転勤族の夫と共に、賃貸住宅を転々としてきました。

一時期新築マンションを購入した時期もありましたが、現在は手放しております。

 

昨年夫が定年を迎え、会社の借り上げしていたマンションを出なくてはいけなくなった時の話です。

 

今までは会社が借りてくれていたので、保証人という大問題接することがありませんでした。

夫は定年後も現職場で1年契約更新で働くことが決まっていました。

 

二人とも縁のない地域で初めて自分たちの力で賃貸住宅を探さなくては行けなくなりました。

会社は住宅の補助も、何も援助してくれないとのことでした。

 

私たち夫婦は子供がおりません。

迷惑をかけられる親族はいますが、頼りにできる親族はいません。

もちろん友人知人に願いしたくありません。

給料収入は半分以下になること、保証をしてくれない、引っ越し代金も出してもらえないとのことでした。

 

東京、名古屋、大阪、福岡など大都市では礼金敷金なし、保証人なしの住宅はたくさんあると思います。

 

地方や古い町の賃貸住宅オーナーは昔ならではのやり方を重視していて、連帯保証人なしと書いてあっても、保証会社を立てた上に保証人も必要ということでした。

何か月も前から、情報を集め、不動産会社を訪ね歩き、いくつも部屋を見て歩き、いざ契約になるとすべておじゃんになる日々でした。

困り果てて昔からの老舗の不動産会社に事情を説明し、払えるお金はあるし、緊急連絡先をお伝えすることは可能だが、

連帯保証人の書類を提出することができないと相談をしました。

 

不動産会社の社長は少し考えて、その方の古くからの友人のオーナーさんを紹介して下さり

保証会社と契約し、連絡先に90歳を超えた義母をたて、賃料引き落とし口座を開設し

今の住まいを借りることができました。

 

この先家への不安が大きくなりました。