ずっと見ないふりをしていた。
リアクションでカバーしている自分がいた。
ニコニコしてれば伝わるだろうと高を括っていた。
外国人観光客が私に現実を叩きつけてきた。

そう…英語力低下の事実だ。


全盛期はネイティブの先生が英語で政治や環境問題の授業をしていても、まあまあついていけた。
外国人講師は出欠で判断しないし、授業中に発言すれば加点してくれるので遅刻魔の私には好都合だった。

それが今や交差点渡ってすぐの店を伝えるのでさえ、全力を出さねばならない。ジェスチャーをふんだんに盛り込んで、「Go straight, and there!(真っ直ぐ行ったら、そこにある)」を連呼する。
(相手の母語が英語じゃないから、コミュニケーションとれないんだという言い訳も添えて。)


思えば人と喋りたくて頑張ってたのもあるのに。
言語学を学ぶうちに、自分の英語が正確で無いことを痛感し、 間違い製造機になるのが怖くて遠のいてしまった。


ただ今英語学習をするとして、モチベーションをどこに置こうか悩んでいる。
頻繁に英語を使う機会が無いと危機感を感じないし、年に数回程度しか話しかけて来ない観光客対策では意欲が湧かない。
バンド組んでモテたいのように、英語喋ってモテたい的な子供騙しが通用する歳でも無い。

英語を使って何をやりたいんだろうな…
目的をしっかりもたないと、いつかやろうに拍車がかかりそう。