ドラゴンヘッド

ドラゴンヘッド を見ました。妻夫木聡 v.s. SAYAKA のドラゴンヘッド。ちょっと原作とイメージ違うかなぁというのが、ファースト インプレッション。主人公 テルはもっともっと頼りにならない感じ。まあ、妻夫木さんは、ウォーターボーイズ以降、いざという時に頼りにならない役が張り付いて来ているように見えますが…。アコ (そんな名前だったか…?) も、もっとしっかりした女の子のようなイメージだったんですが、映画の中では文句ばっかりで、ちょっと嫌な女の子ですね。サバイバルに向いてないです。羊姫と見ていて「サバイバルに女の子は不利だ」と合意しました。
監督さんは、あの僕らの深夜番組「NIGHT HEAD」の飯田譲治さん。(Dの食卓を作った WARP の飯野賢治さんではありません)やっぱりこういうキワモノ、SF を取らせたらこの方以上の監督はいないかなぁ…と思ってしまいます。アマゾンのレビューでは、VFX はそれなりに評価できるけど、世界感が小さくて残念、みたいな事が書かれているけど、じゃー、どうやってこんなケッタイな代物を料理したらいいのよ?あぁ~ん?と思ってしまう。まあ、これ以上映画に仕立てようが無いでしょ?私的には、よくここまで撮りましたよ。原作をここまで再現してくれてありがとう。と、そんな感じです。
まあ、一様にして原作がある映画ってのは、原作と比較されて揶揄されがちですが、まー、しょうがないんじゃないでしょうか?マンガとか小説とかって読んだ側の思い入れ、思い込みみたいなものがありますから。にしてもバトル・ロワイヤルよりかはドラゴンヘッドの方が、原作に近かったのかなと。最低限、伝えなければいけないメッセージは「どんなに困難な状況でも、作品上、生き続かされてる主人公が頑張って、諦めずに生きる」ってことだと思うので、最悪それは伝わっていたかなぁと思います。羊姫は例の通り、意味分からんので批判的でしたが。
彼女の一番のツッコミどころは、「こういう事態になった時、東京に行くのはありえない」ところだそうです。考えてみれば、自給自足なんて出来っこない東京に、危機が発生した時に向かうのは誤りです。人口と食料の量を考えると足りないのは必然です。こういう時こそ北海道とか地方都市に逃げた方が懸命。
…との事。もし危機が発生しても、彼女といれば生きて行けそうです。
あ、あと、一番の見所は、ノブオがおかしくなって、テルとの格闘の最中に、テルに大きめの岩を振り落とされるんですが、危うく逃げて「今の死んでた!今の死んでたぞ!」という台詞でした。シビアな話なのに、なんとなく普通の高校生みたいな、そんな感じの原作だった様に記憶してるからです。
最近はめっきり減ってしまったのですが、また DVD を見たら感想を書こうと思います。今度はキューティーハニーを見る予定です。