いきなりですが、整骨院と整体院の違いをご存じでしょうか?

私は「勿論」知りませんでしたので調べてみると、はっとりはりきゅう接骨院さんのwebsiteで、

【お身体の処置・治す】ということが目的の場合には、接骨院を利用しましょう。
【疲労を取るためのリラクゼーション】が目的の場合には、整体院を利用しましょう。

と分かり易く説明しておられます。

加えて、

スポーツのケガやギックリ腰・捻挫・肉離れ・ムチウチなどの専門的な処置が必要な場合には、接骨院をご利用いただくと「健康保険」を使用して施術が可能です。

の下線部もポイントです。

かかる理由は様々でしょうが、私の場合は長年ギックリ腰に悩まされ、整形外科やカイロプラクティック、更には街中にあるマッサージ屋さんにまで通っていたものの十分な効果がありませんでしたし、当地に越してきてからも家事で重いモノを持った時など、急に腰を痛めることがありました。

そんな時に知人に教えてもらったのが某整骨院なのですが、治りませんでした。

止む無く、整形外科と理学療法士さんに世話になっていたのですが、別の機会に教えて貰った整骨院に通うことで、改善してきました。

整骨とは「骨を整える。」と書きます。

病院の先生によっては否定的ではありますが、私の（内科系の）主治医は「治るのならそれでいいんだ。」と言っています。

一般には、整骨院では保険の範囲で対応してくれるものの、料金体系は各院ごとで異なっています。

なので、

料金
予約制度の有無
家からの距離
営業時間
先生との相性

などを基準に選んだらよいのと思います。

特に最後の先生との相性が結構大事で、合わないと思ったら変わることをお勧めします。

というのも当地の場合、

と多くの整骨院があるのです。

理由が分からなくて不思議に思っていたのですが、「農家や福祉サービス職の方が多いから。」と先の知人が教えてくれました。

特に農家さんの場合は、農繁期を終えたら体のメンテナンスに通って次の仕事に備えるそうです。

また、当地では「元湯」と呼んでいる温泉が多いのも特徴です。

違いについては、

独自に源泉を持っているかどうかの違いです。源泉を持っていない施設は、湯元・元湯・湯主とは言いません。

とYahoo知恵袋で温泉旅館番頭さんが説明くれているので参考にしていただくとして、人吉球磨下の各温泉の施設の状況はわかるわけでなないので、当ブログでは「温泉」で統一します。

その温泉は旅館やホテルの宿泊客以外でも利用できるのが通常ですし、所謂銭湯的な温泉、更には人吉球磨下の各自治体管轄の温泉施設もあります。

明治期創業の大和一酒造元さんのwebsiteでは、

人吉温泉の発祥は５００年以上前の室町時代。熊本の南部一帯を治めていた相良氏の１２代領主相良為続が明応元年（1492年）に林温泉「湯楽寺」に泊まり、温泉に浸かったという記録が残っています。以来、この地には「湯の元観音」が祭られ、湯の神神社も建てられています。

と説明されているので、長い間、地域で温泉を守ってきたのでしょうが、同社自身も

人吉温泉発祥の地（林温泉）に位置し、昭和初期には公衆浴場が蔵に併設され賑わいました。

だそうです。

同様の例として、球磨焼酎「繊月」で知られる繊月酒造さんも、本社事業所の隣で堤温泉を運営しておられます。

元々は、ココで紹介されている建物だったのですが、2020年の豪雨災害で被害にあって、現在は、ココのようになっています。

先の大和一酒造元さんのサイトでは、

本格的な温泉開発がすすんだのは明治期から。人吉温泉には北原白秋、斎藤茂吉、若山牧水、徳富蘇峰、田山花袋も宿泊。文化人にも愛されました。大正から昭和にかけては、多数の公衆温泉ができ、その数は２０軒を超します。それは今も、温泉を求めてやって来る旅人と庶民の憩いの場となっています。

とも紹介されていますが、整骨院で体を整えて貰って、温泉に浸かって、焼酎を飲みながら食事をいただければ、こんな幸せなことはありません。

生活インフラ14：整骨院と温泉