先日、ドライブがてら出かけた折りに、街を散策していて見つけた手芸やさん。

入ってみたら、三年くらい前に廃番になったお気に入りの糸に運命的に出会ってしまいました。



ハマナカのオリーブメリノ、グラデーション12。黒からグレー濃い茶色と、なかなかの地味目なのですが、作品にすると


こんな感じ。
左はアラン模様の中に薔薇刺繍を入れた指付きのハンドウォーマー。
右はオフホワイトと合わせて編み込み模様にしてみました。
どちらも、手袋や、指無しのハンドウォーマー、お揃いでネックウォーマーにしたりして、右のデザインでは、セーターも編みました。

この糸を初めて行った街で、ふと入ったお店で見た時は、本当に飛び上がるほど嬉しくて。
お店の方に伺ったら、「まだたくさんありますよ。」とのことで、バッグに入る分、ひとまず5玉を買ってきました。
お電話をすれば送ってくださるとのことだったから、帰宅後お願いするつもりでいたのですが、その夜、捻挫してしまい、今日に至っています。

車の運転も、もっと言えば歩くこともままならない身では、お金を入金しに行く事も自力ではかなわず、編み物暮らしのみの日々です。

普段と変わらないと言えばそうなのですが、自力で出来ないということは悲しくて、とても辛いことと痛感しました。

話しは変わって、盛岡の街は素晴らしい。
中央資本に飲み込まれる事無く独自のお店や文化があるように思いました。
個人的な偏った考えですが、昔からの本やさんと、手芸やさんとがあることが、文化度の高い街と思っています。

街にあった本やさんがなくなって、商業施設にどこにでもある大きな本やさんが入り、東北一大きいとうたたったり、ずっと通い続いていた毛糸やさんがなくなってたり、悲しいことが続いている街とは少し違うように思っしまいます。

素敵なそこにあって当たり前の美術館を壊して、新しくしたがるような首長の県とは少し違うのではないか・・・

「光原社」も、「みちのくあかね会」もその先にあるものは同じような気がしました。
そんなことを見抜いたニューヨークタイムズの記者は素晴らしい。

ちょっと足が元気になって来たので、もう一度「みちのくあかね会」と、廃番の毛糸買いに、あの素敵な町に行こうか、それともおとなしく電話して毛糸送っていだくか、少し悩んでいるひつじばぁです。