「よぉ!今、あたいのパンツ見ただろう?はい、5スピナ!」
「えっ!5スピナ?じゃあもう少し見せてくださいよ5,000出しますから?それに…これスパッツでし…」バシッ
「えっ!5スピナ?じゃあもう少し見せてくださいよ5,000出しますから?それに…これスパッツでし…」バシッ
「触ると○ぬぜ?」
ひつじかいのまわりは
不機嫌オーラでみたされていた
ソフィア政庁 政務執行頭 女神ピーノ
「いけません!このままでは他のユーザーにまで負のエネルギーが飛び火してしまいそう!そうなると街全体の…いえ!この世界全体のモラルが‼︎」
ソフィアの衛兵達 「変た…大変です‼︎ ピーノ様!ひつじかい暗殺が…」
女神ピーノ「チッ」
ソフィアの衛兵達 「失礼しました!先刻 …確保に向かった暗黒騎士2名、暗殺に失敗しました!」
女神ピーノ 「なんと…!」
衛兵A「1人は渋い木の実を…」
衛兵B「もう1人はニセルの木材を…」
衛兵M「全身の穴という穴に突っ込まれ‼︎… 轟沈(昇天)♡ ハァハァ… とのこと‼︎‼︎ 」
「……」
女神ピーノ「尽力してくれた暗黒騎士2名に手厚い看護を!…あとそ方にも治療が必要です。 まさか、これも負の…いいえ!」
ソフィア近衛兵団 団員A
「ピーノ様、まだ弾は残っております。」
女神ピーノ「うむ。…兵団長!…あとは任せて良いか。」
ソフィア近衛兵団 団員A「…神殿、ですか。」
女神ピーノ
「…藁にもすがりたい気分ですから。…行かせてください。」
近衛兵団 団員A
「御意…ピーノ様、疲れていらっしゃる…。」
生ける屍と成り果て、彷徨うひつじかいはこの世界に何を想うのだろう。
ハオタソ幽谷 ヘビィプラント
「…ワレハ」
ヨール高原 アルコイリス
「コッケコッ、カカ、コッカ、っ!」
「噛むな!」
サハム陥没地帯 ギガントナイト
「ヨバレタキガシマシタ♪」
「チッ…」
ダルカノン平原 アライクマー
「クマーー♪」
「止めさせてやる!」※HΩC発動
ひつじから発する負のエネルギーは
レアボス達をも圧倒した。怯み、震え縮み上がり泣き叫ぶ各地の絶対王者たち。
※撮影の為、各レアボス達に挑みはしましたが。
実際に討伐に至ったのはヘヴィプラントのみです。あしからず…。
ふりかえると横たわる、累々たる屍の体。
やっぱり世の中腐ってやがる、
「優しい世界」なんて本当はどこにもないぢゃないか…
「自暴自棄になっちゃいけないよ
ひつじかい。」
1匹のプランタがそこにいた。
「うるさい!ぐちゃぐちゃにされたいのか!」
淋しい表情を浮かべ
立ち去ろうとすると
ひつじ「ごめん…。行かないで!」
「うん…。」
サーセン…
プランタ 「僕たちの住処はね…」
ひつじ 「ニセルの中腹にある?あの高台の…⁈ 今まで倒された仲間のシカバネで出来ている⁈ 」
プランタ 「エッ⁈」
ひつじ「まさか⁉︎」
プランタ「…そうさ! さすがに勘が鋭いな。」
プランタ 「それでも僕らは生活している。…わかるね。」
「…‼︎」
途端、ひつじかいのなかで何かが生まれた。黒く、濃い硬い塊はとても薄く、小さくなりどこに行ったかわからなくなっていた。代わりに生まれたそれは今まで持っていた物に似ているが、どこか洗練され、暖かく良い香りのする白い、大きな物になっていた。
ひつじ 「…ありがとう、プラン太。
僕はここにいるよ。」
プラン太タ「気がすんだかい?
一過性の事案だよ。盗まれる可能性はゼロでは無かった。こんな事で日々の歩みを止める訳にはいかないからね。なるだけフランクに考えれる様に努めた方が得策さ!
それに盗まれた可能性が100%とも限らない。」
「だよね!UFOが来てキャトルミューティレーションしてったのかもしれないしね!」
「…だね。」
ひつじ 「ww、今度、好きなモンスターをペットに出来るテクスチャが実装予定なんだよ。育てたり、一緒にパテ組んで冒険に連れて行ってあげる事が出来るかもしれないらしいんだ。」
プランタ「人間はなんて自分勝手なんだ
目の前のモンスターに対して失礼だとは考えないのかな。…ん?」
「…‼︎ ひつじかい!
君、さっき僕の事名前で呼んだだろう?」
「プランタをペットとして飼いたいんだ。だから、この話が本当なら早く、楽しみなんだ。」
プランタ「失礼だな!
断固!運営に抗議する!
こんな事止めさせないと!
それに、自分以外のPとは遊ばないソロPが増えるという事じゃないか!オンラインゲーム的にそれはどうなんだっていう…」
ひつじかいはジト目を大きく開いて
いたずらっぽく笑い返した。
fin
「冒険しろよ。…ひつじかい?」