スタンドFMで「犬の社会化順化の大切さ」についてお話しました。 | シャーマン通信

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2012年~大型犬の保護活動&取材インタビューライターとして活動開始。
2016年12月シャーマンとして立ち、現在に至る。

魂の羅針盤となる神様からのシャーマン通信
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本日の「チャコままの保護犬ラジオ」(スタンドFM)では
犬の社会化順化(しゃかいかじゅんか)にの大切さ
についてお話しています。
よろしければ聴いてみてくださいね。

 

#011 犬の社会化順化の大切さ

(今日も10分あります。家事や在宅勤務のおともに、ながら聞きがおすすめ。)

 

 

 

以下、お話している内容です。
 

 

 

1頭でも多くの保護犬に幸せ&笑顔になってほしい…。
私はこの想いを胸に日々保護活動をする中で、

野犬と呼ばれる犬に出会いました。


彼らは非常に慎重でビビリで警戒心の強い個体が多いです。
それは社会性に乏しいからであって、
きちんと社会性を教えれば、多少時間は掛かりますが、
賢い彼らは少しずつ理解して警戒心を解くようになります。
(コツコツと地道な訓練が必要になります。)

野犬に限ったことではないですが、
懐かなかった犬が人を信頼して懐くまでに変化する姿や、
里親さんを見つけて喜びの笑顔を見せてもらえることは、
保護犬活動の醍醐味でありおもしろさでもあります。



★犬の社会化順化(しゃかいかじゅんか)の大切さについて

社会化とは、犬が集団や人間社会の一員として
適合できる行動様式を習得する過程であり
順化とは、今までとは異なる環境に移された犬が、
次第に慣れて、その環境に適応した性質を持つようになることです。


犬の社会化順化とは、保護犬たちが家庭犬として
自分の置かれた環境に柔軟に馴染めるように、
人間がコツコツと教える必要があるということです。


例えば、犬同士の挨拶の仕方を他の先輩犬から教わる機会を作るとか、
家庭犬としてのルールを教えるとか、
大きな音に慣らすなど、数えたらキリがありません。


そして、犬の社会化順化に適した時期は短く、
生後すぐから半年ほどと言われています。
(この時期を過ぎても可能ですが、時間がかかります。)


茨城のセンターには、生後1ヶ月から12ヶ月くらいの
野犬の仔犬も収容されています。
わたしはこうした仔犬たちを引き出して、
社会化順化を行い里親さんに繋げる活動に力を入れています。



それは、家庭犬としてしつけを行い、
社会化順化した保護犬たちは、里親さんも見つかりやすく、
少しとぼけた感じも相まって終生可愛がってもらえます。

飼育する里親さんからも、一緒に暮らすのが楽だと喜んでいただけます。


一方で、しつけも社会化順化も知らない仔犬たちは、
人馴れしていないビビりの野犬に成長してしまい、
里親さんの見つかる可能性が低くなるばかりか、
首輪もリードも付けられない、
触れない譲渡不適格な犬と判断されて処分対象にもなりかねません。


センターには、今もこうした野犬がたくさん収容されています。

彼らの怯えた姿を見るたびに、
もうこれ以上人馴れしてない野犬を増やしたくないと、わたしは強く思うのです。

 

(ここまで)
チャコまま

 

 

教育係のスカイ、いつもありがとう。