「羊さんはサンタさんを信じていましたか?」

という質問コメントを頂いた。


今年あるいは昨年から吉田羊を知った皆様に、

ある場所で羊が書いた日記(ちょっと改訂版)を読んで頂き

その答えとしようと思う。


皆様、素敵であったかいクリスマスをお過ごしください♪





我が吉田家には、今でも毎年欠かさずサンタクロースがやってきます。


などと書くと、「ひつじ大丈夫か」と心配されそうですが大丈夫、本当です。

物心ついた時には既に、サンタは毎年我が家にプレゼントを運んでくれていました。


この時期、羊の両親は多忙を極め、子供と過ごす時間を作るのにも一苦労。

だから(?)、両親は毎年、サンタクロースとの連絡にも大変苦労していたようです。

しかし、そんな両親のあるお助けアイテムが我が家にはありました。

その名も「サンタボックス」。 いわゆるサンタへのお手紙ボックスです。

クリスマスの一週間前頃に登場します。

私たち兄妹は欲しいものを紙に書いてその箱に投函する。するとあら不思議!

お手紙はちゃんとサンタの元へ届いていて、クリスマスの朝には枕元に念願のプレゼントが!!

きゃいきゃい言いながらプレゼントを開ける私たち兄妹を、

(何故か)ほっとした表情で 見つめていたのは他でもない両親。

25日朝の両親の口癖は決まって、

「今年もクリスマスが来たね母さん」「そうね父さん」でした。

そんな両親も今や共に70オーバー。いい大人になった私たち兄妹も、

今はそれぞれ住んでいる町も環境も苗字も変わってしまいました。

70を超えた両親を通じサンタに欲しいものをねだる子供はもう居ません。

でも。

「サンタボックス」に手紙を入れなくなった今でも、

実家の消印がついたクリスマスプレゼントは、

ばらばらに住む私たち兄妹、そのまた子供たちにも送り続けられています。


そして、いつ頃からだったでしょうか。

ある年のクリスマスから違う消印が押されたプレゼントが届くようになりました。

差出人の欄には「埼玉サンタ」。そしてプレゼントには、長女に良く似た字で

「埼玉サンタからの贈り物です」というクリスマスカードが添えられていました。


「嬉しい事」って伝染するんです。


次の年からは「福岡サンタ」その翌年からは「函館サンタ」と増えていき、

今では毎年、全国からサンタの贈り物が届くようになりました(羊は5人兄弟)。

因みに「東京サンタ」も居るんですよ。

「今年はお風呂グッズ」とか「来年は快眠グッズ」とか 毎年「テーマ」を決めて、

「この家は子供がいるからあひるの浮き輪もつけよう」とか

「ここは夫婦水入らずだからとっくりとおちょこセットにしよう」とか、

プレゼントを振り分けながら一人にやけているんです。

おっといけね、にやけているらしいんです。


恐らく、吉田家のサンタクロースは子々孫々受け継がれて行くことでしょう。

「期間限定で大活躍」のサンタボックスも、下の兄の家では既に登場している様子。


「誰かの笑顔が見たい」

この想いがあれば、いつだって誰だってサンタクロースになれるんです。

今年も、一番に届いた「大分サンタ」からの贈り物を見ながら、

そんなことを思ったクリスマスイブ。



さーて、今年の東京サンタは喜んでもらえるかな♪