【「原爆」が「原発」に語ること】


福島の被災者、広島へ
鵜飼 秀徳  【プロフィール】 バックナンバー

日経ビジネス
2013年3月26日(火)

 平和のシンボル、原爆ドーム。

プラカードを頭から下げた1人の男性が毎朝、この前に立つ。

訪れる観光客に「原発の是非を問う住民投票」実施の署名を求めている。

プラカードには大きく、「福島県南相馬市 衣山弘人」と書かれている。


毎朝9時にドーム前に立つ

原爆ドーム前で署名運動

 衣山弘人さん(54)。

福島第一原子力発電所から18kmの南相馬に住んでいた。

爆発直前の3月12日、「虫の知らせ」がして家族3人と母親をバンに乗せて、避難を開始した。

衣山さんは山形・蔵王、新潟市、福井・敦賀の避難所を転々とし、広島に辿り着いたのは3月26日だった。


318人の被災者が広島にやってきた

 避難で生まれて初めて広島の地を踏んだ。

縁もゆかりもない土地に衣山さんが移住を決めたのは、「避難候補の自治体に問い合わせた時、どこよりも受け入れ態勢がしっかりしていた」からだという。

着いたその日から市営住宅に入ることができた。

 署名活動を始めようと思い立ったのは、広島に原子爆弾が落とされた8月6日のことである。

衣山さんの親戚は6人が津波に飲まれている。

慰霊のために平和記念式典に参列していると、想いがこみ上げてきた。

「核兵器も原発も、もとは同じ核。
何か行動を起こせないだろうか」。

 原爆ドームでガイドをしている胎内被爆者の男性(66)とともに「核の恐怖」を語りかける日が続く。

署名は今年2月、2万人を突破した。

福島第一原発事故から丸2年が経過した。

福島の県外避難者はいまだに5万7135人にも上っている。

最も多いのは山形県の9513人、次いで東京都の7449人、3位は新潟県の5724人だ。

 その数には及ばないが、広島県にも318人が移住してきている。

先述の衣山さんもその1人だ。

広島は67年前、核兵器によって破壊された特別な場所だ。

「核」の被害を受けた点では、福島と相通ずる。

 広島に福島の人々が吸い寄せられる理由が知りたい――。

そこに核問題の本質や、被災者が抱えている悩みが落ちているのではないかと思い、今年2月、広島で3人の避難者と会った。

被爆3世の見た広島


渡部美和さんは福島で半農生活をしていた

 福島市に暮らしていた渡部美和さん(37)は、広島市の出身だ。

祖母が原爆の被爆手帳を持ち、被爆3世に当たる。

 「農」のある生活に憧れ、2006年に福島市で半農の生活を始めた。

不幸にも5年後、原発事故が起きてしまった。

 「被爆3世ということもあり、潜在的に放射能には恐怖心を抱いていました。
事故後は恐怖で一時期、体調も崩したりもしました。
当時は子供も生まれたばかり。
子供への影響が特に心配でした」

 渡部さんは、事故が起きた当初は特に子供を持つ母親や、妊娠中の女性で、「避難せずに福島に残る人」に対し、強い反発心を抱いていたという。

子供のことを考えれば、福島には住めないはずではないか――。

 渡部さんは「東北の気候風土に近いところに住みたい」というパートナーの強い希望もあって、山間部の安佐北区で新しい生活を始めている。

「核」に対する強いアレルギーを持って福島を去った渡部さんだが、2年が経過し、このように振り返っている。


「広島に移住してみて避難生活がどれだけ大変か、辛いかということが分かりました。
仕事も失い、仲間もいない。
今になって身にしみて感じているのは、仲間や、仲間との信頼関係がなければ人間は暮らせないということ。
だから今は、子供を抱えながら残り続ける女性を頭ごなしに責める気にはなれない」

 今、福島は人々が一丸になって復興に取り組もうとしている。

「がんばろう、福島」

そんな看板が福島にはあちこちに立っている。

だが、渡部さんは違和感を覚えるという。

 「地元に戻ってこい、戻って福島の人間だけで復興を成し遂げようじゃないか、という声が日増しに大きくなっています。
でも、広島にいるとそんな様子が鎖国的というか、福島が別の国になってしまったみたいな印象を受けます」

 渡部さんが危惧を覚えるのは、福島の“復興熱”が、広島の平和運動と重なるからだ。

 「広島に戻ってきて見えてきたのですが、広島は平和や核廃絶への想いが強いあまり、平和団体はお互い仲が悪く、顔を合わそうともしない。
8月6日の平和記念式典にしてもいろいろな団体がバラバラに勝手なことをやっている。
平和都市という言葉の矛盾を感じます。
福島もどこか、広島と同じ轍を踏もうとしているように感じます」

土がいじれる幸せ



農業をはじめた青木さん夫妻

 「避難してきた初日、川で子供が遊んでいたのを見て、ああ、こっちは世界が全く違うんだなと思いました」

 福島県飯館村出身の青木達也さん(39)は、安佐北区で農業を始めた。

移住後、市の農業制度を使い、今年ようやく自分の畑を手に入れることができた。

この権利を得るには、2年間の研修のほか、面接などの試験があり、合格率は1割ほどだという。

 「職業に『農業』と書けると思うと、なんだか誇らしい。
私の親は農業をやっていて、小さい頃は農家というと恥ずかしかったのに」。

妻の千春さん(40)は目を細める。

これから小松菜やホウレンソウなどの葉もの野菜を育てるという。

飯館村ではエンジン部品を造る工場に勤務していた。

政府が村を避難区域に指定したその日に会社を辞め、財団法人の紹介で広島に移った。

築年数の経った一軒家だが、家の裏手には田畑が広がり、のどかな里山の風景が広がる。

 青木さんはいう。

「広島という街には安心感がある。
原爆を経験し、甲状腺などの専門医も多いし、病院設備もいい。
3歳の子供を抱えているのでとにかく医療が充実しているのがいい」

差別を受ける福島人

 他府県に移住した人の中には、福島出身というだけでいじめや差別に遭う人も少なくない。

しかし広島の子供は人懐っこく、中学生の2人の子供がすぐに打ち解けたことも、青木さんに安心感を与えた。

 「車を広島ナンバーに変えようとしたんですよ。
関東なんかでは『福島の人、お断り』っていう看板出している飲食店もあるそうなので。
若い女性は結婚差別を受けたり、お腹の赤ちゃんを堕ろしたりしたという噂も聞きます。
でも、広島で車をディーラーに持って行ったら、『(広島では)そんなことしなくていいよ』と言われました。
広島の人もかつては相当差別を受けたみたいですね」

 職を手に入れ、生活を手に取り戻した青木さん夫婦だが、心配事がなくなった訳ではない。

福島に残した親の存在や、被災地にいないことで補償などの情報が入りにくくなっていることなど、常に故郷のことが頭をよぎる。

特に知人や親族の放射能による健康への影響が気になる。

 千春さんは言う。

「福島の叔父などが、作った野菜を届けようかと言ってくれるのですが、何もいらないよって、言うしかない。
こちらのスーパーでも福島産のものは避けています」

 しかし故郷に対する愛着はある。

ただし、と青木さんは続ける。

「戻りたいのは事故前の飯館。でももう、昔の飯館は戻ってこない」

 「広島に永住するつもりです。
でも死んだら、飯館村のお墓に入る。
それくらいの愛着はあります」

 4人は広島に来て、広島に救われた。
しかし、どこか哀しみを背負っているように感じた。

「核との戦い」は続いている。


~~~~~~~~~~~~


『原発さえ無ければ…』

~~~~~~~~~~~~

************

~拡散・転載希望~

************


◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。

しかし、これで終わらす訳にはいきません。

世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


************


「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index





.

【シリーズ 電力・エネルギー考】原発の新安全基準を問う(1)

2013.3.25 05:00


 ≪寄稿 東京大学大学院教授 岡本孝司≫

 ■原子力の安全-想定外への対応 マネジメント能力の向上が不可欠

 原子力規制委員会が「世界最高水準の安全性」を目指すという新安全基準の策定が7月の法制化に向けて本格的に動き出している。

安全基準は原発再稼働の前提となるだけに、合理的・効率的でなくてはならない。

原子力の専門家、識者に安全基準や規制に必要な視点を問う。

              ◇

 福島第一原子力発電所の事故は、設計を超える事態に陥った発電所の対応を、十分に行うことができずに、大規模な放射性物質放出に至った。

30年以上前の米国スリーマイル島原発(TMI)事故以来、設計を超える事態が起こりうることはよく知られており、その対策をあらかじめ考え、研究が進められていたにもかかわらずである。

アクシデントマネジメントと呼ぶこの対策は不十分であり、事故を防ぐことができなかった。

 一方、福島第二原子力発電所では、設計を超える事態に陥りながら、アクシデントマネジメントが功を奏して安全に停止することができている。

福島第一を襲った津波は福島第二よりも大きく、適切な対応をとることが困難であった。

今後の原子力発電所には、アクシデントマネジメントを充実し、福島第一を超えるような事態に陥っても安全に原子炉を止めることが必須である。

 事故をアクシデントマネジメントの視点で振り返り、その教訓を考えると次の3点に集約されると考えている。

 (1)想定外がありうることを想定しておくこと

 (2)緊急時マネジメント能力を向上し維持すること

 (3)総合的なリスクを考慮すること


◆教訓はどこへ


 人間の考えには限界がある。

どのような事態にも柔軟性をもって対応できる発電所や規制当局のマネジメント能力を充実させる。

そのための対策は、局所リスクにとらわれず、総合的なリスクを低減する。

 新安全基準は、この教訓をくみ取り、発電所を安全に運転することを目的としなくてはならない。

しかし、残念ながら新基準は上記3つの教訓を積極的に取り入れていない。

設計を超えた状態への対策として、新基準ではハードウエアに偏重した局所的なリスク低減対策を考えている。

これらは事故前の規制当局の考え方そのものであり、事故を経験しても、なぜか同じ考え方を継続している。

これでは事故は防げない。

 (1)想定外がありうることを想定していないこと

 (2)ハードウエアに偏重した、一律の仕様規定となっていること

 (3)局所リスクにこだわり総合的リスクを高めていること


 ◆多重・独立の防護思想


 国際原子力機関(IAEA)は深層防護という多重に独立の効果を持つ層で防御する思想を提言している。

深層防護において設計対応は第3層までであり、ハードウエアを中心に考えることになる。

設計基準に対して十分に安全であることをハードで対策し、そのハードを動かす人や組織の能力が十分であることを確認する。

 一方、今回考慮すべき、設計を超える状態である第4層の対策は、第3層までとは独立の効果を持つソフトウエアを中心に考えなくてはならない。

第4層を設計の延長と考えて、ハードに偏重した考え方をすると、それは第3層と同じ思想となり、独立の効果を保証できないばかりか、第3層と同じ理由で、また破られることになる。

規制庁は深層防護に対して後段否定なるアイデアを提唱しているが、この考えはハードを中心に考えると生まれてくるものであり、国際標準から大きく外れた誤った考え方である。

ハードに偏重すると、想定外には対応できなくなる。

いくらハードを準備しても、そのハードが使えない場合も起こりうると考えなくてはならない。

まさに新安全基準はそうなっている。

想定外に対応するためには、ハードではなくソフトで対応することが必須である。

この場合のソフトとはマネジメント能力、緊急時対応能力といってもよいであろう。

 マネジメント能力は、ハードではないため、第3層までの設計とは独立の効果をもつ。

ハードが不要とは言っていない。

ソフトとしてのマネジメント能力をサポートするためには、数多くのハードが必要となる。

マネジメント能力を充実させ、発電所の実力を高める。

想定外を想定することを大前提としなくては新基準の意味がない。


 ■同時に総合的リスクの低減を


 すべての対策は、対象とするリスクを低減することが可能だが、別の場所に新たなリスクを導入する。

9.11同時多発テロの後、飛行機をやめて車を使うという対策をとった人が増えた結果、交通事故の死亡者が増えたことは有名な話である。

つまり、総合的なリスクを考えなくてはならない。

 たとえば、放射性物質を取り除いて排気する「フィルター付きベント」を設置することは、緊急時の環境汚染リスクを低減できる。

しかし、地震国日本ではフィルターを設置する場所が限られ、長い配管が必要となる。

この長い配管は通常時の破損のリスクだけではなく、緊急時においては、その配管周りの放射線が高くなり、緊急時マネジメントを大幅に制約する。

つまり、総合的なリスクも増加させることになる。

海外で導入されているからといって、そのまま導入するのは間違っていることがよくわかる。

総合的なリスクを考えなくてはならない。


 世界標準の規制は、ハードの仕様を細かく規定するのではなく、必要な性能を規定する。

その性能を満足するための手法は何万通りもあり、発電所ごとに最適な手法は異なる。

発電所をよく知っている事業者が最もリスクを低減する手法を選択し、それを答案用紙に書いて提出させるべきである。

その答案が性能規定を満足しているかどうかを採点する能力が規制当局には必要である。


 ◆世界標準の考え方を


 残念ながら、今の新基準は、規制当局に採点能力がないので、○×式の問題を出すしかないと言っているに等しい。

事業者も○×式のほうが楽なので、また、責任を規制当局に任せることができるため、リスクを高めることが分かっていても○×式を踏襲したいのかもしれない。

 国際標準に沿った性能を規定する新基準にするように、委員会の有識者は繰り返し提言している。

しかし、規制庁は有識者の意見を無視し、間違った考え方を取り入れている。

新安全基準は、世界標準の考え方で見直し、ハードウエアに偏重した仕様規定の考え方を改め、総合的なリスクを低減化させる性能規定とする。

事業者に考えさせなくてはならない。

また、発電所のマネジメント能力が十分であることを評価し、緊急時においても対応できる知識経験とハードを備えた組織であることを証明することが、再稼働の条件であると考えている。


【プロフィル】岡本孝司

 おかもと・こうじ 1983年東大工学部原子力工学科卒。
85年東大大学院工学系研究科原子力工学専門課程修士課程修了後、三菱重工業入社。
88年東大工学部助手、同助教授などを経て2004年東大大学院工学系研究科教授、05年同大学院新領域創成科学研究科教授。
11年4月から同大学院工学系研究科原子力専攻教授。
専門は可視化情報学、原子力安全工学、原子炉熱流体工学など。

************

~拡散・転載希望~


************


◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。

しかし、これで終わらす訳にはいきません。

世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


************


「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index





.



【与党、電力改革案を了承=東電経営安定化など条件―18~20年に発送電分離】

時事通信
[3/29 11:11]

自民・公明両党は29日の与党政策責任者会議で、2018~20年をめどに、電力会社から送配電部門を切り離す「発送電分離」と電気料金の全面自由化を実施する電力改革の政府方針案を了承した。

ただ、自民党は同日の総務会で、党内の慎重派に配慮し、
(1)電力の安定供給に必要な措置を講じる
(2)東京電力が経営安定化を図れるよう政府として検討する
(3)安全性を確認した原発の再稼働に努力する
(4)原発の在り方、再生可能エネルギーの導入拡大を含む電源構成の議論と整合性を取る―を改革推進の「条件」にすると決議した。

自民党は同日午後、政府に申し入れる。

政府は来週にも、改革方針を閣議決定する。

その後、改革の第1段階として、全国規模で電力の需給調整をする「広域系統運用機関」の設置を盛り込んだ電気事業法の改正案を与党に提示し、今国会への提出を目指す。

改革方針案では、15年をめどに広域系統運用機関を設立し、16年をめどに電気小売業への参入を全面自由化する。

発送電分離と料金規制の撤廃は18~20年をめどに実施し、必要な法案の15年の国会提出を目指すとした。


~~~~~~~~~~~~

発送電分離が行われる頃には、半数近くの原発が再稼働しているかも知れない。

再稼働より先に電気小売り自由化と発送電分離を行うと電気料金値上げによる原発必要論が崩れてしまう。

だから、まず再稼働出来る原発を動かし切ってから電力改革が始まる。

しかし、現時点でまともに再稼働出来る原発はあるのだろうか?


現在、運転中の大飯にしろ敦賀や志賀、東通にしろ活断層の疑いがある。
浜岡は南海トラフ巨大地震の直撃を受ける。

それでも自民党・安部政権は、速やかに再稼働するなどと宣言した。

安全性を度外視しなければ再稼働は出来ない。

再稼働するのなら安全性を無視する事になる。



活断層が指摘されていない原発にも問題点は多い。


【再稼動候補原発「老朽化で冷やすと割れる可能性」と識者】

女性自身
[3/29 07:00]

「この秋にも原発再稼動という動きが現実化してきている。
とんでもない話です。
2年前の福島第一原発事故による放射能汚染の現実をもう忘れてしまったのでしょうか」

こう憤るのは「東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)」の委員を務めた田中三彦さん(科学ジャーナリスト)。

田中さんは福島第一4号機の原子炉圧力容器の設計などに関わった原発の専門家だ。

一部、報道では、原発の新しい安全基準が導入される7月以降、四国電力の伊方原発(愛媛県)を筆頭に、九州電力の玄海原発(佐賀県)、川内原発(鹿児島県)などが、早ければ今秋にも再稼動かと報じられている。

じつはこの3つの原発は「大きな問題点を抱えているのだ」と識者はいう。


【伊方原発】


「先日、東海沖から九州沖に至る南海トラフで巨大地震が発生すれば、最悪で220兆円の経済被害が生じると政府が公表しました。

伊方原発は南海トラフ地震の震源域すれすれにある。

もし間近で大地震が発生したらと考えたら、とても再稼動はできないでしょう」(前出・田中さん)


【川内原発】


「この原発で心配なのは、地震よりも火山活動。

鹿児島は最近も霧島連山の新燃岳、桜島と、火山活動が活発な地域です。

霧島連山から連なる原発周辺の火山が噴火した場合、原発が火砕流で被災する可能性があるんです」(市民の立場で原子力の危険性のデータ収集を行っている「原子力資料情報室」共同代表・伴英幸さん)


【玄海原発】


「原子炉は鋼でできています。

その鋼がどのくらい脆くなっているかを示すものに、脆性遷移温度があります。

玄海1号機も運転開始時にはその値はマイナス50度ととても低かったのですが、現在、98度まで上昇。

緊急炉心冷却装置を使ったら、その瞬間に炉がパリッと割れてしまう『脆性破壊』を起こすかもしれないというほど、脆くなっているのです」(田中さん)


~~~~~~~~~~~~

自民党・安部政権は、この様に原発の問題点や危険性を訴える有識者を排除した。

原発は安全だ、必要だと主張する人材で固められたエネルギー政策会議。

福島第一原発事故以前の安全神話構造そのものを再現しようとしている。

以前と変わったのは原子力規制委員会の存在だが、その規制委員会の原発事故防災指針。

原発再稼働にも重要な事項となるのだが…



【原発の防災計画 形ばかりでは意味ない】

中国新聞
[2013-3/19]

 原発事故が再び起きた時、住民の安全をどう守るか。

全国にある原発の半径30キロ圏の自治体に義務付けられた地域防災計画が、きのう策定の期限を迎えた。

 対象となる自治体の多くは、まだ策定できていない。

計画の基になる原子力規制委員会の指針の改定に、遅れが出たことが背景にあるのだろう。

 法令が定める期限に間に合わせた自治体は、新たな指針を全て反映できていないケースがほとんどだ。

 原発再稼働の前提として規制委は防災対策の充実を挙げ、自治体の計画作りも実質的な条件の一つになるとみられる。

それだけに形ばかりの計画であってはならない。

 規制委は昨年10月、原発事故時の防災対策の枠組みとして原子力災害対策指針を決めた。

先月末には、原発から5キロ圏で住民の甲状腺被曝(ひばく)を防ぐ安定ヨウ素剤を事前配布することなどを盛り込んだ改定を実施した。

 指針は福島第1原発の事故を踏まえて規制委がまとめたが、自治体からすれば不満が残る内容となっている。

 原発が集中する福井県は、地域防災計画の策定を保留している。

規制委の指針は具体性を欠いており、指針を参考にしたのでは実効性ある計画が作れないとの立場だ。

 ヨウ素剤の服用方法や、緊急時の放射線モニタリング体制、具体的な避難区域の指定方法などが指針ではいまだあいまいにされている。

福井県の指摘は理解できる面もあろう。

 中国地方の自治体はどうだろう。

中国電力の島根原発から30キロ圏にある島根、鳥取両県と松江市など6市が全て、きのうまでに防災計画をまとめた。

 島根県は先月、計画を決めたが、日程の問題で昨年10月段階の規制委の指針しか反映させることはできなかった。

そのため5キロ圏へのヨウ素剤の事前配布などは盛り込まれていない。

 県は今後、規制委の指針の改定を防災計画に反映させていくという。

今のままの計画の内容であれば、住民は安心できないだろう。

 原子力災害対策の重点区域が従来の半径10キロ圏から30キロ圏に拡大され、初めて防災計画を作る自治体も多い。

四国電力の伊方原発の30キロ圏に入った山口県や上関町が防災計画の策定を進めている。

 規制委は7月までに原発の新たな安全基準を策定し、電力会社から原発再稼働の申請を受け付ける見通しだ。

安倍政権は再稼働を明言し、経済界も期待を寄せる。

 ただ再稼働の判断には、原発自体の安全性だけではなく、原発がある地域の防災対策をしっかり見極める必要があるのは言うまでもない。

 規制委の田中俊一委員長は「住民の安心感を得られる防災計画を作ることが大事。
少々遅れても良い」との考えを示している。

 とはいえ、まずは規制委がしっかりした原子力災害対策指針を作るのが筋だろう。

小出しの改定を続けて自治体を振り回してもらっては困る。

 自治体も拙速であってはならない。

再稼働ありきではなく、住民の納得が得られる実効性ある計画を、時間を十分かけて作るべきである。


~~~~~~~~~~~~

数年先の事しか考えていない安部政権。

その先の事は、考え無い様にしているのか、自民党お得意の先送り精神が根付いているのか…

福島第一原発事故も避難を余儀なくされている福島の人達の事も何も解決していない。

核のゴミ問題はおろか福島第一原発事故に伴う指定廃棄物の処理もままならない。

それでも再稼働ありきで進められる自民党・安部政権のエネルギー政策。

原発周辺住民の安全確保や原発安全対策もほどほどに自民党・安部政権は、原発を再稼働させてしまうのか…


************

~拡散・転載希望~

************


◆浜岡原発再稼働の是非を問う住民投票の実施は、16万5千人の県民の意思を無視し原発推進の党本部方針を優先した静岡県議会最大会派の自民改革会議(37人)などにより否決されてしまいました。

しかし、これで終わらす訳にはいきません。

世界一危険な浜岡原発を廃炉にする為に…

私達の安心・安全な暮らしを維持する為に…

静岡県及び近隣・関東に大量の放射能を撒き散らさない為にも…


「原発県民投票・静岡」では、川勝知事に県知事権限による住民投票条例案を議会へ提出する様に要請しています。



静岡県(川勝)知事あての意見を全国からも募集します。


※浜岡原発に対する意見


浜岡原発の危険性から再稼働は、あり得ない!

浜岡原発全ての原子炉を即時廃炉へ。


川勝平太知事宛てにメッセージを届けましょう。

浜岡原発事故が起これば被害を受けるのは、静岡県だけでは、ありません。

県外からのメッセージもお願いします。


◆川勝平太知事宛てメッセージ◆


送付方法:fax 054-221-2164

TEL 054-221-2202

手紙 〒420-8601

静岡県 葵区 追手町 9番6号

静岡県庁 静岡県知事 川勝平太


知事への意見箱

http://www.pref.shizuoka.jp/governor/mailbox.html


より多くのご協力お願い致します。


[浜岡原発をとめる裁判の会]

http://www.geocities.jp/ear_tn/


************


「首都圏反原発連合」

http://coalitionagainstnukes.jp/



≪さよなら原発1000万人アクション≫

オンライン署名

http://sayonara-nukes.org/


みんなで決めよう「原発」国民投票


http://kokumintohyo.com/archives/5904


≪全国脱原発デモ情報拡散≫


http://demojhks.seesaa.net/pages/user/m/index





.