つい最近、富士山が世界文化遺産に登録され脚光を浴びている。
今年の富士山登山客も過去最高を記録した。
その富士山は、言わずと知れた日本最大の活火山。
富士山は、現役の日本最大の活火山だが、過去…と言ってもかなり昔には富士山をはるかに上回る規模の火山が日本にあった。
現在も活動が活発な阿蘇火山。
現在、活動しているのは外輪山の中のほんの一部に過ぎない。
元々は、阿蘇外輪山の大きな火山だった。
阿蘇から南へいくと活発な噴火活動が見られる桜島を含む姶良火山がある。
鹿児島湾そのものが火山だった。
その他、北海道にも巨大火山の痕跡が多く見られる。
巨大火山は、爆発的噴火で巨大なカルデラを形成する。
カルデラとは、爆発的噴火で火山直下のマグマ溜まりが空洞化して火山の自重を支え切れず大崩壊して出来る大きな窪地だ。
この様に日本列島は巨大火山のデパートと言える。
日本列島の巨大火山(痕跡含)をもしのぐ規模でこれまで地球最大の火山とされていたのは、米ワイオミング州イエローストーンだった。
【地底に眠る超巨大火山「スーパーボルケーノ」、地球を脅かす可能性】
CNN
2012.08.31
イエローストーン国立公園最大の温泉、グランド・プリズマティック・スプリング
地底に眠る超巨大火山「スーパーボルケーノ」 米イエローストーン国立公園
ワイオミング州イエローストーン国立公園(CNN) 訪れる人を圧倒せずにはおかない米イエローストーン国立公園。
間欠泉が空中高く吹き上がり、地熱で温められた温泉は別世界のような青緑色を放つ。
周囲にそびえる山々は野生生物の宝庫でもある。
しかしこの美しい国立公園の地底には、米国土の広範に甚大な被害をもたらし、地球全体を変えてしまうほどの威力を秘めた超巨大火山「スーパーボルケーノ」が眠る。
人類はまだ、その噴火の規模を体験したことはない。
イエローストーンのスーパーボルケーノが最初に噴火したのは210万年前。
その規模は、1980年に57人の死者を出した米セントヘレンズ火山噴火の少なくとも2万5000倍だったとされる。
さらに130万年前と64万年前にも別の2つのスーパーボルケーノが超巨大噴火を起こした。
スーパーボルケーノは普通の火山のように円錐形の山の山頂に噴火口があるのではなく、前回の巨大噴火で地面が吹き飛ばされてできたカルデラと呼ばれる広大な窪地で形成されている。
ユタ大学イエローストーン火山観測所のボブ・スミス所長は、活火山が集中する地形を表現する言葉としては、スーパーボルケーノよりも「ホットスポット」と呼ぶ方がふさわしいと解説する。
ハワイやアイスランドにも同様のホットスポットが存在するが、海底ではなく地底にホットスポットが存在するのはイエローストーンのみだという。
スミス氏らの観測によれば、イエローストーンは地表からわずか8キロの地底に硬い岩とマグマのたまりがある。
その下には5万7000立方キロもの非常に高温の岩体があって、イエローストーンの温泉や間欠泉を発生させている。
これがもし噴火を起こせば、大惨事になるのは確実だ。
スミス氏の著書によれば、まず付近一帯を大地震が襲い、続いて超巨大噴火が起きてイエローストーン国立公園は完全に消えてなくなる。
噴火で生じる噴煙や溶岩は数百度に達して周辺のすべてを焼き尽くす。
火山灰は米西部にまで到達し、ジェット気流に乗って空の便をまひさせ、世界の食糧供給が脅かされる恐れもある。
瞬時に8万7000人の死者を出すとの推計もある。
気になるのは、次の噴火がいつ起きるかだ。
イエローストーンの過去3度の超巨大噴火は、約80万年の間隔で発生している。
つまり、次の噴火が迫っているとの見方もできる。
スミス氏はまた、2004年に地面が隆起し始め、10年になって再び沈むという現象を観測した。
まるでスーパーボルケーノが呼吸しているようだったという。
ただし、地震などの観測や世界各地の実例などからおおまかな予測はできるとスミス氏は言い、慌てる必要はまったくないと言い添えた。
現時点ではそれよりも、地震や小規模の噴火が起こる可能性の方が大きく、そちらの方が懸念されるとしている。
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この地球最大の火山をはるかに超越して太陽系最大の火山が日本の近海で発見されたと言うのだから驚愕だ!!
これまで太陽系最大の火山は、火星にあるオリンポス山だった。
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オリンポス山は、火星最大の楯状火山としては、太陽系で最大である。
周囲の地表から約27,000メートルまで山体が立ち上がっている。
これはエベレストの3倍程度に相当する。
火星の標高基準面からの高度は25,000メートルである。
斜面の最大傾斜角度は数度しかなく、裾野の直径は550キロメートル以上もある。
また、そのカルデラには富士山がほぼ収まってしまう。
これほど巨大化したのは火星ではプレート移動が起こらないため、ホットスポット上に火口が留まり続けたためではないかと考えられている。
惑星探査機が訪れる前の、専ら地上からの望遠鏡による観測に頼っていた時代には、周囲より白く見えることがあることからオリンピア雪原)と呼ばれていた。
オリンポス山の名前はこれを部分的に引き継いだものである。
火星の経緯度で北緯18度、東経226度にある。
長らく死火山だと思われていたが、2004年12月23日、ドイツベルリンのチームが240万年程前に噴火した形跡を発見し、将来の噴火の可能性もあると発表、活火山である可能性が指摘された。
火星の火山は数十億年という長い寿命の中で数十万年から数百万年にわたり活動を休止することもあるという。
(Wikipediaより)
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今回、発見された火山は、このオリンポス山を超えるか同等だと言う。
【太平洋海底に超巨大火山を発見、太陽系で最大級】
時事通信
2013-09-06 13:45
【パリAFP=時事】
地球上で最大で、太陽系で最大の火山にも匹敵する超巨大火山を発見したとの論文が5日、英科学誌ネイチャージオサイエンスで発表された。
米テキサスA&M大学のウィリアム・セーガー氏率いる研究チームが発表した論文によると、タム山塊と呼ばれるこの火山は、太平洋の海底にある台地、シャツキー海台の一部で、日本の東方約1600キロに位置している。
タム山塊は、約1億4400万年前の噴火で吹き出した溶岩が盾状に固まった単一の巨大な丸いドームから成っている。
面積は約31万平方キロで、英国とアイルランドを合わせた面積に相当する。
海底から頂上までの高さは約3500メートルに達する。
研究チームは論文の中で「タム山塊は、世界で知られている中で最大の単一の中央火山だ」と報告している。
面積では「英国諸島や、太陽系内で最大の火山とみなされている火星のオリンポス山とほぼ同じ」だが「オリンポス山は標高が2万メートル以上なので巨人のように見えるが、体積は(タム山塊と比べ)約25%大きいだけだ」という。また、
オリンポス山の「根」は比較的浅いが、タム山塊は約30キロもの深さの根を地殻内に張っている。
海洋測量士らはこれまで、タム山塊を複数の火山から成る広大な火山系だと考えていた。
この種の火山系は、世界中に十数個ほど存在する。
研究チームは、海底掘削プロジェクトで採取された岩石試料のデータと、調査船に搭載された深部地震探査装置で得られた海底地図を組み合わせ、タム山塊の全体像の解明を試みた。
その結果、タム山塊が超巨大な単一の火山であることが分かり、他の太陽系惑星にある超巨大火山と同類の火山が地球上にも存在することが示唆されたという。
「地球にある超巨大火山は、海の下という良い隠れ場所があるために、理解がほとんど進んでいない」と論文は指摘している。
AFPの電子メール取材に応じたセーガー氏は、タム山塊が活火山である可能性は低いとみられると述べた。
「タム山塊は百万~数百万年という(地質学的にみて)短期間で形成され、それ以来活動を停止していると、われわれは考えている」
「1つの興味深い見地として、白亜紀(1億4500万年~6500万年前)には噴火した海台がたくさんあったが、それ以降は見られないというのがある。
科学者らはその理由を知りたがっている」
また、世界中に十数個ほど存在する広大な海台の中には、モンスター級の巨大火山が他にも潜んでいるかもしれないとセーガー氏は考えている。
「ソロモン諸島の東方、太平洋の赤道近くにある世界最大のオントンジャワ海台は、タムよりずっと大きく、フランスくらいの大きさがある」という。【翻訳編集AFPBBNews】
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日本の近海にあるタム山塊が活動していた時代、日本はどうなっていただろうか?
日本は、まだユーラシア大陸の東側の一部に過ぎず、列島の形すら無かった。
タム山塊は、海底火山なので、噴煙を上げる様な爆発的噴火は無かったと思われる。
それでも、もし今、タム山塊が活動を再開したら、超巨大津波が日本を襲うかも知れない。
中部電力が浜岡原発に建設中の防潮堤などひとたまりも無い。
もっとも、今後タム山塊が活動する可能性は無いらしいので安心だが、日本の目と鼻の先に太陽系最大の火山が眠っている事は、それほど、日本列島は、火山活動が活発な場所に位置する事は確かなのだ。
環太平洋火山地帯の中でも火山と地震が集中する日本列島。
その日本が地震の活動期に入っている。
地震は火山直下のマグマ溜まりを揺らし、火山に亀裂を生じさせ噴火を引き起こす。
地震と火山噴火と切っても切り離せない日本。
そこに暮らす以上、覚悟と備えが必要だ。
昔「地震・雷・火事・親父」
今「地震・雷・火事・活火山」
最近「地震・竜巻・火山・原発事故」
…と、言ったトコか…
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