2023年8月4日



『甲斐荘 楠音(かいのしょう ただおと)の全貌』に行きました。



東京ステーションギャラリー

 


東京駅丸の内駅舎内にあります。

















東京ステーションギャラリーの階段





私にとっては、初🌸甲斐荘さんの展覧会です。




幻覚(踊る女) 1920年頃 


この妖艶な雰囲気の絵を観たくて、前々から楽しみにしていた展覧会です。








春 1929年


他では観たことがないゾクゾクするなんとも言えない作品が並んでいました。


女性の裏の表情が絵に滲み出ているなあと思いました。





戦前の画壇で高い評価を受けるも1940年頃に画業を中断し映画業界に転身。


東映京都撮影所に保管されていた往年の映画衣裳の数々が展示されていました。

その制作には、甲斐荘が携わっています。

たくさんの珍しい柄の着物をゆっくり鑑賞しました。






甲斐荘楠音は、幼少期から女装趣味があり、この展覧会でも大人になった甲斐荘楠音が女性の着物を着て踊ったり歩いたりするシーンの映像が流れていました。

女装した自分をビデオカメラやポラロイドカメラで撮影し、それを絵のモデルにしたこともあったようです。


女装した甲斐荘楠音の映像は、表情も身のこなしも女性になりきっていて、目付きとかゾクッとさせられました。


今では男性が趣味で女装することも珍しくなくなりましたが、大正時代は「ちょっと変わった人?」って見られていたのかもしれない?



詳しい説明は、公式ホームページをご覧ください。