまったのです。以前にだいぶ世話になった人なので。名義は、そのうち変更するからといってそれっきり。 

 売るに売れない車(しかも燃費悪い、修理費高い)でも今は無いよりまし、か。少なくてもトランクに荷物は積めるからね。確かガソリンは入っていたはず。


 なんでこんなに貧乏になったかと言うと、数年前に勤めていた会社が倒産したんです。そのころ、親戚の保証人になってましたし、現金で150万ほどの貸しもあったのです。それがその人もどっかいっちゃって。

 給料も全額は貰えず、しかも年末のボーナスも少しアテにしていました。それも貰えず・・・。結局、日々の生活に追われて登録制の人材派遣会社にたどり着いてしまったのです。日払いですから、スグに現金が貰えるのが助かりました。合間にはもちろん、正社員の面接に行ってました。でも、学歴も無く年もだいぶ上の自分はどこも雇ってくれませんでした。


 こうしてブログを書いてるってことは、そうです、今日も日ごとは有りませんでした。今夜ももちろん有りません。明日は・・・、まだ分かりません。でも、さっき電話して聞いたら

「まだ、ちょっと無いですね」

 と、のこと。だめだこりゃ。ホント、どっかでヤバイ仕事でもしてお金つくらなきゃって思います。



 やばいって。マジで。やっと昨日1回だけ仕事があった。コンテナからなんかの原材料を降ろしてパレットに積む力仕事。日給7200円。ここから、安全装備費-200円と税金-265円が引かれます。もちろん現地までの交通費は自腹。今回は往復で-920円かかったので、手取りは5,815円。交通費は1000円を超えた分だけ出る仕組みだ。炎天下の屋外作業は、持って行った2リットルの凍らせた麦茶をあっという間に消費させ、150円のジュースを2本も飲んだ。


 事務所に往復600円の交通費を払って、お金を取りに行く。大阪市内乗り放題の定期を持っていれば、こんな余分なお金は必要ない。でも、その定期を買う余裕がないのです。


 部屋に帰ると、妻にお金を渡す。とりあえず妻は嫌な顔はしない。どんなに少なくても夫が稼いでくれたお金と言うことで、文句は言わない。もちろん内心、申し訳ないと思ってる。そして、情けない、とも。


 求人を見ると確かに仕事はあった。でも、たった一つ問題が・・・。それは、今日・明日の生活費が無いのでそれを稼がなければならないことだった。

 例えば、月締めの仕事をすると、給料日まで最悪30日以上ある事も珍しくはないらしい。そうなると、そこへ通う交通費や日々の生活費も無いのです。だから、仕方なく日払いの仕事をしています。それも、そろそろ限界が・・・。


 家賃は通常月末に口座から引き落としになるのですが、それが出来なかったときは翌月14日に再引き落としとなります。それさえも引き落とせなかったら、「延滞」となるのです。ポストには15日に再引き落としと書いたハガキが入っていました。でも、我が家には現金は昨日貰った5千円ちょっとしか無いのです。しかもお米を買ったので、すでに3千円程度しか・・・。明日仕事が入らなかったらさすがに食べるのもヤバイです。ドキドキしながらこのブログを書いてます。今日の夕方6時までに明日の仕事の確認が取れないと、明日も・・・、お休み。


 荷造りする段ボールも無い。もう・・・、夜逃げしか・・・無いのかな。妻を置いてはいけないけど・・・。なんて言い出せば良いのか・・・。妻は実家に帰らせておいて、自分だけ住み込みで働くしかなさそうです。その仕事を探すだけのお金も無いんですけどね。






 

 

 

 ここ10日、全く仕事が無い。日払いの人材派遣会社3社に登録してるにもかかわらず、仕事が無い。事務所に聞くと、最近大学生が夏休みで登録者数が増えたから、だと言う。確かにチカラ仕事なんかは20代の人にかなうワケ無いもんなぁ。

 ただ、こちらには切迫した事情があるのです。それは・・・。家賃をすでに2ヶ月も延滞してるので、今月の再引き落としに間に合わないと強制解約・・・なのです。あっ、NTTも8月10日で利用停止。って、明日じゃん!妻もパートに出てもらってますが、腰が悪く自分より年上なので仕事が限られてしまうんですよ。

 午後4時。事務所に仕事があるかどうかの確認の電話をする。人材派遣はだいたい同じシステムなのだろう。4時から6時の間に明日の仕事の確認の電話をして、仕事があれば細かな打ち合わせをするのだ。

 ドキドキしながら電話をする。「会員番号***ー****、***ですが、明日の作業はありますか?」こんな感じだ。


 「お疲れ様です。**さん、残念ながら**さんの出来そうな仕事無いんですよ。なんか出たらスグお電話しますので」

 もう10日も聞き慣れた答えが3カ所から返ってくる。さすがにやばいって。借金はそれほどは無いが、延滞解消の文字が信用情報機関に登録されているので新規に借りる事は出来ない。

 「お米、そろそろ無くなってきたよ・・・」淋しい知らせを妻から聞いた。駐車場代を延滞して虚勢解約されたので、行き場を失った平成3年式の友人から押しつけられるようにして買わされたインフィニティーQ45が路駐の仲間入りをした。そういえば、自動車税も払ってないわ。

 人材派遣の仕事の生命線とも言える携帯電話も支払期日が目前に迫っている。これが止まると公衆電話が減った昨今では非常につらい。

 体調は、ヘルニアの影響で足の指が痺れている。糖尿病にもなっているかもしれない。太り気味の体型は、自己管理が出来ない証拠そのものだ。学歴は無い、資格も無い。年は39歳。正社員はもう何回面接に行ったことか。フリーターが長かったので、なんの特技も経験も無いのだから、採用の見込みは限りなく薄い。

 妻がいなかったらとっくに自殺していたかもしれない。最近自殺サイト関連のニュースを耳にしますが、確かにこんなに追いつめられると自殺したくなります。でも、妻がいるとなかなかそれも出来ないのが現実。生命保険の脂肪受け取りが沢山出るならそれも悪くは無いか。でも、毎月支払うだけのお金がないので保険なんてかけてなかったのです。明日は・・・、仕事あるかなぁ。8月9日