ついに30週台突入です!
二つ目の目標達成です!

初期は多少の出血があったものの、最近では目だったトラブルもなく、こんなに順調にしかも自宅で30週目を迎えることができるなんて思いもしませんでした。

やっぱりずっと気にかかっていたのは流産・早産。
なるべく悪い想像はしてはいけないとおもいながらも、何かを覚悟しながらの妊娠期間でした。


二年前の手術からずっと望んでいた妊娠。
正直、流早産のリスクは頭にありませんでした。
もちろん主治医の先生にはそのリスクは聞いていましたが、実感としてなかったのです。
とにかく赤ちゃんが欲しい!その一心でした。


しかし妊娠して始めて直面したのが、「大きな負担を赤ちゃんにかけてしまう、もしくは流産してしまう」可能性がある、普通の妊娠とはまったく違うものである事実でした。
最初にかかった地元の大学病院では遠まわしに断られました。

妊娠初期の段階ではトラケ後それまでに正期産で出産された方も国内にはいらっしゃらず、早産前提のハイリスク出産なのだと改めて認識し、関連サイトをむさぼるように読みました。


早産の原因は妊娠高血圧症、胎盤剥離、子宮内胎児発達遅延等いろいろとあります。
さまざまな原因で早産してしまったお母さん達は、ご自身に明らかな原因がないことが多いにも関わらず、自分を責めていらっしゃいます。
たくさんの管に繋がれて、人口保育器の中にいる、本当に小さなわが子を見て涙を流していらっしゃいます。


私は…
早産の可能性が高いと言われながら、妊娠を望んで、新しい命を身ごもった。
それは実はとても傲慢なことなのではないか。
在胎週数が少なければ、それだけ障害が残る可能性も高くなる。
苦労をさせてしまう可能性があることをわかっていて、それでも妊娠を希望したのは私のわがままなのではないか。

いろいろと考えてしまって眠れなくなることもありました。


ただ、その後一人二人と正期産(もしくはほぼ正期産)でご出産された方が現れて。
私も妊娠初期に覚悟していた、20週台での早産もなんとか免れ、無事に30週目を迎えました。


トラケ(広汎子宮頸部摘出術)を受けた、もしくはこれから受ける患者さんたちは皆赤ちゃんを出産する日を夢見て、がんばって長い手術や辛い後遺症と闘っています。
情報が少ない中で、なんとか自力でこの手術を知り、子宮温存につなげた方も多くいらっしゃいます。


私を含めそんな皆さんにとって、前述の二名の方の正期産でのご出産は本当に励みになる、輝かしい実績ですし、今回私が30週目を無事に迎えていることも私自身にとってだけでなく、後に続く方に安心して妊娠に望んでいただく上でも本当に素晴らしいことだと思っています。


もちろん、通常の妊娠とはまったく違うのでハイリスク妊娠であることに変わりはありません。
でも、一つでも多くの明るいニュースが増え、どのような対策が必要なのか、どのような妊娠期間の過ごし方が必要なのかがわかってリスクを少しでも減らしていくことができれば、トラケ自体の意義も高めることに繋がっていくのではないかと思います。



「30週を超えることができれば…!」という思いでここまで来たので、最終目標の37週目までの間に特に次の目標を設定していませんでした。
でもせっかくなのでもう一つ目標をはさみ、次なる目標を35週に設定したいと思います!
まずはあと5週間、心身ともにリラックスして望みたいと思います!!