ふ気がつけば本当にどうしてこんなに好きなのかたまにわからなくなるくらい、珍しく沼にはまってしまったらしい
映画「シン・仮面ライダー」を観た人でも誰だかわからなかったという人がいたという登場人物がいたことを知っているだろうか。それがこのコウモリオーグである
オリジナルは特撮ドラマ・初代仮面ライダー2話と石ノ森章太郎氏による漫画版の蝙蝠男で、人間とコウモリを合成させた不気味な顔に対して真っ白なスーツを着こんだ紳士的な外見を持つSHOCKERの上級構成員の1人だ
ロケ地の河口湖ステラシアター内に作られたアジトの研究室内装や調度品、衣装がこだわりをかんじる…というかこういったマッドサイエンティスト寄りのキャラクターに自分は弱い
資料のデザインワークスに前田真広さんによる初期デザインがあるが下のような怪奇やホラー色が強めな雰囲気なため、もしこちらが採用されていたらトラウマまっしぐらだったのではないだろうか
映画を見る前から予告映像やXのポスト写真などで後ろ姿ばかりだったので、追告で正面向きの顔が見えた時は自分も誰か本当に分からなかった
でも予告スロー再生したりしてよ〜く見てみると、目や口元が手塚とおるさんで内心「やった!」と思った。特殊メイクって本当に凄い技術だなあ。ちなみにこの姿になるには約4〜5時間くらいかかっているらしい(シン・仮面ライダー不定期撮影現場調査報告第4回)
本編での出番は短いが、あのビジュアルも合わさって観た人に強烈な印象を彼が残していったのは間違いない
ヤングジャンプ誌で連載中の映画の前日譚にあたる漫画「真の安らぎはこの世になく」でも、今ちょうど本編の時間軸に追いついてコウモリオーグ編が進んでいる。若干のオリジナル展開がされているため、どうまとまるか楽しみだ
ちなみに上に書いた不定期撮影現場調査報告ではあの特殊メイクのまま、素でほかの出演者の方(撮影スタッフ、池松壮亮さん、庵野秀明監督etc)と会話している姿が見られるのだが…劇中と印象違いすぎてものすごいギャップがあるので一見の価値あり
岩崎琢さんによる映画サウンドトラックも必聴
AUGⅡ
初登場場面で使用。アジト内でケイと一緒にいる会ところで少しだけ流れる不穏な雰囲気のやつ
KOA-01
本郷猛がアジトに突入してから流れる。各オーグメントごとにアレンジが異なるが、サビの音の歪み具合が実にコウモリオーグらしい
Bat Kick
ルリ子が「ところがぎっちょん」と言うタイミングドンピシャで流れる。この後激昂したコウモリがルリ子を背中から思いっきり蹴るのだが、さらに後にライダー1号にキックをくらうのでダブルミーニングか