【想定される浜岡原発事故】

その放射能被害は

静岡県で最大500mSv


神奈川県では100mSv~200mSv


東京でも50mSv~150mSv


福島第一原発事故時のマイクロシーベルトとは桁が違う!!

16~17時間後には関東一円が放射能に汚染される。


◆放射性物質発生データ提供:京大原子炉実験所(小出裕章助手)
◆拡散分布シミュレーション計算協力:鈴木基雄(元日本気象協会調査部)


福島第一原発事故で政府がもっとも懸念した最悪の事態

それは、4号機の使用済み燃料プールの崩壊!!

最悪のシナリオは首都圏全域が避難指示と言うものだった。


浜岡原発は、その使用済み燃料プール崩壊がもっとも懸念されている。


注)2005年6月1日の記事


【データ改ざんが常態化】

「30年間子どもを育てている間は余裕がなかった」が、浜岡原発2号機の相次ぐ故障に、証言を決意したのは、33年前、設計にかかわった元技術者の谷口雅春さん(63歳、東京都足立区)。

そして4月15日、静岡県庁で衝撃の記者会見が行われ、「耐震計算の数値ごまかしが検討されていた」と告発したのです。

東芝の子会社の日本原子力事業(株)にいた谷口さんが、浜岡原発2号機の耐震設計に携わっていたときのことです。

耐震設計の計算担当者が「耐震計算の結果では、浜岡2号機は地震に耐えられない。建屋と圧力容器について、いろいろ耐震補強の工夫をしてみたが、空間が狭すぎてうまく行かないのであきらめた」
「振動解析の結果、核燃料集合体の固有振動数が想定した地震の周波数に近くて、共振しやすい」と、会議で話したのです。

そこで、耐震強度については「岩盤の強度を測定し直したら強かったことにする」ことにし、共振しやすい点については、実験計測値ではなく米国GE社の推奨値を使い、建屋の鉄骨の粘度を実際より高くして地震の動きを吸収することにして、ごまかしの再計算をし、設計変更も耐震補強もせず、当初計画のまま押し通す相談がされたというのです。


※1~2号機は、既に廃炉が決定されているが、両機とも使用済み核燃料プールには今でも核燃料が貯蔵されている。



【1号機から5号機まで危ない】


悩んだ谷口さんは、これでは責任を持って仕事ができないと、警告の意味も込めて退社を上司に伝え、自分の席に戻ると、耐震計算結果のファイル3冊の中身がすべて抜き取られていたといいます。

「悪いことという意識もなくデータの改ざんが常態化していたのかもしれない」

と谷口さんは言い、「浜岡原発は止めるべきだ。第3者による地盤調査をやってもらいたい」と主張しています。

実は、浜岡2号機については、1980年に地盤データのばらつきが不自然で、データ改ざんの疑いが強いと地質学者の生越忠氏(和光大学教授・当時)が指摘していました。

そして「2号機を支える地盤の強度は、法令を満たしていないおそれすらある」と警告していたのです。

2号機の建設前に相談されていたとおり、中電が地盤データを改ざんしたとすれば、それを生越氏が発見していたことになり、谷口さんの告発と、生越氏の説は符合します。

その同じ地盤の上に、3号機、4号機、5号機と次々に増設が許可されたので、疑いは、すべての浜岡原発の地盤データに及ぶことになります。

大地震は起こっていないのに、浜岡原発の1号機・2号機にはシュラウド(炉心隔壁)にひびが入っていることが見つかりました。

そのことを知って谷口さんは、地盤の強度が不足している上に、地震がなくてもひびが入るような材料が使われていることに驚き、証言を決意したと言います。

この証言を無駄にはできません。


●東海地震で浜岡原発が危ない


1976年3月に中部電力浜岡原発1号機(静岡県御前崎市)は営業運転を開始。

その5ヵ月後の8月に東海地震説が発表されました。

その後、地震の専門家が次々と東海地震への危惧を表明しています。

政府の地震予知連絡会は、東海地震はM8.0以上と予測。(現在はM9.0)


これはM7.2だった阪神大震災の10倍以上、M6.8の新潟県中越地震の60倍以上のエネルギーを持つ大地震です。

阪神大震災では、ビルが倒れ、高速道路のような巨大構造物も壊れました。

その10倍以上の地震が予測されている地域の、ほぼ真ん中に浜岡原発があります。

予測通りに大地震が起きれば、5機の原発がどうなるかが危惧されます。


【不正の多い浜岡原発】


そんな状況の中で咋年8月、4号機でコンクリートに弱い骨材が使われ、それを不正検査で見逃していたことが、内部告発によって明らかになりました。

さらに、この4月には、浜岡2号機を設計した技術者の「耐震数値をごまかした」という証言が地元のテレビで流れたのです。

岩盤の強度が弱いことと、核燃料集合体の固有振動数が想定地震の周波数に近くて共振しやすいことがごまかされ、東海地震が起これば、・浜岡2号機は破壊される、・核燃料がぶつかり合って炉心崩壊が起こる、という2つの重大な可能性が隠されていたのです。

しかも、当時の想定は横揺れだけで、直下型の縦揺れは考慮されていませんでした。

浜岡原発が破壊されると、放出された放射能がどの地域まで汚染するのでしょうか。

チェルノブイリ原発事故の汚染を日本に当てはめると、関東から新潟に至る広い地域で1年間以上、人が住めなくなるほどの放射能汚染が生じることになります。

浜岡2号機では、大事故のときに放射能汚染がどう広まるかと、それでガンにかかって死亡する人の数が試算されていました。

ある日の風に、浜岡原発2号炉の事故で出た放射能を乗せると、地元の静岡県は当然として、神奈川・東京・埼玉・千葉・茨城でも1年間は住めない汚染が生じ)、放射能汚染によってガンで亡くなる人は176万人と推定されています。


ただし、これは2号機に限った予測で、1号機から5号機までのすべてで震災事故が起こったら、この程度ではすみません。

人間の力で地震の発生を止めることはできませんが、原発を止めることはできます。

この現実を周りの人に伝えていただき、一刻も早く、浜岡原発を止めたいと考えています。

古長谷 稔(原発震災を防ぐ全国署名連絡会事務局長)

詳細情報は 『ストップ浜岡原発』

2005年6月1日発行 No.194より




↑これは、福島第一原発事故が起こる6年前の記事だ。


浜岡の予測が、6年後に福島第一原発事故によって現実可してしまった。

記事の予測では、「1年は住めない汚染が生じ」とあるが、実際には、1年が経っても全く住める状態には至っていない。


浜岡原発1・2号機は、廃炉が決まっている訳だが、廃炉に至った理由は、1・2号機の耐震補強に掛ける費用を廃炉にするかわり5号機建設に回した。


1・2号機は、耐震補強が行われないまま、使用済み燃料プールに1165体の使用済み核燃料が貯蔵された状態で今に至っている。

廃炉が決まっている1・2号機は、政府の耐震指針の対象となってはいない。


浜岡原発事故が現実可する要因は、まだまだ沢山ある。

有り過ぎて書き切れない。


浜岡原発は、世界一危険な原発ではある事は、この上ない事実である。








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