少し前に、やたら「ふくらはぎ」をうたった本や雑誌を目にして、その時はまったく興味がなく、
遅ればせながら読んでみました。
天邪鬼。
本屋へ行くと、色々なふくらはぎが並んでいてびっくり。
単行本は持ち運びづらいので、新書または文庫で。
『医者と薬を遠ざける「ふくらはぎ」習慣 縮退で考える健康・社会・生き方』小池弘人 SB新書
ふくらはぎから生き方にまで発展かと思いこちらをセレクト。
著者と架空の生徒さん4人との対話形式で、難しい医学用語もさほどなくさっくり読めました。
以下、心に残ったメモ。
第一章なで「ふくらはぎ」が体にいいのか?より
生徒の一人からどれくらいやればいいかという質問に対する先生の答えの一部。
P.32~33
回数や時間、あるいは、どれくらいやるかなんて、やるかやらないかという問題に比べれば、実にちっぽけな問題です。
やりたいだけやる。好きなだけやる。それでOKなんです。実際の話、10回と12回で、どう違うんだと。
引用終了
とりあえず、興味を持ったのであれば、実際に自分の体を使ってやってみる。
これ、大事だよな~っと。頭で考えるのではなく、まずは手を体を動かす。
ヨガのアーサナでも、なんだかしっくりこない時、体の使い方が間違っているような気がする時、
考える前に、すぐに先生に聞いてしまったりするけど、まずは色々と自分の体を使って試してみることが重要。そこから自分の癖を発見したりと次に繋がったりするもんね。
第三章「ふくらはぎ的思考」で健康を取り戻す
一神教と多神教の話からの流れで著者の見解。
P.142
私自身の考えでは、一つの健康法に強くとらわれたり、あるいは治療法について二者択一的な選択しかないより、多様性が保たれるほうが、よっぽど健全で、望ましいと思います。
引用終了
これはよくて、あれはダメ。これは正しくて、あれは間違っているなど、二元論的思考に陥りやすいので、
心に刺さる。
ヨガも一人一様で、柔軟性も違えば、関節の可動域も違うわけで……。
さらには、教える先生がフォーカスする部分が違えば(関節やらアキレス腱やら)、名前は同じアーサナでも、足の角度や体の使い方が違ったりもする。
正しい・間違っているだけの判断だと自分の出会いと可能性を狭めてしまうおそれあり。笑
以上。
付箋をたてた個所はまだたくさんありましたが、この二か所はぐっときた。
もちろん、ふくらはぎの習慣に関しての記述もたくさんあり、勉強になりました。
とりあえず、お風呂の中で、ふくらはぎをもむことを習慣にしましたよ。