と書いたからには続かなくちゃね。


という訳で、行ってきました歌舞伎座さよなら公演千秋楽。



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小雨降りしきる中、通行を妨げながらの写真撮影。

羊だけでなく、そんな名残りカメラマンが歌舞伎座前には

わんさかわんさか。きっと中には、最後と聞いて急いで

写真に収めに来た方もいたはず。いいと思うよ日本人だもの。


もちろん羊も



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歌舞伎座とツーショット(セルフ撮り)。

後ろのお姉さん、いや別に貴女とのツーショットでは

ないんです・・・が・・・汗☆


最後のシートは



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一階13列22番。

近すぎず遠すぎず、舞台を俯瞰で見られるよいお席です。

ああほんとに幸せだ。

因みにお隣の並びは勘三郎さんの奥様、お姉さま、勘太郎夫人。

客で観てるだけなのに何だか緊張しました(笑)。


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休憩時間には、最後の姿を収めようと俄かカメラマンが会場中に。

羊はそんな彼らを撮ってみる(笑)。


さて大本命の「連獅子」は、

何と言っても息子が二人の中村親子の為に演出し直された

(本来は親獅子・仔獅子の二人で舞う)、3人の一糸乱れぬ

呼吸の合った舞が見物。

しかも今日は千秋楽、そして現劇場としても千秋楽。

そんな、「大千秋楽」がもたらす独特の役者の熱気と、

それを知る客席の、いつもより1,2度高い温度の期待とが

ないまぜになって、3人の獅子を鬼気迫るものにしていました。

クライマックスの毛振り(歌舞伎でよく目にする、頭をくるくると回し

紅白の長い毛を舞台に叩きつけるアレです)では、割れんばかりの

大拍手が続き、最後の見得まで鳴り止まず、幕が引かれてもなお、

拍手はやみませんでした。野田歌舞伎などは別にして、

カーテンコールをすることは歌舞伎ではほぼ無いですが、余りに

拍手が続くので「もしかしたらもう一度出てきてくれるのかも」

と期待する程、長い長い拍手喝采でした。

何故だか分からないけれど、毛振りを見ていたら涙が出てきて、

割れんばかりの拍手に更に泣けてきて、劇場を出る頃には

ぐちゃぐちゃになっていました私。

羊を泣かせたものは、俳優の珠玉の芸だったのか、歌舞伎座に

宿る芝居の神様だったのか。どちらも、か。


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客席から見上げれば、歴史を照らして来た赤い提灯たち。

客席のざわめきをジワと呼ぶそうですが、ぼんやりと燈る

薄紅色の光は、そのジワが染み込んで光を発しているようで。


3年後の杮落としにも絶対足を運ぶぞと、固く心に誓った

卯月の終わり。


余談。

このチケットをお願いしたのは実は前日。「ダメもとで・・・」と

お願いしたお相手からは「厳しいと思うが聞いてみる」という

当たり前ながら渋いお返事。しかしその10分後、

「凄い!1枚だけキャンセル出たそうです!」と吉報。

何という奇跡!何というタイミング!

嬉々として予約を完了したものの、その後、何だか妙な所で

運を使っちゃったのかしらと心配になったネガティブ羊(笑)。


ところが・・・


この奇跡的幸運の身代わりになってくれたものが。

それは、携帯ストラップ。

この2年くらい、気に入ってずっと付けていたものなのですが、

一昨日の夜、打ち上げから帰ると無くなっている!

これまで一度も外れたことなかったのに!

そうかこれはそういうことだねと、今は無きストラップにそっと

感謝したのでした。


てかこの記事長いね汗

最後まで読んでくれたそこのあなた、どうもありがとうね*・ω・*キラキラ