ども。
劇団波所属、成瀬リエ子です。
『砂の器』
楽しんで頂けましたでしょうか。
この写真を撮ったのももう半年以上前。
京都太秦は雪吹きすさぶ冬真っ只中。
呼吸するそばから、吐く息が凍って白く濁るけれども、
この作品の持つ熱のせいか、現場は熱気に満ちていて、
演じる我々もさほど寒かった覚えがありません。
汽車のシーンは、京都から岡山方面へ車を二時間ほど走らせた山の奥。
廃車となった汽車をスタッフ総出でゴトゴト揺らし、
まるで走って揺れているようにみせたのがあのシーンです。
苦労したのは、
手からこぼれ落ちる紙吹雪が風で車内に入らないようにすること。
レオさんに拾われてしまいますからね(笑)。
手の角度を変えたり風が吹き付ける方向を変えたり、
何度もNGを出した記憶がありますが、
オンエアはさすがにうまいこと飛んでましたね(当たり前)(笑)
とにもかくにも無事にオンエアされて良かった。
無骨で淡々とした作りは実に男っぽくシンプルで、
ある意味テレ朝さんらしい、情緒あるドラマに仕上がっていたなと思います。
羊は、これだけファンが多く歴史のある作品の住人になれたことが、
本当に何よりの感謝でした。
みなさま、ご視聴まことにありがとうございました!