突然

大ママンはうちにやって来た


家は近いが

大ママンが家へ来るのは珍しい


電話中だった私


大ママンは

手持ち無沙汰に

色々見ては手にとって


まあ

物色してるようにも見える

見ようによっては


私が飾っている

Tからの羊の写真のハガキ

それを手に取った


写真側ではなく

通信内容を読んでいる


電話での会話を終えた後

「勝手に手紙読まないでよぉ」と言うと


(別に読まれて困ることは無く

敢えて言ってみただけ)


一言


「すいません」


なんだか

可愛い


憎めない可愛さ


それが

うちの大ママン