やはり、と言うか、当然の結果となった静岡県知事選。
しかし、県民を騙して再選を果たして意味があるのか…!?
富士山世界文化遺産登録も地域経済発展も雇用確保も医療・福祉も…
浜岡原発が事故を起こせば全てが失われる。
【静岡県知事選 川勝氏、大差再選】
中日新聞
2013年6月17日
◆浜岡住民投票に意欲
再選を決め、支持者からの花束を笑顔で受け取る川勝平太氏=16日午後8時18分、静岡市葵区黒金町で
静岡県知事選は16日、投開票され、無所属現職の川勝平太氏(64)が、無所属新人の元多摩大教授広瀬一郎氏(57)=自民党県連推薦、共産党新人の党県副委員長島津幸広氏(56)の二新人を大差で破り再選を果たした。
川勝氏の得票数108万余は2001年の石川嘉延氏の102万余票を上回り、戦後の知事選で最多。
投票率は50%を割る低率だった。
中部電力浜岡原発(御前崎市)の再稼働や住民投票の是非、南海トラフ巨大地震に備えた防災対策など県政課題は多かったが、候補間に政策の大きな対立がなかった。
川勝氏は浜岡再稼働の是非を「住民投票で問いたい」と抱負を述べた。
選挙戦では地震対策、富士山の世界文化遺産登録に向けた取り組みなど一期目の実績を強調。
「特定の党派のための県政でなく、県民のための県政を行う」と訴え、政党や団体の推薦を受けず、党派を超えた選挙戦を展開。
本来は政権与党を支持する財界が川勝氏を支援し、自民・民主党などの政党支持層だけでなく、支持なし層からも幅広い支持を集めた。
自民党県連が擁立した広瀬氏は立候補表明が4月初旬と出遅れた。
安倍内閣と自民党の高支持率を背景に「県政と国政のねじれを解消する」と訴え、支持にとどめた党本部からも閣僚や党三役が応援に駆け付けたが、推薦を得た農協の一部が自主投票に回るなど自民党支持層を固めることができなかった。
島津氏は「浜岡原発は再稼働を許さず、即時廃炉にする」と浜岡廃炉を前面に押し出したが、共産党支持層もまとめられなかった。
当日有権者数は302万6千955人だった。
川勝 平太氏(かわかつ・へいた) 1948(昭和23)年8月、京都府出身。
早稲田大大学院修了後、オックスフォード大大学院で博士号取得。早大政治経済学部教授、国際日本文化研究センター副所長などを経て、2007年4月、静岡文化芸術大学長。
09年7月の知事選で初当選。家族は妻貴美さん(65)。
自宅は静岡市葵区安東2。64歳。
◆【解説】 原発議論避け争点欠く
静岡県知事選の投票率は50%に届かなかった。
有権者の過半数が棄権した最大の要因は、川勝氏と、県議会最大会派を占める自民党県連が担いだ広瀬氏との間に明確な争点がなかったことだ。
東日本大震災、福島第一原発事故後、初めての知事選だったにもかかわらず、浜岡原発の再稼働の是非や原発政策の今後について明言を避けた。
島津氏は廃炉を主張したが、支持の広がりを欠いた。
浜岡再稼働をめぐる住民投票の実施は、本紙の世論調査で77・4%が賛成し、知事選でも大きな争点となりえた。
川勝氏は本紙の取材に「安全性の確保が大前提で再稼働できる環境は整っていない」とした上で、「住民が最終判断するのが筋だ」と住民投票の実施にただ一人賛成した。
ただ、川勝氏は演説などではこの問題にほとんど触れず、争点化を避けた印象が残るばかりか、住民投票条例案は住民や県議会が提案すべきだとしている。
賛意を示しているのなら、知事自ら実施に向けて具体的な道筋を早く示すべきだ。
広瀬氏を擁立した自民党県連にも有権者の「ノー」の判断が下された。
本紙世論調査では、自民党支持層は知事選で川勝氏に投票する人が最多だったが、参院選の比例代表は自民党に投票するとの回答が最多だった。
広瀬氏と自民党県連は「県政と国政のねじれ」を訴えたが、有権者に浸透しなかった。
勝者、敗者のいずれも重く受け止めるべき結果が出た。
浜岡以外にも、防災対策、景気・雇用対策など山積する課題に真摯(しんし)に向かい合い、棄権した有権者を県政につなぎ留める努力をするべきだ。
(静岡総局・本田英寛)
◆投票率49・49% 11・57ポイント減
16日投開票された静岡県知事選の投票率は49・49%と半数割れとなった。
政権交代の前哨戦と位置付けられ、平成に入ってから2番目に高かった前回の61・06%を11・57ポイント下回った。
今回を含めた過去10回の知事選で投票率が数割れしたのは五回目となった。
【静岡知事再選 原発・津波重い責任】
東京新聞
2013年6月17日
原発や津波の不安から逃れたい-。
静岡県民そして国民共通の願いに違いない。
この人なら実行してくれると、川勝平太知事は党派を超えて支持された。
その重い責任をまずかみしめてもらいたい。
二期目の川勝県政は、前例のない重責を担うことになるだろう。
南海トラフの巨大地震は予知できない。
防災、減災、事前の備えがますます重要視されている。
地震、そして大津波への防災はどこまで強化できるのか。
巨大地震への備えと原発の安全対策は不可分だ。
東海地震の想定震源域にあり、政府の要請を受けて停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)をどうするか。
370万県民の生命と安全だけでなく、この国全体の方向にもかかわる重大な決断を迫られることになる。
選挙中の本紙の世論調査では、「景気・雇用」を重視すると答えた有権者が最も多く、二番目に「医療・福祉」で「防災」「原発・エネルギー」を大きく上回った。
だが生命、安全はすべての基盤であり、地震・津波と原発の複合災害は、雇用も福祉も根こそぎ奪い去る。
3・11を目の当たりにした誰もが、それを忘れたはずもない。
津波対策工事の終了が、2013年末から15年3月に延び、浜岡再稼働は物理的に遠のいた。
選挙戦でも再稼働に関する議論は低調だった。
しかし、安倍政権による追い風の中で、中電側は再稼働申請の意欲を強めている。
川勝氏が決断を迫られる日は遠くない。
県や地元御前崎市が、中電と結ぶ安全協定にも、原子炉規制法にも、再稼働に知事の同意が必要との規定はない。
だが、最後の判断は知事に委ねられるだろう。
川勝知事は、県民投票で意見を聞くという。
そうなれば結局は、再稼働の可否を県民自身で決めることになる。
他地域への影響もあることだ。
県民自らが負う責任も軽くはない。
霞が関には、地方を守り抜く力がない。
これも3・11が残した貴重な教訓だ。
津波の受け止め方にせよ、避難誘導のあり方にせよ、政府のメニューに頼るだけでは郷土を守れない。
地域の実情に即したきめ細かい対策が欠かせない。
知事はよく県民の声を聞き、県民はよく声を上げ、お互いの理解と協力の中から安全安心の地域を築く。
自治の絆を強く結び直すべき時である。
【名古屋市長:浜岡廃炉へ「連携を」…静岡知事に働きかけへ】
毎日新聞
16日投開票された静岡県知事選で、現職の川勝平太氏(64)が再選したことを受け、名古屋市の河村たかし市長は17日の定例記者会見で、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)を廃炉にし、御前崎へ火力発電所を建設することを実現させるため、川勝氏に連携を働きかける考えを明らかにした。
~~~~~~~~~~~~
川勝平太知事は、選挙戦で公約とも言える「住民投票を実施する」と県民に訴えかけた。
しかし、前回の住民投票条例案と同様、県議会最大会派である自民改革議会が選挙後、即座に「住民投票には反対」と表明!!
中部電力側も川勝平太知事は、再稼働に反対しないと見ている。
川勝知事は、前回の住民投票条例案の時、「住民投票実施には、県知事選と同じくらいのお金が掛かる」と住民投票を否定した。
それが、今回の知事選では、一変して浜岡原発再稼働の是非は住民に問うと、住民投票へ意欲を示した。
明らかに票集めに住民投票を利用した形だ。
しかし、住民投票実施と言う割には、「浜岡原発は安全が確保されなければ再稼働は、あり得ない」と以前からの姿勢は、変わらない。
裏を返せば、規制委員会と政府が浜岡原発を安全と判断すれば再稼働にGO-サインを出すと言う事だ。
これは、自民党が支持した新人広瀬一郎氏の「浜岡原発再稼働は、政府判断に委ねる」と、何ら変わり無い。
静岡県のみならず、関東全域に放射能被害をもたらす恐れのある浜岡原発。
浜岡原発が史上最悪の原発事故を起こす確率は50%以上だ。
浜岡原発再稼働は、一か八かの賭けとなる。
東日本大震災以降の中部電力管内の電力需給には、常に余剰があり、一度も電力逼迫に陥った事が無い。
浜岡原発を生かす必要性は全く無い!!
生かす理由があるとすれば、3000人の雇用と「地元」に落ちる原発マネーぐらいだ。
その為に日本が壊滅的打撃を被る危機に陥るリスクを賭けて再稼働させる必要があるのか!?
規制委員会にしろ、政府にしろ川勝知事にしろ県議会にしろ、南海トラフ巨大地震が浜岡原発に与える影響(ダメージ)は、想定しきれない。
規制委員会の審査は、日本各地の原発と同じ審査基準で行われる。
南海トラフ巨大地震(東海地震)震源域真上に建つ浜岡原発が他の原発と同じ基準で審査され再稼働されたのでは、確実に大事故を起こす。
そうでなくとも耐震不足の原子炉建屋の上にあるプールには大量の使用済み核燃料が行き場も無く保管されている。
再稼働させなくても使用済み核燃料が史上最悪の原発事故を招く。
浜岡原発を再稼働させないと言う事は、廃炉に繋がり使用済み核燃料も安全な場所に移す事を意味する。
それ故に再稼働反対、重要な第一歩となるのだ。
県議会が住民投票に反対して流れる事を分かっていながら、一般県民に住民投票実施を公約した川勝知事。
浜岡原発が史上最悪の原発事故を起こせば、その責任は間逃れ無い!!
そして、私達、静岡県民は、住む家も故郷も奪われ路頭に迷う!!
【浜岡原発、ベント設備の工事開始 フィルター付き】
47NEWS
中部電力は14日、浜岡原発4号機(沸騰水型、静岡県御前崎市)で、7月に施行される新しい原発の規制基準で義務付けられているフィルター付きベント設備の設置工事を開始したと発表した。
中部電によると、設備は原子炉建屋横の地中に埋設し、配管で原子炉格納容器や排気筒と結ぶ。
3号機でも設置の準備を進めており、今月中にも工事を始める。
いずれも2015年3月末の完成を目指すという。
フィルター付きベント設備は、事故時に格納容器の圧力を下げるため、内部の蒸気から放射性物質を取り除いて排出する装置。
東京電力福島第1原発事故を受け、沸騰水型の原子炉では設置が必須となった。
【浜岡原発、対策完了前に再稼働申請も 中部電社長】
日本経済新聞
2013/6/4 20:47
中部電力の水野明久社長は4日の定例記者会見で、現在停止中の浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の再稼働について「(2015年3月末に完了する)安全対策と並行して申請を進めることは可能だ」と述べた。
具体的な時期は示さなかったが「できるだけ早い時期に申請できるよう準備したい」と、対策工事の完了前に国に再稼働を申請する可能性を示唆した。
水野社長は7月に施行される国の新規制基準にも言及し「これまで自主的に進めてきた浜岡の安全対策(の方向性)が見えてきた」と話した。
中部電は浜岡原発で防波壁を22メートルにかさ上げするなどの津波対策工事を進めている。
今後は追加の耐震補強を急ぐとともに、周辺自治体など地元住民に再稼働への理解を得ることが課題となる。
~~~~~~~~~~~~
今後30年以内に浜岡原発が大事故を起こす確率89%。
.
.