事故が起こればプルトニウムが撒き散らされるプルサーマル。
【MOX燃料 高浜に到着 福島事故後初、フランスから】
産経新聞
[6/27 14:37]
関西電力高浜原子力発電所(福井県高浜町)3号機向けに製造されたプルサーマル発電用のプルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)を積載したフランスからの輸送船が27日午前、同原発に到着し、荷降ろし作業が始まった。
平成23年3月の東京電力福島第1原発事故後、MOX燃料が海外から日本に輸送されるのは初めて。
関電によると、輸送船は4月17日(現地時間)に仏・シェルブール港を出発。
今回運ばれた3号機用のMOX燃料は20年に関電が20体を発注。
23年春に輸送予定だったが、東日本大震災の影響で延期されていた。
MOX燃料を保管していた仏から早期搬出を求められたため、今回輸送されることになった。
同原発へのMOX燃料の輸送は22年6月以来。
関電は、7月8日の原発の新規制基準施行後、MOX燃料を使用するプルサーマル発電の再開も視野に入れて原子力規制委員会へ高浜3、4号機の再稼働を申請する方針を示している。
プルサーマル発電の計画は今後、原子力規制委員会による検査を経て、MOX燃料の使用へと移行する見通し。
一方、国の原子力政策の中核となる「核燃料サイクル政策」の明確な方向性が示されておらず、再稼働には地元の同意も必要なため、高浜3号機への装填(そうてん)時期については未定のままだ。
3号機では、23年1月にプルサーマル発電による営業運転を開始し、定期検査に入る24年2月まで運転した実績がある。
【用語解説】プルトニウム・ウラン混合酸化物燃料(MOX燃料)
原発の使用済み燃料を再処理して取り出したプルトニウムと、ウランを混ぜた燃料。
日本は英国やフランスなどの企業に製造を委託し、厳重な警備を付けて海路で輸送してきた。
電力業界などは、MOX燃料を一般の軽水炉で利用するプルサーマル発電を進めている。
平成21年12月に、九州電力が国内で初めて玄海原発3号機で導入した。
【MOX燃料輸送に抗議=反対派が集会―福井・高浜】
時事通信
[6/27 09:47]
東京電力福島第1原発事故以降初めて、福井県高浜町の関西電力高浜原発にプルサーマル発電用のウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料が到着した27日朝、原発が見渡せる音海地区の港では、輸送に反対する市民らが抗議集会を開いた。
早朝から自家用車やバスに乗り合わせ、県内外の100人超が集結。
午前6時半すぎ、輸送船が内浦湾に姿を見せると、
「MOX燃料を装填(そうてん)するな」
「関電は住民の命を守れ」
とシュプレヒコールを繰り返し、拳を突き上げた。
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運転再開(再稼働)には、地元の同意が必要と言うが、その地元とは市民では無く原発マネーを受け取っている自治体、すなわち行政の同意で、反対している地元市民の意見は聞き入られる事は無い。
【MOX大量使用、検証必要=大間原発「世界に例ない」―田中委員長】
時事通信
[6/26 17:33]
原子力規制委員会の田中俊一委員長は26日の定例記者会見で、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料のみで運転を予定している電源開発大間原発(建設中、青森県大間町)について「きちっとデータを取って判断すべきだ。
一般論として、世界に例がないことは難しい」と述べた。
田中委員長は、核燃料のうちMOX燃料が3分の1超を占める原発は世界的に例がないと指摘。
個人的見解と断った上で、運転申請があった場合は規制委による安全性の検証が必要とした。
MOX燃料は通常のウラン燃料に比べ、制御棒を挿入した際の中性子吸収率が落ちたり、燃料が溶け出す温度が下がったりするなどの問題点が指摘されている。
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安倍首相は、「福島第一原発事故は米GE製の原子炉が事故を起こしたもので日本製の原子炉は、世界一安全だ」とでも言わんばかりに海外への原発輸出に力を注ぐ。
しかし、原発事故が起きたのは日本であって、日本人技術者や日本の原発政策により引き起こされた。
更にウラン燃料よりリスクの高いMOX燃料によるプルサーマルで原発を維持するつもりだ。
原発事故による人体への影響、環境汚染…原発は安全だと良く言えるものだ!!
【海水トリチウム濃度、原発事故後最高に】
産経新聞
[6/27 07:55]
東京電力は26日、福島第1原発海側の観測用井戸の水から高濃度の放射性物質が検出された問題で、港湾内の海水から新たに1リットル当たり1500ベクレル(法定限度は6万ベクレル)のトリチウムが検出されたと発表した。
海水のトリチウム濃度は原発事故後で最高となった。
検出されたのは1~4号機取水口北側の海水で、24日に採取した。
同じ地点では10日の採取で500ベクレル、21日の採取で1100ベクレルで3倍に上昇した。
一方で高濃度のトリチウムが検出された観測用井戸直近の海水のトリチウム濃度は減少していた。
東電は「データを集め今後総合的に判断していきたい」としている。
一方、原子力規制委員会の26日の定例会合で、更田(ふけた)豊志委員が汚染水が海に漏れ出た可能性について「強く疑われる」と述べた。
規制委は海への流出を防ぐための護岸工事を早期に実施するよう東電に指示した。
【原発、放射性ヨウ素も北西へ拡散】
ロイター
2013年 06月 27日 11:32
日本原子力研究開発機構と米エネルギー省は26日、航空機で測定した放射線のデータから地表に沈着した放射性物質の量を算出する手法を開発、東電福島第1原発事故で放出されたヨウ素131が北西方向に拡散したことを示す分布図を作製したと発表した。
同機構は「事故直後の住民の内部被ばく量を推定するための基礎データとして役に立ってほしい」と話している。
ヨウ素131は体内に取り込まれると、甲状腺がんを引き起こす恐れがある。
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福島第一原発事故による大量・広範囲に渡る放射能汚染。
故郷を追われ避難所生活を余儀なくされている大勢の人達。
家族がバラバラになってしまった人達…
原発事故による関連死で沢山の命も奪われた。
責任は、国(政府)と電力会社にある。
…にも関わらず国(政府)と電力会社は、再び原発政策を再開(再稼働)しようとしている。
この国は、経済成長の為なら多少の犠牲はやむ無しと考えているのか…!?
※気になった記事を2つ。
その①…
【室井佑月 「右じゃなければ左なの?」】
〈週刊朝日〉
[6/26 16:07]
「左翼のクソども」と発言した復興庁の水野靖久参事官の処分が決定した。
自身もネット上で「左翼」や「在日」と書き込まれているという作家の室井佑月氏は、右翼か左翼かの二元論で物事をとらえる日本の現状に苦言を呈する。
* * *
6月14日付の東京新聞に、「役所に盾突く人=左翼」という見出しの記事が載っていた。
原発事故の被災者支援を担当する復興庁の水野靖久参事官は、「どうする? 放射線による健康被害への対応」という集会に国側の説明者として出席し、終わった後、個人のツイッターに、「左翼のクソどもから、ひたすら罵声を浴びせられる集会に出席」と書き込んだ。
実際は、水野氏が罵声を浴びせられることはなかったという。
けど、そこはどうでもいい。
罵声があがったとしても、当たり前だしな。
その理由については最後に書く。
問題なのは、国と違う意見をいう人が左翼と決めつけられること。
放射線の健康被害を心配したら、左翼なの? すげぇな。
国民はみんな、右か左に分かれてるってか。
あたしもネットなどで、左翼または在日だと書き込まれている。
自分の名前で検索してみると、在日という言葉がすぐ出てくるぐらいだ。
なんでも小説で在日の女性の話を書いたことがあるから「認定」なのだそうだ。
あの~、コラムと小説の違いって知ってます? あたしが日本人であることは調べりゃすぐわかるし(大事なのはそこじゃないと思うし)、右とか左とか、これまで生きてきて考えたこともない。
(くだらないなぁ)
そう思ってずっと放置していた。
しかし、無視していたらヤバいことなのかも。
だって、それらの言葉はごく一部の人たちにとって最高の悪口で、その言葉を使うことで仲間内でやたらと盛り上がる。
少数だが、声がデカい。
それを許していたら、この国の穏やかな人たちは、レッテルを貼られるのが厭(いや)で自分の意見をいえなくなる。
すぐに消されたが、安倍首相もフェイスブックに、「(街頭演説の)聴衆の中に左翼の人達が入って来ていて」などと書いたらしい。
街頭演説を野次った人たちの中には、TPP反対の人も消費税増税反対の人も原発反対の人もいただろう。
狙いがあっての発言か、それともわかっていないのか。
どっちにしろ怖いことだ。
最後に、国の集会で罵声があがるのも仕方ないって話。
国側はうちら国民の意見を聞いてるようで、聞いちゃいない。
聞く気もない。
国民との話し合いの場を作ったという事実が必要なだけ。
ネットに出回っている「第38回全国公害被害者総行動デー」の様子をごらんください。
これを観れば、原発事故後、ほんとうに起きていることがわかるから。
そうそう、昨年6月に成立した「子ども・被災者支援法」の担当だった水野氏は、基本方針の策定が1年間放置されていることについて、「白黒つけずに曖昧なままにしておく」と、堂々とツイッターに書いていた。
※週刊朝日 2013年7月5日号
その②…
【「ドンキホーテの告発」】
47NEWS
(2013年05月23日更新)
その本を読み終えた後、しばらくは立ち上がれなかった。
それほどの衝撃だった。
書名は『原子力ドンキホーテ』(ぜんにち出版)。
「原発の検査データ改ざん命令に背いた男」という副題がある。
▼著者はみなべ町北道出身の藤原節男さん(64)。
大阪大学工学部原子力工学科を卒業して、現在の三菱重工に入社。
その後、日本原子力研究所を経て原子力安全基盤機構に勤務していた生粋の原発技術者である。
▼藤原さんは2009年春、北海道電力泊原子力発電所3号機の使用前検査を担当。
その際、組織的なデータ改ざんが行われたことを、法律に基づいて「公益通報」したことで翌年、解雇された。
▼本では検査記録の改ざん命令から始まり「原子力ムラ」と呼ばれる電力業界とメーカー、官僚組織、研究者、マスコミが一体となった原子力行政の暗部を、当事者の実名をあげて告発している。
▼驚いたのは福島原発事故の3日前、経産省記者クラブの記者たちに「この公益通報が無視されたままの状態が続けば、明日にでもチェルノブイリ級の大事故が生じる可能性があります」とメールで発信していること。
そして、予告通りに大事故が起きた。
3号機の爆発は政府、東京電力のいう水素爆発ではなく、核爆発だったという。
▼自らの立場を脱原発派であり、原子力研究推進派と位置付けたうえで「まずは原子力ムラを解体すること」と、繰り返し説く著者の主張には説得力がある。 (石)
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この国の原発・放射能汚染リスクは高くなる一方だ。
福島第一原発事故の教訓は、原子力規制一方委員会だけを作り出しただけで終わった。
それ以外は、福島第一原発事故以前と何も変わっていない。
このままでは、2度目の原発事故が起こる。
悲劇は、繰り返される………
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