オリパラを左右する都議選 | 樋浦明夫のブログ

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日々の出来事(家族や私的なことに触れるのは苦手なので、主としてグローバルな事)、歴史的な過去の出来事、浮世のことについて思ったこと、感じたことを思いつくままに写真や文で紹介したい。

  25日に都議選が告示された。だがその前に小池都知事は体調が悪いと言って狸寝入りを決め込んでいる。コロナやオリンピック対策の激務の中よく頑張ったと好意的に評価する人や、こんな国難とも言える時期に静養とはなんだと言う人もいて毀誉褒貶。

 

 その真相は分からないが、コロナ対策では都民に自粛を強いる一方で都立病院を削減する方向(独法化)を示すなど逆行している。はっきり言って国と同じく無為無策である。オリンピックも国と同様に開催先にありきで専門家の意見を聞かず中止や延期など一顧だにせず突き進んできた。都議選の争点は都民(国民)の命を守るオリンピック中止か新型コロナウィルスのスーパースプレッダーとなる開催を強行するかにある。オリンピックが命より重いわけがない


  下馬評では小池都知事率いる都民ファーストが議席を大巾に減らし、自民党が圧勝ということになっている。どういった調査に基づいているのか不明だが、マスコミによる世論操作と言う気がしないでもない。コロナ対策の不手際や閣僚の不祥事が絶えない自民党の不利な情勢をあたかも自民が勝つと煽っ有権者のあきらめを誘い、指示を得ようという作戦だ。告示日に自民党は党本部の中庭で菅首相が出陣式をやったと報じられた。大衆の前に顔を出すことができないのだろう。ともあれ、来たる総選挙の前哨戦として重要な都議選である。自民党のつっかい棒でしかない公明党やナチ党の突撃隊の役割を果たしている維新と共に自民党を減らすのが焦点と言える。幸い今度の都議選はオリンピックに突き進むか、中止あるいは延期を求めるかでその政党の本気度が現れていて分かりやすい。もちろん後者を唱えている政党を選択することを賢明な都民に期待したい。未曽有の危機を乗り切るためにオリンピックをやるかやらないかは人が決めることで、国や東京都のトップが決断すれば、開催間際でもまた開催された後でもストップをかけることは可能なのだ。

 

 先週の日曜日に郡山労山のメンバー8人と南会津の尾白山(おじらやま)1389mに登った。標高900M位からブナの原生林が現れて癒された。        

                   

 

山頂近くに突然現れたヒメサユリ。ここが南限だと言われている。