ひいのブログ

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ピグひいの生活、リアひいの
クリエイティブな活動を
徒然なるままに

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 子どもの頃、ある昼下がりのこと。
家には私と婆ちゃんの二人。私は
いつものように茶の間でのんびりと
寛いでいた。
すると、台所にいた婆ちゃんが
「おい、今、玄関の外に黒い影が
見えたよ。男の人のような。」
と、言いながら妙に怯えた様子で
戻ってきた。私はすぐ玄関扉越しに
その人影を確かめたが、何も見え
なかった。さらに詳細を訊ねると
「黒い服を着てた。」
と言って、婆ちゃんはまた怯えた
表情を見せた。
(家の玄関扉は引き戸。昭和風の
磨りガラスが入ったサッシ戸。)
 いつも陽気な婆ちゃんが、その時
なぜか沈んでいたのを覚えている。

 翌日、親戚から訃報が入った。
昨日、婆ちゃんの弟にあたる
おじさんが工場の機械に挟まり
亡くなったと。
 あの影は、虫の知らせだったのか
婆ちゃんと顔を見あわせた。