ミツバチが消えた! | 宇宙の風 天照王子 のブログ

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ミツバチが消えた!

第2群

我が家にいる日本ミツバチの群の6つの群の内2群が消滅しました。7月21日に巣箱の点検をしたところ第2群のミツバチたちがいなくなっていました。そして、23日には第4群がいなくなっていました。第2群は、今年の4月24日にお隣の床下に巣を作っている群から分蜂した群を捕獲した群です。また、第4群は、我が家で6月23日に分蜂した群です。最近。両群ともミツバチの出入りが少ないなと思っていましたが、とうとう姿を消してしまいました。

第4群

近年、世界中のミツバチたちが突然姿を消してしまうという現象が起きています。2006年のアメリカでは、第二次世界大戦時に600万個あったミツバチの巣箱が200万個を割るという現象が起きました。また、オーストラリアやヨーロッパでも同じ現象が起きています。この現象には原因が分からないままに曖昧な名前がつけられました「Colony Collapse Disorder(蜂群崩壊症候群)」通称CCDと言います。

この頃、日本でもミツバチたちが消えるという同じ現象が起きていました。日本は、ミツバチ輸入国でオーストラリアから西洋ミツバチの輸入をしていますが、必要量のミツバチが確保できなくて大きな問題になっています。宮崎県の山間部で日本ミツバチが全滅したというニュースを記憶しておられる方もあるでしょう。ミツバチの消滅は、世界中で起きている現象のようです。

2群の巣箱1

ミツバチがいなくなると、多くの野菜と果物などが生産できなくなり、食料問題に発展してきます。野菜だけではなく、肉類も生産できなくなるのです。牧草であるパンジーやアルファルファなど受粉が必要な牧草が育たなくなるのです。野菜や果物だけではなく、ミツバチたちは多くの植物の受粉を助けています。

ミツバチをはじめ昆虫たちは1億5000年前から植物の受粉を手伝う働きをしてきました。多くの植物と果実の生命活動に昆虫と蜂たちはなくてはならない働きをしてきたのです。その中でも、ミツバチたちの働きが無くてはならないのです。私たちが毎日食べている、キャベツ、きゅうり、トマト、かぼちゃ、イチゴ、メロン、ナス、スイカ、ゴーヤ、さくらんぼ、ダイコンなど、またアーモンド、プルーン、マンゴー、コーヒーなど多くの野菜と果物と果実類は、受粉を助けるミツバチなどの昆虫なしでは育たないのです。

2群の巣箱2

世界中でミツバチ減少の原因を探る動きの中で、2013年5月にEU=ヨーロッパ連合が、ある農薬の使用を規制すると発表しました。それは、ネオニコチノイド系農薬です。農薬の規制は、農業経営や食料の安定生産を揺るがし、EU全体の経済状況の悪化にもつながるとの声が高まっています。それほど利用する農家が多いのです。ネオニコチノイドはミツバチの脳神経を狂わせて、巣に帰れずに死んでしまいます。巣が空っぽになるのはそのためです。

日本では、米の生産にネオニコチノイド系農薬が利用されています。稲の害虫発生を農薬散布の回数が少なくても効果が大きいネオニコチノイド系農薬は、日本の稲作にとってなくてはならない存在になっています。日本の農林水産省は、この農薬に対して規制するつもりは無いようです。国と農業者は、自分たちが行っている危険性に早く気がつかなければいけません。

4群の巣箱1

本棚にあるレイチェル・カーソンの「沈黙の春」に目が止まります。1962年に出版され、DDTなどの農薬や化学物質の危険性を鳥たちが鳴かない春を例えに警告した先駆的な本です。最近は、田舎でもツバメの姿が少なくなってきました。朝、目覚めて鳥たちのさえずりが聞こえない日が来るのかもしれません。現実に進行している環境破壊と環境汚染に本気で取り組まないといずれ私たちもこの地球から姿を消すことになるかもしれません。

田植えが終わり、これから稲が大きくなってきます。ここ遠賀川の流域でも水田が広がり、苗の緑が水面に輝いています。日本の昔ながらの風景です。しかし、昔のようにツバメの姿が見られなくなっています。何かがおかしいと感じている人は私だけではないでしょう。これから、水田の農薬散布が多くなってきます。

4群の巣箱2

我が家の日本ミツバチたちは、米が実る秋まで生き残っていられるでしょうか。ミツバチ減少の原因は、農薬だけではありません。女王蜂の病死やスムシ(ハチノスツヅリガの幼虫)の侵入、ダニの発生などにより群が消滅することもあります。しかし、世界的な現象となると農薬による環境破壊が大きな原因の一つだと思われます。我が家のミツバチの消滅を農薬が原因だと断言することはできません。

ミツバチたちが世界中から消えるということは、受粉を手伝う多くの昆虫たちもいなくなっているはずです。簡単で便利であるネオニコチノイド系農薬使用は、私たちへの害はないのでしょうか。私たち人間も脳の病気が急増しています。ネオニコチノイド系農薬は、私たちの体にも取り込まれています。そして、因果関係がわからずに多くの病気を引き起こしているかもしれません。ミツバチたちに起きていることの本質を多くの人が理解し、行動しなければならないのです。