こんにちはヾ(@°▽°@)ノ人づくりチェアマンです


前回は自己紹介でした


次はこの5年間の振り返りです


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高橋:ありがとうございました。今日はこの5年間を振り返って、この事業について考えるきっかけづくりにしたいと思っています。受付でパネラーの皆様のプロフィールもお渡ししておりますが今日のテーマを考える上で私は最強最高の素晴らしい人ばかりだなあと思っています。貴重で大変いい話が聞けると思いますので宜しくお願いいたします。本題に入っていくわけですが、冒頭、映像でこの5年間を振り返っていただきました。私の方から確認の意味でも5分程度でスライドを用いて改めて5年間を振り返ってみます。2006年度は事業の立ち上げということでキャリア教育に関する講演会、講師は朝山さんに来ていただきました。そして記念すべき第1回目のワークショップは東中学校の1年生にビンゴ・マップを行いました。当時理事長は七尾先輩。担当委員会は事業担当委員会で阿部君でありました。次、2007年度の取組みですがこの年は2校でワークショップを実施しました。南中学校でビンゴ・マップ、東中学校でコミュニケーションゲーム。青森JC型キャリア教育を考えるシンポジウム、朝山さん、県の人づくり戦略チーム、大坂さんも参加しシンポジウムを実施しています。2008年度です。この年はワークショップそのものは3校実施しています。夢発見ワークショップの理解を深める例会、ということで、なるには探偵団体験。同様にかっこいい大人ニュース体験の例会も実施しています。東・南中でなるには探偵団、浦町中学校でビンゴ・マップでありました。2009年度でありますが、今まで1校から3校実施でありましたが、合計7校。受講する生徒も飛躍的に伸びまして1296人の子ども達にこの年実施しています。この年は青森市だけでなくて十和田市、外ヶ浜町でも実施しています。また、かっこいい大人ニュースを初めて実施しています。事業5年目の2010年度でありますが2009度もそうだったんですが市民参加の拡大ということを更に重視し、ファシリテーターのトレーニングもかなりの回数を開催しております。また7月に浪打中で特別支援学級で初めてワークショップを実施しております。5月には青森商工会議所青年部との合同例会でビンゴ・マップ体験により協力を仰ぎ、ワークショップは9校、計10回の開催で受講生徒は1500人を突破予定です。それぞれの年度で特徴的な取組みもありますし、また、その年度毎の委員会のカラーも色濃く出されてきたのかなと思いますが、この5年間合計でワークショップの開催数は23回、3781人の子ども達に実施して参りました。これより青森JCの2006年度から2010年度の取り組みに対する感想やご意見などを各パネラーの方々からお伺いしたいと思います。初めに朝山さんからお聞きしたいのですが、そもそも5年前の青森JCとの出会いは一体何だったのか。どういう出会いであったか。また、これまでの5年間関係が築かれてきたわけですが、JCとどういう関わり方であったのかという点など、朝山さんなりにこの5年間を振り返っていただきたいと思います。


朝山:青森JCとの出会いは会場にいる阿部吉平です。TBSのイブニングニュースというのがありまして、ちょうど5年前だと思うんですけど。ずっと取材してくださってくれて夕方6時頃8分間映像が流れてですね、それをたまたま見てくださっていた。ちょうどその事業探求委員会の委員長ということで、どういう事業をやればいいか模索されていました。それでこれだと思ってご連絡くださったのが始まりです。その後、委員会の方々がわざわざ川崎まで足を運んでいただきまして進めていただくことになりました。JCは単年度制であるということでそこは一つネックではありましたところ、5カ年計画ということをご提案いただき始まりました。すごいなあと、これは本気なんだというふうに私たちも腰が入ってですね、始まったわけなんですが、キーパーソンも当時5年前ですから、ほんとに始まったばっかりでNPOって何なんだと学校側からも言われてしまうという状況の中で模索しながら進んでいました。そんななか5年間、共に進んでくれる仲間ができるということはとても心強いと思いましてパートナーシップという関係を日本ではじめてスタートを切ったという状況でした。プログラムを私たちが提供しましてそれを青森JCが青森市内で実行するという全国的には先進的なモデルとなったわけです。プログラムも4つ導入してくださいましてビンゴ&マップ、なるには探偵団、コミュニケーションゲーム、かっこいい大人ニュース、これらをファシリテーターを育成するために導入させていただきました。そして、今までで一番印象的だったのが東中学校で阿部さんが理事長だったときに生徒に向かって「青森は今やばい、なんとかしないといけない」とおっしゃって生徒たちは引き込まれるように聞いていまして、その意味は青森JCが子供たちのために一生懸命に時間を使い、心をかけそして育てていけばきっと青森を愛する子供たちが育つ、青森を誇りに思う子供たちが育つ、そして、もし青森をから出ていくことがあっても必ず戻ってきてくれて青森を支え、青森を作っていく人になってくれるとおっしゃいました。私はそれを聞いてとても感動してキーパーソンもがんばらないと、と思い進んできたということが印象に残っていることです。JCが素晴らしいと思ところは学校の先生だけに任せるのではなく、学校、保護者、PTA,JC、そして地域の皆様と一体となって一致団結し、取り組んでいるところがほんとに素晴らしいと感じています。今、地域が失われつつあります。特に川崎は都市が大きいばっかりに東京と横浜に挟まれて、川崎都民という言葉が出るほど川崎という地域は難しい面があります。そういうなかで青森が川崎を超えているなという点は地域が失われつつあるなか、地域の人たちが繋がっていくという素晴らしさ。今自分の足元にいる子ども達、今目の前にいる子ども達と面と向かって繋がる素晴らしさ。これをキーパーソンは大事にしていますし、青森JCはそこを実践しているんだなと感じてましてその場を意図的に作っていかにければいけないんですよ私たちは。ネットでつながることはできるけれどそれだけじゃだめなんです。面と向かって手を取り合って肌を感じて呼吸を感じあうような場をキーパーソンはプログラムを提供し、皆様がダイナミックに行っています。いつもJCのことを尊敬しています。


高橋:ありがとうございます。初年度、事業探求委員会が担当という話がありました。昨日私びっくりしたんですが私もこの事業探求委員会に所属していたということを初めて知りました。というのは東京に単身赴任していた時期でありまして5年後の今、担当委員会にこうしているというのも何の因果かと思いますが、只今、5年前からの出会いからこれまでのご感想をいただきました。お褒めの言葉も頂き大変ありがたく思います。次に横山校長先生にお伺いいたします。我々のキャリア教育の取組みを学校側として受け入れて下さっているわけですが教育者として私どもの取組みに対する御感想などを頂戴したいと思います。


横山:私は本校に赴任して3年目になります。この3年間言い続けてきたことがあります。それは「学校とは、自分の頭と体と心を鍛えて夢を語るところである」と、この言葉はこれからも言い続けていきます。夢を語るとはどういうことかといいますと、自分の近い将来・未来に思いをめぐらすことあると話しています。しかし、ただ単に頭と体と心を大いに鍛えまししょうだけでは駄目なんです。やがて子供たちはなんのためにという疑問が生じるからです。そういう意味でこのキャリア教育、夢発見ワークショップは夢を語るという部分に具現化するためのひとつの扉ではないかと思っています。夢発見ワークショップで様々な社会人に出会い語るということは中学生にとってとてもいい機会であり、刺激になると思います。普段の生活では実際に働く大人と接する機会というのはない。これからもぜひ、続けていって欲しいと思います。


高橋:ありがとうございます。生徒へ刺激となるとのお話がありましたが、先般浪岡中学校でワークショップを行った際に校長先生からワークショップ終了後の面談で「この活動は子ども達のためにもなるけれども、先生にも、もの凄い刺激となる。外部から来て教員の免許もないのに2時間なり教壇に立つことを先生も見ている。」また、荒川中の校長からも「皆さんのパワーというのはもの凄い」と言われました。「自分たちは毎日学校に来て教壇に立っているから君たちのようなパワーはとてもじゃないけど出せない。」というようなお話も頂戴したことがあります。校長先生、この生徒だけでなく学校の先生へ与える刺激という点ではいかがでしょうか。


横山:それは当然、刺激はありますよね。いろいろな職業の方がおりますからその方々の雰囲気というのはあるものです。全く知らない店にいって扉を開けて座るとあなた学校の先生でしょう、と言われることがある。人にはにじみ出るものがあると思うんです。


高橋:すいません。突然のふりで。それでは次に大坂さんにも同じ質問となります。子を持つ親の立場で、またPTA活動を長らくやられている立場として私どもの取組みに対する御感想などを頂戴したいと思います。


大坂:子を持つ親とすればとても斬新な学校教育にはない取組みだと思います。私は3人の子供を育てているのですが、よく自分の偏差値にレベルを合わせて進学できる大学にとりあえず入学し、将来の職業を考えることが後回しになってしまった結果、自分と合わないという理由で大学1、2年生の時に中退するということをよく聞きます。そうすると親は大変です。その間の授業料、受験料も入学金も全て無駄になってしまう。そしてまた一からのスタートとなり出遅れる。ですが将来自立した人間になれるよう望ましい職業観、勤労観、職業に対する知識をJCはゲーム感覚で身につけさせてくれる素晴らしい内容で取り組んでいると思います。ほんとに体験できる学校は幸せで、むつとかの方も、どうしてうちでやってくれないのかなという話を県PTAで言われたことがありました。PTA活動をやっている立場としましては、青年会議所の活動は世界にある職業のバラエティーさを教えてくれている。将来の職業をきちんと考える機会を与えて下さっていると言えます。9月にかっこいい大人図鑑をやった時にメインファシリテーターが阿部吉平さんでサブが私でした。現代の子どもは日常身近な大人と言えば、親や学校の先生、塾の先生や親戚のおじさん、おばさんぐらいしか交流がない。知らない大人と関わりを持つことはとても大切なことだと阿部さんはおっしゃっていました。JCの取組みは正に交流を持ちながら人づくりに正面から向き合い、小さな種から大きな木を育てる素晴らしい取り組みだと思います。子供にとって将来に関わるとても大事な取組みですので是非今後もずっとずっと続けて頂きたいPTAの立場からも申し上げたいと思います。


高橋:ありがとうございます。親の立場またPTAの立場ということで5年間取組に対するご感想を頂きました。次に同じ質問となります。工藤理事長には同じ青少年育成事業をやっているNPO法人として、また青森JCの先輩としても現在の私どもの活動に対する御感想を頂戴したいと思います。


工藤:一番最初にJCでキャリア教育をやるという時に阿部吉平さんが私のところに相談に来ました。どこかこのプログラムをやってくれそうなところはないかというお話だったと思いますが、その時に大坂さんが東中学校の会長であったのでそこから一番最初は始まったと記憶しています。私もこのキャリア教育に4回ほど参加させて頂いていますがほんとに素晴らしい事業だと思いました。私も子どもがおりますし、PTAもやってますが、小学校から中学校に上がる子ども達というのは、やっぱり小学校というのは自由でみんなで楽しく遊んで学ぼうという感じですが、中学校に入った途端、制服があって、規律があって、学力にも力が入ってくる。人生で初めて試験の結果で自分に順番がつく。3年では高校入試があります。高校入試というのは私はとても大事な関門だと思いますが、進む高校によってある程度進路の幅が決まってきます。それを中学校のうちに選択しないとだめなんですね。ということは中学生のうちに将来の自分の職業も含めた、将来の道をある程度考えるということが必要になってくる。そういう年代だと思いますので、そういう意味では本当に最適な時期に最適なものをやっているなというふうに思います。実は一昨年、県の教育委員会がアンケートを行いました。そのなかにそれを裏付ける回答があるんですけれども、中学校の卒業生に中学在学時に指導して欲しかった事柄は何でしょうか、と聞いたら自分の個性や適性を考える学習という答えが半数、51%ありました。更にまだ在学している中学校3年生に、自分の将来の生き方や進路について考えるために学校の時間の中で指導して欲しい事柄は何ですかと聞くと自分の個性や適性を考える学習というのがやっぱり1位。47%です。それだけやはり中学校高学年というのは不安な時期です。将来自分がどういうふうになっていくのかということを…まだ高校に行けばある程度自分の考えが固まってくると思うので、そういう時期やったというのは素晴らしいことです。このJCのキャリア教育にはそれだけで充分な価値があると思います。この色々なプログラムがあって私が関わったのはすきなものビンゴとお仕事マップとかっこいい大人図鑑となるには探偵団と思うんですが、それぞれに段階にあった様々な工夫があって、特にお仕事マップでは、その子が好きなものや興味をもっていることから色んな職業が派生して出てきますよね。それで職業は2万8千以上あるという。その一つ一つの仕事が子ども達にとっては全て可能性となる。それで選択肢の中の一つになるので実際参加した子どもたちにとっては今を一生懸命頑張る大きなエネルギーになっていると思います。


高橋:ありがとうございます。4名の方からそれぞれお褒めの言葉も頂きありがたい限りですけれども、これを受けて西田理事長、この5年間を振り返っての2010年度青森JC理事長としての御感想、コメントをお願いします。


西田:2006年度から2010年度までの5年間の感想ということでありますが、ほんとに思うのはこのブログラム夢発見ワークショップに青森青年会議所は出会えてよかったと思います。先ほどお話しがありましたが当時2006年度、阿部委員長が青森青年会議所に持ってきてそこから5年間やってきたわけですが、5年間よくやってきたなというふうにも思います。先ほどのスライドにもありましたが23回、3781名の生徒にこのプログラムを提供し続けたということは素晴らしいことだと感じています。正に継続は力なりといったところです。個人的には2006年度に初めて実施させていただいたが最初の印象というのは、あまりポジティブじゃなくて大変だなあとか、辛いとか、やれるかなといった印象でありました。というのも事業自体の性質も中学校にお昼過ぎに行ってプログラムを行い夕方戻ってくるとなると、半日仕事を休んでという形になります。その上にファシリテーターのトレーニングをするということもあり、ボリュームもありやってて大変だという感じがあったわけですが、ただそこから続けてやっていくうちに、中学生の生徒さんと接することが自分自身だんだんと楽しくなってきました。たぶんメンバーの皆さんもそうだと思います。私たち先生じゃないんですね。先生じゃないのに学校に行って子ども達に自分のやっていること、あるいは仕事のことを伝えられるという機会はだぶん周りを見ても青年会議所にしかないんじゃないかと感じてしまいます。こんな素晴らしい機会を継続してできたことをいいなと思いますし、今年にいたっては9回開催させて頂いていますが今の気持ちはもう9回やったの?という感じですね。あと1回、横内中学校さんでやりますがまだまだやりたいなという気分であります。青年会議所メンバー一人一人もキャリア教育の必要性というか素晴らしさを感じた5年間であったのではないかというふうに思います。


高橋:ありがとうございます。先ほどから阿部吉平君の名前ばかり出てくるのですが2006年度の事業探求委員会委員長でした。2007年度は青森の夢創造委員会、理事長が三浦慎太郎先輩でこの時、委員長は藤田陽一君でした。2008年度は理事長が阿部君で担当委員会がまちづくり事業委員会で委員長は白鳥五大君です。2009年度は手島正人君が理事長で担当は青少年育成室、工藤昭仁君が室長でありました。そして今年に繋がるということで5年間実施してきております。次のテーマに入る前に朝山さん、他のパネラーの方からプログラムの内容そのもののお話やその他様々ありましたけれども皆さんからのお話を聞いて感ずること、何かありますでしょうか。


朝山:皆さん本当に取組みを一生懸命やって下さったんだなというのが伝わってきて、私たちキーパーソンもこの事業の大変さというのをよくよくわかります。ですから今、西田さんがよくやったなあと思う、というのはほんとにそのとおりでほんとの心から出た言葉だなというふうに思って改めて皆さん頑張っていらっしゃったんだなあと。5年前に始められた勢いを5代にわたって引き継いでいくということはとてつもなく大変なことだと思うんですね。それを毎年毎年、理事長が代わられて委員長が代わられても、変わらず継続されてきた底力と申しますか、そこに毎回感動して青森JCってすごいなと毎回感じ続けてきています。この取り組みが実は全国に広がっていまして、恵庭JCはうまくいっていないようなんですが、来月は岩手NPOキャリアコンサルタントとか福岡もそうですし、いろんなところで広がっているんですね。ですから青森JCの先進的なモデルというのが5年間も続いて、その実績やノウハウを培っていらっしゃるということはもっと誇りに思ってアピールしてもいいんじゃないかなあと感じています。先日も私たちキーパーソンで行っているファシリテーター養成講座に参加するのに費用がかかります。それを全国から来て下さるんですね。この間は弘前市からもいらっしゃいました。「青森JCでやっていることをご存知ですか」と聞きましたら、「知らなかった」ということでした。じゃあ、「うまく連携できるといいですね」と言いましたら、「そうですね」とおっしゃっていて、青森市と弘前市と違う都市ですのであれなんでしょうけれど、助け合ったりとかできるんじゃないかなあと思ってました。その方はキャリアコンサルタントですがキャリアコンサルタントの方のご関心というのはすごく強くて、岩手もそうです。キャリアコンサルタント研究会。キャリア形成の過程で子どもの頃ほんとこういう教育が必要だったと思って下さっているそういう現場からの声があります。


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