羊さんの毛
糸を紡ぐ
紡いだ糸を2本にして、40°のぬるま湯によりもどしを防ぐために浸けて、乾かす。
糸を巻く。
ベストとお揃いの帽子。
私は、精製された羊毛を購入しますが、本来、毛を刈り、洗って、ハンドカードにかけて、、そんな一連の手間暇のかかる
作業の後に、糸紡ぎがはじまります。
来年は、羊さん一頭分、手間をかけて毛糸作りしようと思って、桃生ウールの今野さんに、お願いしました。
手間暇をかける、、、
最近、年を重ねるということを考えます。
確かに、物忘れが多くなったり、眠れなくなったり、近くが見えにくかったり、、、いろいろあります。
でも、嫌なことは忘れた方が良いし、眠れない夜は、ぱっと起きて一人の時間を楽しむのも悪くない、そう思ったりしています。
そして、何よりも、時間がたっぷりあって、周りを気にせず好きなことだけできる、こんな素敵なことは、ありません。
糸紡ぎや手編み三昧の日々、こんな幸せな暮らしが出来るなら、年をとるのも悪くないと、子育てや何やかやで、大変だったころの自分に声をかけてあげたい。
夜中、目が覚めて空を見上げ、今日は、寝待ち月かなあなんて思いながら、つらつらと思いを巡らしています。