「お金ないよ!こんな給料でこれからの生活どうするの?」
私に責め立てられた夫は焦っていたのでしょう。
なんとかして給料の良い仕事を探さないと!毎日のようにスマホで求人を見ていました。
ハローワークに行き面接を申し込む
「いい求人見つけたよ!」とスマホを見せてくる夫。
見ると、基本給12万にも満たない…
「給料安すぎるでしょ。」
「でも、備考欄に給与20~30万ほどになりますって書いてある。」
とりあえず、ハローワークに行き求人を確かめる事にしました。
基本給12万
夜勤が月に3回~10回あり(手当あり)
賞与年2回(計2ヶ月分)
資格手当あり
給与20~30万
体力が必要
給与が手取りなのか、総支給なのかでだいぶ変わってきます。
他にもいくつかの求人票をコピーし、窓口に相談に行く夫。私は子どもと待っていました。
そして、話が終わったのか戻ってきた夫。
「面接の申し込みしてきたよ!」と嬉しそうに報告してきました。
大丈夫なのかな…とても不安でした。
不安そうにしているのが夫に伝わったのか「今の会社にいても給料低いし、20万ある方が良いでしょ?」と、説得するように言ってきました。
そりゃそうだけど…。
私が一番不安だったのは夫が行こうとしている会社の職種は、3Kと言われる汚い・きつい・危険の仕事だったからです。
今の仕事でもきついって言ってるのに大丈夫なの?
思っていたのと違う
晴れて入社が決まった夫。「定年まで勤めあげる!」と意気込んでいました。
が、初出勤から帰ってきた夫は浮かない顔をしていました。
「どうだった?」の問いかけに「まだ最初だからわからない。」とぶっきらぼうに返してきました。
そして、初めての給料です。その額、なんと手取りで13万円。
ちょっと、話がだいぶ違うじゃないの?
基本給12万+職能給1万+資格手当1万+精勤手当2万+家族世帯主手当1.7万
総支給額17.7万円。
ここから保険料などが引かれ、手取りが13万円になります。
「この給料いつまで続くの?やっていけないんだけど。」
「夜勤に入らないと上がらないっぽい。夜勤は入社3ヶ月経ってからだって。」
あと、2ヶ月もこの給料が続くの?無理!無理!
夫もそう思ったようで、早めに夜勤に入れるように上司に言いその月から夜勤に入れてもらいました。
夜勤と言っても専属夜勤ではなく、日勤の仕事をした後に夜勤の仕事です。
なので、拘束時間が朝の8時から深夜0時までという感じで長時間でした。
夫は明らかにキツそうでした。でも、夜勤に入れば1回に手当が1万円貰えるので、生活のために我慢しかありません。
深夜0時までに帰ってくればまだいい方で、時に朝4時に帰ってくる日もありました。そして、その日も朝8時から仕事でした。
会社の規約を確認したところ20年勤めて昇給は1万円。
私はこの頃から、とんでもないブラック企業に入社してしまったんじゃないかと思っていました。
給与体系が変わり給料が下がる
夜勤の仕事に入るようになって、夫はキツそうでしたが給料は安定して生活できるようになりました。
入社して半年が過ぎた頃、給与体系が変わると会社から通達がありました。上がるならいいですが、下がる方向へ手続きを進めてるというので、社員達は納得いきません。
何度も組合を通し、話し合いをしているようでした。
が、お互いに納得のいく方向には行かず、給料が下がる事が決定しました。
夫はこの頃から、またスマホで求人を探すようになりました。
そして、本当に給料が下がりました。今まで貰っていた給料より5万以上は減りました。
夜勤手当も半分以下になりました。
でも、変わらず仕事はキツい。一番納得のいっていなかったのは夫でした。
仕事量は増え、きつくなったのに給料は減る。おかしな話ですよね。
儲かっているのは会社だけです。
私もこんな会社早く辞めて欲しいと思いました。
でも、生活があるし転職して1年でまた転職なんて印象も悪くなる。夫は早く辞めたがっていましたが、私は反対の気持ちでした。
やりたい事がみつかる
「この職種に就きたい!前からそう思っていた。」と私にスマホの求人を見せ、そう言ってきた夫。
私からすれば、どうして先にその仕事を探さなかったの?という感じです。
「ん~なんか焦っていたし…こんなにきつい仕事だとは思わなかった。」
「求人に体力が必要って書いてあったし、その仕事をちゃんと調べなかった自分のリサーチ不足だよね。」
夫の言い分もわかります。焦らせてしまったのは私だし、また変な会社に勢いで入社してブラック企業だったら…と思うと2度目の転職は応援できませんでした。
夫はハローワークに行き、希望する会社の求人票を持ってきましたが、私はまともに見る事すらしませんでした。
やつれていく夫
ある日、夫が珍しく体調不良を訴えてきました。毎日暑い中、外での仕事です。熱中症のような症状でした。
この時は、休んで良くなりましたが、日に日に夫はやつれていきました。
58㎏あった体重も52㎏まで減り、口数も少なくなり、口を開けば「きつい、きつい」と言っていました。
そりゃそうです。朝も昼も夜も夜中も働いて、休みも少ない。
日曜日は昼は休みでも夜に出勤という勤務で、一日休みなんてものはありませんでした。
このままでは夫の体力が持たない。夫が死んでしまったら終わり。
生活よりも夫を優先させないといけない。そう思い、私は以前、夫が就きたいと言っていた仕事の求人票を見せてもらいました。
給与30~35万
資格取得制度あり
賞与あり
週休二日制
このような内容でした。
資格も取らせてもらえるならまたこの先役に立つし、この業界ではこれくらいの給料が当たり前なので、どこに行っても通用する。
実は、以前からこの資格を取りに学校に行こうかと話しをしていました。
でも、現実問題、資格取得のお金もないし、その間に無職になってしまう事が怖かったので実現しませんでした。
会社で資格を取らせてくらるならいいじゃない!
夫にこの会社に面接に行くように勧めました。
無事合格!転職決定
夫が面接に行った時に、もう一人受けている人がいて中途採用は一人だけという事だったのでどうなる事かと思いきや、無事に内定し転職が決まりました。
まだ入社していないので実際の給料はわかりませんが、今までのように3Kと言われるきつい仕事ではないです。
長々とお読みいただきありがとうございました。
うっかりブラック企業に入社してしまった夫の話でした。焦って仕事を決めるといい事ないですね。
あのまま仕事を続けていたら、確実に夫は体を壊していたでしょう。
夫が働いていた部署は、40代以上の人が役職の人以外いなかったそうです。
という事は...
辞めて正解でした。(後からわかりましたが、離職率の高い職種でした)
肝心な給料ですが、最初こそ30万以上貰っていましたが、正社員になって引かれものが多くなり、手取り月収21〜25万といったところです。
また詳しく書きます。
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