退院の準備がすべておわって
部屋でお迎えを待ってると

トントン…誰かが部屋をノックします
「お母さん、入ってもいいかな?」


ひつじちゃんが緊急搬送されたとき
私の肩を支えてくれたり
部屋に話をしにきてくれたり
よくにぃにの相手をしてくれたりと
入院中とてもお世話になった助産師さんでしたクローバー



その方はひつじちゃんの疾患のことを知っていたので、昨日大学病院の医師から手術説明を受けたこと、染色体検査を受けたことを伝えました。


その助産師さんは
数十年前にNICUで勤めていたことがあるそうで
これまで出会ったいろんな子どもたちの話をしてくれました。




その中でも私が印象に残った言葉


〝染色体異常がある子はね、
生まれたくても生まれてこれない子も沢山いる

それでもお母さんとお父さんを選んで
生まれてきてくれた子なんやから
強い子なんよ
生きる子なんよ

お母さん、今辛いけどな
ひつじちゃんの生きる力信じてあげてね。〟



私はひつじちゃんが緊急搬送されてから
出来るだけ気丈に振舞っていました。

泣いて可哀想だと思われたくなかった
ひつじちゃんに起きたことが
不幸なことだと思われたくなかった


そんな気持ちが大きくて
涙を見せないようにしていました



でもその助産師さんの言葉に
これまで堪えていたものが溢れだして…
気付けば声を上げて泣いていました




今でも
ちょっとしんどいな…というとき
この言葉を思い出して
がんばっています花