

見えて来ました
「会津さざえ堂」です
今回一番来たかった場所なのです
これは横から見たところ。
手前左手には・・
白虎隊を祀る「宇賀神堂」がありました
その近くには
不思議な「供養車」なるものが。
上の車を回し悲痛な音を鳴らすと冥土に居る白虎隊まで届き、その霊魂を慰める、というもの。
土台にされているのは「獏(ばく)」で、頭にのぼれば悪夢を食べてくれるようです
悪夢は悪夢で面白いのに。勿体ない
供養になるというので車を回してみると「キィイ~~」という音が鳴りました。
他の人は誰もやっていないみたいだけれど、気づいてないのかしら
さざえ堂に夢中?
さて、いざ、さざえ堂へ
400円の拝観料を払って中に入ります
正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」というそうです。
六角三層のお堂。
中は二重らせんのスロープになっていて、上りの人と下りの人がすれ違う事のない特殊な構造になっているのです。
まさにさざえの様な構造
こんな感じ
すごく緩やかなスロープなので、膝に負担がかからず助かりました
振り返るとこんな感じ。
ぐーるぐる
てっぺんの天井はこうなっておりました。
千社札がベタベタ貼られております。
当初はスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りする事で三十三観音参りが出来るという優れたシステムだったようです。
その後、神仏分離令により観音像は取り外され、現在は会津藩の道徳の教科書だった「皇朝二十四孝」の絵額になっています。
観音像がないのは残念ですが、とても面白い建築物だと思います
こんなのありました
その後、更に下の方に下ると素敵な神社が現れました
「厳島神社」です
創建は南北朝時代(1381~1383年)といわれ、創建のきっかけがちょっと面白く、多数の童女を従えて現れた美しい霊妃のお告げと伝えられているとか。
社殿造営中も童女達が姿を現し、人夫達に小豆ご飯を振る舞い、その小豆ご飯がいくら食べても減らなかった事から
地名が「飯盛」となったという説があるそうです
周りが水で囲まれており、せせらぎの音と木々の緑があいまって、その場にいるだけで癒される感じです
マイナスイオンが充満してます
さざえ堂正面の階段を下って来れますが、私は脇のスロープから降りて来ました。
下から見たさざえ堂
この、奥の方に見える洞穴は、猪苗代湖から会津地方へ水を引く為に掘られた洞穴で
「戸ノ口堰洞穴」といいます。
戊辰戦争時、戸ノ口原で敗れた白虎隊士達は、この洞穴を通って飯盛山へ辿り着いたそうです。
洞穴、狭そうですよね
顔大き目な弁財天さま(笑)
凄く良い気の満ち溢れている厳島神社でした
最初に知っていれば階段方面からでなく、厳島神社経由のスロープで頂上まで行けたのになぁと思いました