『神様はいますか?』 田口ランディ | 羊雲

『神様はいますか?』 田口ランディ

田口ランディさんのエッセイ、『神様はいますか?』 を読みました。廃刊になってしまった、「鳩よ!」 に連載されていた、多分、編集の方からのお題に、田口ランディさんが答える形のエッセイとなっています。

テーマは神様とか、魂とか、奇跡とか、いろいろ。まぁ、所謂オカルト、というか、神秘というか、意思とか内面よりの内容となっていて、田口ランディさんが、あーでもない、こーでもないと文章を並べ立てながら答えています。

感想はというと…。

私、結構、田口ランディさんの事好きなんですが、…いや、…つまらなかったです。参った。マジで。

えーっと、神様とか魂とか多分、自分は興味が無いので、話について行けないというか、魂って今更言う?タマシイよ?タマシイ。普段、言わないし。という様な感じで。

魂の話の内容は人の肉体で無いところ、意思とか、そういうものが肉体と別かどうか、それは存在としてあるのかどうなのか、という話なので、それなりに読めるんだけど…。タマシイって語感が、どうもしっくりこなくて、違和感感じてしまって読むのが大変でした。

あと、なんというか、考えて書いていないような気がするなぁ…と思ってしまいました。本人もエッセイの中で書いていたのだけれど、小説を書くときも書こうと思って、書き始めると次から次へと言葉が出てきて、書き進められると。

でも、それって、こう、考え無しに書いてるというか、適当に書いてるって言うか…。まあ、それが上手く行く場合もあると思います。例えば、コンセントとかもそういう風に書かれていたらしく、あれはあれで良くできていたなぁと思うので。でも、それが悪い方向へ転がった感じ?そう思いました。逆に田口ランディさん自体、このテーマにあんまし興味が無いのかなぁと邪推すらしてしまいそうでした。

あぁ、面白かった本よりも長く書いてしまいました。ネガティブな感想の方が長く書けるみたいです。言いたいというフラストレーションがなせる技なのかもしれません。