父が最初に受けた講座は、
「はじめてカンパイ」と「功法有無屋久用レベルム」でした。

はじめてカンパイは、10年くらい前に一度受講していましたが、
その後修練をしていませんでしたので、覚えてるはずもなく…再受講しました。

父は幼い頃の怪我の影響により、右肩が悪いです。
不調の状態のまま、何十年もそれをかばいながら生活してきているので、年齢とともに、肩以外の箇所にも不具合が発生しています。
背骨は大きくゆがみ、腕も上にまっすぐに上げることができません。
右手でコップを持つと腕も手もブルブルと震えますし、
ペンで何かを書くときも、力の入れ具合がコントロールしにくいのか、とても書きにくそうにしています。
また、見た目だけの問題ではなく、日常的に痛みやしびれなどもあります。

そんな体の状態なので、
はじめてカンパイも功法有無も、お手本通りに、きちんと動作はできませんでした。

痛み的にもギリギリのところまで、
動き的にも限界のところまでしか、
動作を真似て行うことはできなかったのです。

ですが、高山に滞在していたたった一週間の間、
理想的な動作(修練)はできなくとも、
錬功会で修練し、また講座後自宅に帰ってからも一緒に修練をした結果、
帰る頃には、少しずつ腕が上がるようになっていました。

父自身、「これやると、肩が楽になるんだよな~。
少しずつ腕が上がってきたよな~」と、
確かな効果を感じていました。
 
父の変化を見て、
何十年もかけて、どんどん悪化して、回復どころか、現状維持すらできなかったはずの肩や腕の状態が、
たった一週間で変化するなんて、
本当にすごいことだと、私自身も思いました。