水中撮影機材ネタが続くとマニアック過ぎるためか、どんどんPVの数字が減っていくのですが、メモを残しておきたいのでもう少し続きます。ごめんなさい。
例年、マリンダイビングフェアに出店しているカメラメーカーはオリンパスだけです。今年は水中モードについて力を入れてPRしていたので、メーカーの担当者に日頃からの疑問を色々聞いてみましたので情報をシェアしたいと思います。
私自身はオリンパス機を使ったことがありません。オリンパスで撮った写真を見せてもらっている程度です。また、特に断りがない場合、対象としている機種はXZ-2です。
水中ホワイトバランスとは
最近のコンパクトデジカメでは、水中ホワイトバランスの設定がある機種が増えて来ました。オリンパスの水中ホワイトバランスは、固定ではなく絵の色合いを判断して必要な分だけ赤成分を補うそうです。透明度や水深を考慮しているわけではありません。
将来的には天気と水深を入れれば、バチッとホワイトバランスが決まるようにして行きたいと語ってくれました。
私の知る限り、水中ホワイトバランスで微調整ができるのはオリンパス機だけです。パナソニックの一部の機種でも微調整はできますが、色温度についてのみで色かぶりとか色偏差と言っている緑成分の調整ができません。
水中モードとは
水中でのオートモードです。プログラムオートを水中ホワイトバランスで使うのとは違いがあります。
昔の水中モードはホワイトバランスが浅場の水中用に固定されており、自然光が十分に届く水深数メートルまでの物という認識がありました。そのため、深く潜りストロボを多用するダイビングには不向きなものと思われました。でも、現在の水中モードは進化しているそうです。
通常は水中ホワイトバランスを使い、赤成分を補う形で絵作りします。でも、この時期の伊豆など、暗目の海で20メートルぐらい潜ると補うべき元の色が区別できないほど青黒い世界になります。この場合、水中モードでは自動的に水中ホワイトバランスの使用をやめるそうです。そのため、赤補正を意識すること無く普通にストロボを使えます!!
オリンパスの水中モードは、海が青くなるという印象があります。これは、赤成分だけでなく海の青の成分も補っているんだと思っていました・・・違っていました。(^^;; 露出をわざと暗めにして海の青を表現しているそうです。言われてみれば、確かに暗いブルーの海に保護スーツやフィンなどの赤や黄が浮き出ている写真を見たことあるような気がします。青で塗りつぶしたように感じるのは、恐らくカメラのセンサーの性能で階調が出ていないのだと思われます。
水中ワイドと水中マクロの使い分け
オリンパス機を持っていない私は、水中で使う場合、マクロモードを使う時が水中マクロ、それ以外が水中ワイドだと思っていました。でも、レンズ交換式カメラにまで水中ワイド/マクロがあるんです。(^^;; 機能の違いを聞いてみました。
どうやら水中ワイドが陸上で使うプログラムオートのような、汎用の水中モードのようです。一部のコンパクトデジカメにある水中ワイド2というモードは、さらにフォーカスを固定にしているそうです。これは、イルカなど素早く動くものに対してオートフォーカスが性能不足で追従しきれないため、置きピンの代わりに使うものです。ハイエンドのコンパクトデジカメであるXZ-2だと、オートフォーカスが追いきれなくてもレバーひとつでマニュアルフォーカスに切り替えられるので、無くても大丈夫ということなのでしょう。
次に水中マクロについてです。マクロと聞くと、マクロレンズを使ってエビの目玉やウミウシの触角撮るようなイメージがあります。でも、オリンパスの考える水中マクロはちょっと違うようです。被写体を中心部に据えて背景を入れ込む形のものを想定しているようです。そのため、中心部の彩度を上げているとのことです。水中ホワイトバランスを止めてフラッシュを強めに当てるとかではないようです。
モードの名前だけにとらわれず、昨日の特性を知って使い分けることが必要だと思います。
まとめ
自分なりの水中モードの使い方をまとめてみます。外部ストロボやコンバージョンレンズは想定していません。オリンパスのカメラがないので実践できていませんが。(^^;; 極力オートで撮って不具合のあるところを修正という考えです。
○ とりあえず水中モードに
○ 逆光だと色が補正されないことに注意して撮影位置や構図を決める
○ 背景(水の色)を意識し、必要に応じて露出補正
○ 被写体を意識し、必要に応じてフラッシュ調光
○ ホワイトバランスを意識し、必要に応じて微調整
これで調整しきれない場合のみ、水中ホワイトバランスを使った他の撮影モードやRAW現像を行う。
でも、実際には暗い海は色のないモノクロのような世界に見えているわけで、それをストロボや補正で色鮮やかに再現するのもどうなのかなぁと最近思っています。